明日には別居を控えているという場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?適切な対応しておかないと、別居が始まってから困ることになります。そこで今回は、するべき事や注意点、体験談などを中心にお伝えします。
- 明日から別居が始まる
- 何かすべき事がないか?考えている
- 将来、問題をスムーズに解決したい
別居の前日にするべき5つのこと
ここでは、別居の前日にすべきことを整理してお伝えします。別居がこれから始まる…というタイミングだと、今後の事が心配になりますよね。例えば「本当に、将来同居にまた戻すことが出来るのだろうか?」などのことです。そこで、ポイントを踏まえて別居に進めるようにしてください。
話し合いの約束
話し合いの約束をすることは、別居の前日にすべきことの1つです。これは、別居の原因名となった夫婦問題を放置せず、定期的にコミュニケーションを取り解決するために重要です。例えば、月に1回程度の話し合いの日を決めておくことで、夫婦問題の解決に向けて前進していけます。ちなみに、月1回程度というのは目安であり、個々の夫婦によってどの程度の頻度で話し合いをするべきかは変わってきます。
別居先の確認
別居先の確認ことは、別居の前日にしておくべき事の1つです。これは、万が一の緊急事態に備えるためです。何かあったときは駆けつけることが出来ます。しかし、別居後のプライバシーを尊重し、かつ相手を不安にさせないために、別居先に安易に訪問しないという約束をしておいたほうが妥当です。一定数「住所を教えたらすぐに来るのではないか」という不安をもつ人がいるからです。
生活費の取り決め
生活費の取り決めもしておきましょう。別居後の経済的な不安を軽減し、できる限り不便のない生活を維持するために必要なことです。具体的には、どの程度の金額をどのような方法で受け渡すかなどを決めておきます。「銀行振り込みで毎月25日には振り込む」とか「毎月20日くらいに手渡しで渡す」などのことです。また、必要になる生活費は別居後にも変動することがあります。その場合、その都度話し合いによって決める必要があるので、そのことについても前日に確認しておきましょう。例えば「もし生活費が何かの事情によって変わる事があれば、その都度話し合いたい」などのことを伝え、承諾を得ておきます。
面会日の設定
面会日の設定を行うことは、子供がいる場合に特に重要です。事前にこれを決めておくことで、子供への負担を軽減することが出来ます。具体的に決めておくこととしては、面会の頻度、日時、場所などです。一般的には「月に2回」などのようにざっくりとした形できめることもおおいです。また、習い事などがある場合、その送迎をお願いするなどの形で面会日以外にも設定してもかまいません。
微調整することの約束
面会日や生活費の取り決めをしたとしても、別居開始後も必要に応じて微調整する可能性があることを伝えておくことことが必要です。特に別居が中長期にわたることもあるため、その間、生活環境や状況の変化が起こり得ます。生活変化に伴い、生活費の変化、面会日のスケジュールなどは変わっていきます。こういったことが起こりうるということを相手に伝え、そのときには改めて話をしていこうと伝えておいてください。
また、別居が中長期に及ばなくても、実際に別々の生活が始まっていたら想定していたものと違っていたということもあります。例えば「面会日は月1回で良いだろう」と思ってたら、実際にはもっと面会日を設けないと子供も不安に感じているということもあるかもしれません。なので、このあたりは柔軟に対応出来るようにしたいと、別居前日には相手に伝えておきましょう。
体験談『別居前日に話し合いをした』
ここでは別居前日に話し合いをした方から、ブログ読者さんのために参考になればということで体験談を送ってもらったので紹介させていただきます。ぜひ、参考にしてください。
夫の意思がかたい
夫から別居したいと言われ、私は最初は強い反対の気持ちを伝えていました。しかし、夫との話し合いを重ねるうちに、意思が固いことに気づき始め、このままではどうにもならないと感じ、私は夫婦やり直し相談室に相談しました。
話し合いうべき項目をリストアップ
