突然、パートナーから離婚をしたいと言われると、動揺してしまいますよね。特に相手の態度が頑なだと不安になりますし、もう回避できないのではないかと感じているのではないでしょうか。

DIMSDRIVEのリサーチでは、実際に離婚を考えたことがあるという夫婦は、「よくある」「たまにある」をあわせると44.5%に達しています。このデータを見る限り、離婚を考えることは決して珍しいことではないということになります。

出典:DIMSDRIVE『離婚に対する意識』

「以前から離婚のことを言われている」ということもあれば、「突然、前兆もなく離婚と言われた」ということもあると思いますが、どちらにしても、一刻も早く回避のための方法を実行に移す必要があります。

正しい方法を実践すれば、離婚を回避していくことは多くのケースで可能ですので、焦らず今回の記事をお読みください。

ご相談者様ご相談者様

連日離婚だといわれて、精神的に参っています。具体的にどんな方法を使えれば回避できるでしょうか?

離婚回避の方法とは?

離婚回避の方法とは、相手から離婚要求があったとき、それを避けるためにとる方法のことです。

相手から離婚要求があると言っても、自分がそれに同意しているとは限りません。つまり、夫婦の一方は離婚を希望していても、もう一方は修復したいと思っているような場合、意見に相違が生じます。

修復したいと思っている方は、結婚生活を続けたいという希望があるため、通常、何らかの離婚回避のための方法をとる必要があります。

離婚回避のためにとれる方法の種類

離婚回避をしようと思ったら、いくつかのとれる方法があります。そこで、ここではその方法の種類について整理しておきます。

法的な対処方法 調停・裁判などによる決着を試みます。
コミュニケーション・心理的な方法 夫婦関係に重点を置き、今後も結婚生活を続けていくための関係改善を行っていきます。

また、コミュニケーション・心理的な方法は、さらに複数の種類に分類できます。Rusbultたちによると、親密な人間関係の中で不満を感じるような出来事があった際、人々がどう対処するのかを次の4つのタイプに分類しています。

対話(voice) 問題について2人で話し合う
忠誠(loyalty) 相手を信じ、事態が改善されることを期待して待つ
無視(neglect) 事態を放置。相手との接触を避けたり無視する
離脱(exit) 相手との付き合いをやめ、別れてしまう

方法の善し悪しはありますが、分類の概略としては上記のようになります。

APA論文
『Exit, voice, loyalty, and neglect』
出典:Rusbult et al. (1982)

離婚回避の方法を選定する重要性

離婚回避の方法には様々な種類がありますが、どの方法を選定するかは決定的に重要です。間違った方法を選べば離婚リスクを高めることになりますし、逆に的確な方法を選べば離婚回避に向けて進めることができます。

自身が最終的にどういう結果を望むのかを決めて、選定するようにして下さい。どの方法が良いかは、自分が何を望むのかによって異なるからです。

目的が方法よりも先行する事についての図解
例えば「円満な関係をつくり、夫婦関係を継続したい」と思っているのであれば、「対話(voice)」を軸に離婚回避を進めるのが得策かもしれません。

あるいは「当面、離婚が延期されれば良い」ということであれば「忠誠(loyalty)」や「無視(neglect)」なども検討しても良いと思います。

その他「離婚になってもかまわない」と思っているのであれば「離脱(exit)」を検討し、あとは法的な判断を仰ぐということを検討するなどのことが考えられます。

離婚回避に効果的な方法

ここでは、前述した離婚回避法の種類として「対話(voice)」を選択していることを前提として、効果的な方法について解説していきたいと思います。

もちろん、「対話(voice)」とはいっても、具体的な方法は様々です。例えば手紙を書くことから、話し合いや日常会話まで、様々なアプローチがあります。

また、ここで紹介する方法を全部実行に移す必要もないです

ここのアプローチについては、自身の置かれている状況に合わせて取捨選択します。その取捨選択する際には次の3つの条件が揃っている事が基準です。

  • その方法に効果がある
  • 自分にできること
  • 状況に合っていること

離婚回避の方法を選択する際に役立つ図解

まずは方法自体が効果があると言うことが大切です。効果がないのであれば、実行に移す意味があまりありません。次に自分に出来ることである必要があります。どんな素晴らしい方法でも、今の自分にはできないと言うことであれば、実行に移せません。

