夫の気持ちが分からない!
ご主人と夫婦喧嘩になったとき「お前は人の気持ちが分からない!」とか「俺の気持ちはあなたには分からない」などと言われて非難されることはありませんか?
このようなことを言われるとショックも大きいですが、実は「相手の気持ちを理解する」というのは、夫婦関係を修復していく上で非常に重要なポイントを握っています。相手の気持ちを十分に理解して上げて「あなたの気持ちはこうだよね」と共感していけば、怒りはスッーと消えていきやすいですし、相手の気持ちを無視した発言を繰り返せば、怒りがどんどんエスカレートしていきます。
そこで、今回は相手の気持ちを理解する共感力を高める方法についてお伝えします。

私も「あなたには俺の気持ちは分からない」と先日言われてしまいました。。どうしたらもっと他人の気持ちを理解したり、共感力を上げることができますか?
理解することが改善の鍵
夫と対立が生じてしまった際、関係を修復していく上で非常に重要になるのが共感です。相手の気持ちに共感して、理解するようと努めることで、相手が「自分の事を分かってくれた」と思い、それが「許し」につながるからです。
ただ、実再問題「自分はあまり相手の気持ちを推し量ることが得意ではない」という人もいると思います。相手がどのような気持ちなのか?イマイチよく分からないということです。
このような時、重要になってくるのが、実際に相手の気持ちを聴くと言う行動です。一般的に傾聴と呼ばれる行動を通して、相手の気持ちをしっかり聴いていくことが重要です。
傾聴では、相手に質問をして、少しずつでも良いので真意を話してもらうようにしていきます。
理解するには傾聴が鍵
傾聴で相手の気持ちを理解しようと思うとき、重要なのは想像力です。相手の立場に身を置き、相手の目で問題を見直してみることが重要だからです。
しかし、自分の想像力が及ばす相手の気持ちが理解出来ないということもあると主います。こう言った傾聴で鍵を握るのは、相手への共感力です。
この共感力を鍛えておくことが、傾聴を上手く実践する上でのコツになります。
共感力は伸ばすことができる
ニューヨークにあるニュースクール大学の研究では、被験者を4つのグループに分けて、共感力を向上させるための実験を行いました。
出典:ニュースクール大学
1つ目のグループはSFなど娯楽性を追求したフィクション作品を読んでもらいました。2つ目のグループは芸術性に重きを置いている文学作品を読んでもらいます。3つ目のグループは実用書。4つ目のグループは何も読まないというカテゴリに分類します。そして、その読書を終えた後で他者考えや気持ちを想像する力を測るテストを実施。
すると、実用書や様々なジャンルのフィクションを読んだグループは共感力に差が出なかったものの、文学作品を読んだグループだけが、相手の表情から気持ちを読み取る能力などの共感力を高めたというのです。
しかも、本人が文学が好きか嫌いかにかかわらず、共感力を向上させることが出来ました。文学作品には、かすかな手がかりから、登場人物の心の動きを想像する必要があるため、それを読むことで他人への共感力が高まったと考えられます。
その他、カナダ・トロント大学でも、日頃から小説を読んでいるグループの方が、実用書を読むグループよりも、他人の気持ちに敏感で、共感力も向上していたと報告されています。
気持ちを理解する練習を積む
このように、日常的に文学作品に触れておく事は、共感力を向上させる効果的な方法です。
もし、あなたも夫婦関係の修復に傾聴を活用しようと思ったら、文学作品に触れてみる…ということを試してみてください。文学作品というのは、娯楽性の強い小説とは異なります。芸術性を重んじている作品のことで、例えば夏目漱石や島崎藤村などの書いた文学作品などのことを指しています。
日頃からこのような素晴しい文学作品に触れておくことで、相手の気持ちを理解しやすくなり、最終的には夫婦関係の修復にも大いに役立ちます。
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