ご主人と信頼関係を築くために、たとえば小さな親切をしましょう、ということがあります。しかし、時々そういった行動を「私は夫のご機嫌取りなどしたくない」と言ってくる人がいます。親切にすることも、話を聞いたりすることも、全部、ご機嫌取りだというのです。

そういう人は信頼を築くという行動を大きく誤解しています。相手のご機嫌を取れば、信頼を勝ち取ることができるという信念を持っていると、ご主人に対して何かすることはすべてご機嫌取りだと考えてしまいます。しかし、そもそも必ずしも、信頼を築くために、相手の気分を良くすればよいということではありません。例えば、信頼を築くときには、相手が間違っているときは、相手のために叱責をしなければいけません。叱責は、むしろ相手に気分を悪くさせる行動です。信頼を築くというのは、相手のためを思って行動するということですから、叱責だって相手のために行うということです。ところが、ご機嫌取りとしか思っていない人は、自分のためにやっているから、いつまでもそういう考えを拭い去ることができません。こういった見方を変えていかない限り、ご主人との夫婦関係も前進することは難しいと言えます。