そして、最後に自分の状況に合っていることが大切です。効果があり、自分に出来そうだと思っても、今の自分の夫婦関係には必要ないということもあります。例えば「手紙を書く」というのは効果があり、できそう…と思えたとしても、そもそも口頭で会話が自然に出来る状態なら、あまり必要性がないということもあるからです。

以上の事を踏まえて、離婚回避のために効果的な方法をお伝えします。

1.相手の立場から結婚生活を見直す

離婚だと言われた場合、ショックも大きいですが、いきなり何かパートナーに対して働きかけるのではなく、まずは自分で状況を整理してみましょう。

これまでの結婚生活を相手の立場から見直してみることは、離婚回避に役立ちます。例えば、昨年くらいから何となく無視されることが多かったな…ということを振り返る事が出来たら、相手の立場からどうしてそう言う行動をとったのか?などのことを紙に記していくようにします。

また、紙に書き出すという事は、整理する上でも客観視できるので、ぜひそうしてみてください。

視点取得についての図解

2.目指す目標決める

離婚の回避をすることが最終的な目標だったとしても、一朝一夕にそれが実現できるとは限りません。むしろ、多くの場合、もっと解決しやすい問題から進めていく必要があると思います。

例えば、「会話がほとんどない」という状況だったら「少しでも会話が出来るようにする」ということであったり、相手が「もう別居する」と言っているのであれば、別居を回避するということが必要かも知れません。

目標についての記事

離婚回避というのは、大目標として目指すとしても、小目標として「今月はこれを解決しよう」「来月はここまでを解決しよう」などを決めるようにしてみてください。

3.最初のアクションを決める

大目標として離婚回避というのがあり、小目標として「今月はこれに取り組もう」というものを決めたら、いよいよ行動をとっていくことを検討する事になります。

例えば「今週は小目標のためにこの行動をとっていこう」ということを意識していきます。絶対的に正しい行動も、間違った行動もありません。自分にとって何が正しい行動なのか?ということを見極めた上で進めるようにしていきます。

4.行動を振り返る

何かのアクションをとったあとは、それを振り返ることも必要です。日記や記録帳のようなものを記すようにしても良いと思います。

振り返る事が出来ると、自分のとった行動や相手の変化を見比べることができます。これがとても大事です。記録があるからこそ、今後の自分の行動をより効果的なものに変えていくことが出来るからです。

5.手紙を書く

メール/Lineや手紙などを離婚回避のために書くということもあります。内容はケースバイケースです。

何か相手のことを怒らせてしまったと言うことであれば、謝罪メッセージになる事もありますし、「話し合いをしたい」などの具体的な提案を伝えることもあります。

また、別居しているなどの状況があれば、コミュニケーションのために手紙やメール/Lineを送ると言うこともあります。

手紙を書くとの図解

6.話し合い

こちらが臨んでいなくても、相手が離婚の話し合いをしたいなどと伝えてくることもあります。離婚問題になっているときは、早かれ遅かれ、話し合いになる事は非常に多いです。

ただ、話し合いは準備なく臨んでも良い成果には結びつかないので注意してください。まだ話し合いはしばらくないだろう…と思える時は、ひたすら準備を進めたおいた方が良いです。

7.相談する

離婚問題は、非常デリケートで慎重さを求められます。そのため、独断で進めてしまうと間違った対応をしてしまうことも多々あります。そのため、できる限り客観的にアドバイスをもらいながら進めた方が適切です。

相談することについての図解

ただ、身内や友人だと、多くの場合、相談しても「もうれ離婚したら良い」などのように言われることが非常に多いです。なので、誰に相談するのか?ということは慎重に見極めてください。