相談室で話をしていて、やはり夫の別居の意思が固いということを確かめてもらい、今後は別の方針を立てることにしました。別居する、しないということで揉めるのではなく、別居後も困らないように事前に準備することにエネルギーを注ぐというものです。私たちは面会日の設定や定期的な話し合いの機会を設けるなど、別居前日までに夫と決めておくべき項目をリストアップしました。
スムーズに別居できた
別居前日には、このリストをもとに夫と話し合いをしました。お互いに必要なことを確認し合意に至ったことで、別居が始まっても生活上の変化は最小限に抑えることができたと思います。不安でいっぱいだったのですが、別居にスムーズに移行できたことで、心に余裕が生まれたと思います。
同居に向けて再スタート
今は気持ちを切り替え、同居に向けてどう行動するべきかにエネルギーを注げています。別居は辛い出来事でしたが、今は再スタートする気持ちで臨んでいます。修復に向けた良いスタートを切れているので、この前向きな気持ちで次のステップに進みたいです。
別居前日の注意点
いよいよ明日以降、別居が始まります。そこで、ここでは別居前日に注意しておくべき点を取り上げ解説します。注意点を守って進めるようにしてください。
雰囲気を悪くしない
別居前日に、雰囲気が悪いと今後、同居に戻すことがより困難になります。例えば「別居する、しないのことで、前日も対立している」などのことは避けていきましょう。明るい雰囲気にすることは困難ですが、それでも悲壮感や険悪な雰囲気は避けたいところです。このような前日の雰囲気は、今後の修復や同居に戻すためにも重要です。
権利の主張ばかりしない
たとえば「連絡は5時にしてほしい」「生活費は直接自宅にもとってきて欲しい」など、あまりこちらの権利を主張することばかりに話しが終始しないようにしてください。もちろん、必要な事は伝えなければいけませんが、権利の主張ばかりになり、こちらの要望が多くなると、パートナーが不公平に感じて、尾を引くことになりがちです。
まとめ
今回は別居前日にするべき事について解説しました。これらの件を事前に決めておくことで、実際の別居生活が始まっても、変化や戸惑いを最小限に抑えることが出来ます。その他、同居に向けたノウハウなどは専用ニュースレターで公開しています。ご登録は下記の専用フォームからどうぞ。
よくあるご質問
ここでは『別居の前日にするべき事は?』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
翌日に別居を控えて不安
【Question】
夫との間で数ヶ月にわたる話し合いの末、明日から別居することになりました。頭ではもう別居は止められないと分かっているのですが、。別居を翌日に控え、不安でいっぱいです。面会日の設定や定期的な話し合いの機会など、細かい点は決めておりますが、それでも不安が拭えません。どうすれば良いでしょうか。
【Answer】
ご相談ありがとうございます。別居を翌日に控え、不安でいっぱいというお気持ちは非常に自然なことです。特に初めてのことだと、戸惑いもありますよね。
ただ、別居には確かに共有時間が減るというマイナス面もありますが、一方で、自分の心を整えるための時間が増えるなど、複数のプラス面も存在します。不安は大きいかもしれませんが、距離を置くことで、お互いの価値を再認識し、コミュニケーションの改善につながることもあります。ですので、今は不安でいっぱいだと思いますが、少しでも自分の心を休ませる時間をとってください。
前日なのに別居の準備ができていない
【Question】
気づけば別居の前日を迎えてしまいました。しかし、肝心な生活費の取り決めや子どもの面会に関する詳細について、まだ何も話し合いができておらず不安です。このまま準備不足のまま別居に踏み切ってよいのか、後でどんな問題が生じるのかを考えると心配でたまりません。別居を延期してもらうなど伝えた方が良いでしょぅか?
【Answer】
さすがに前日と言うことだと、パートナーも既に別居先への引越しの準備をしていると思います。そのため、それを止めることが現実的に難しいのではないでしょうか?もちろん、本人がそれでもいいというのであれば、かまわないと思いますが。
延期してもらうことが難しい場合は、別居後今後の事について話しをしたいということを伝え、間髪入れずに面会や生活費の琴似って決めていきましょう。