離婚回避のために、やってはいけない方法

離婚回避に効果的な方法もあれば、逆にやってはいけない行動というのもあります。

適切な方法としてはいけないことの図解

例えば、焦って何度も相手と短期間で話し合いをする…などのことは、離婚リスクを高めるだけになってしまいがちです。

そういったNG行動を下記のページで詳しく解説していますので参考にしてください。

参考ページ: 離婚回避のためにやってはいけないこと

離婚回避が上手くいき始めた兆候

離婚回避のための様々な方法を行動に移していくと、少しずつその危機を脱することが出来るようになります。

良い兆候の目印

具体的にどんな兆候が見られれば、回避出来たことになるのか?その種類をいくつか紹介しておきます。

1.会話が自然に出来る

今まで無視や敵対的な発言が多かったのに、次第に自然な会話が増えてきたと言うことがあれば、これは離婚回避が上手く進んでいる兆候の1つです。

態度が柔らかくなってきたりする様子もみられます。ただ、「こう言う態度をとれば大丈夫」という境界線はなかなか引けないので、ある程度、主観的な判断になります。

2.ハッキリ告げられる

場合によってはパートナーからハッキリと「離婚することはやめる」などの発言が出てくることもあります。ただ、これは現実的にはそれほど多いケースではありません。

また、自分から「離婚することについてはどう思っているのか?」と聞くこともありますが、ここは慎重に進めてください。折角、前進していた夫婦関係が、これを尋ねることで離婚問題が再燃すると言うこともあるからです。

3.自宅で過ごす時間が増える

今までなかなか自宅にも帰ってこなかったのに、家で過ごす時間が増えてくると言うことがあります。このような場合も、離婚回避が大分、進んでいると判断しても良いと思います。

例えば、仕事が終了後、夫が夜間まで時間をどこかで潰していたのに、最近は夕食くらいまでには帰ってくるようになったなどのことは、良い兆候です。

「離婚回避の方法」をとる上での注意点

ここでは、離婚回避の方法をとる上で、注意点をお伝えします。これらのことに気をつけながら、進めるようしてください。

1.話しを広げすぎない

離婚回避のためにとるべき行動の1つとして「相談する」というのを挙げました。しかし、闇雲にそれを進めるのは注意してください。一度、話しが広まったら、それをなかったことにすることはできません。

そして、相手に周囲の人に相談しているということが発覚すると、今度はそれが原因で離婚問題が加速してしまうと言うこともあります。

2.同じ内容を手紙に書かない

手紙を書くというのは、離婚回避を進める上で、多くの人がとる対応の1つになります。ただ、ここで注意しておきたいのは、同じ事を繰り返し手紙で伝えてしまうという事です。

一度、送った内容は、繰り返す必要は必ずしもありません。むしろ、何度も同じことを書いていると相手から読まれなくなってしまうということもあるので注意してください。

3.話しを急かさない

離婚回避ができそうだという状態になったとき、相手に「早く離婚を撤回する言葉を言ってもらいたい」と思うことがあると思います。しかし、それ急かしてしまうと、夫婦関係が後退してしまい、再び離婚危機を招くこともあります。

離婚を回避する際、あまり時間にとらわれてしまうと後退してしまう事が多いので気をつけてください。

まとめ

今回は、離婚回避の方法について詳しくお伝えしてきました。離婚を回避するためには様々な方法がありますが、どれが効果的なのか?というのは、人によって異なります。

絶対的に効果的な方法というのはないです。ですので、自分の場合は何が良い方法なのか?ということを見極めた上で進めるようにしていきましょう。

また、離婚回避のための具体的なノウハウについては、下記のフオームから「夫婦関係修復ニュースレター」を登録して学んでみてください。今なら無料でご利用いただけます。

よくあるご質問

ここでは『離婚を回避するには?7つの効果的な方法』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

話し合いはどうすれば良いですか?

【Question】
離婚回避のために話し合いをすると言うことがあると思います。その際に注意しておくべきポイントなどありますでしょうか?

【Answer】
話し合いは非常に奥が深いので、ポイントは無数にあるのですが、とにかくまずは準備をしっかりすることです。どれだけ準備が出来ているか?で成果は決まるからです。

また、自分が思っている以上にメンタルが大きく影響します。とてもビクビクしている状態で臨めば結果も良くないですし、リラックスした集中状態で臨めば、それだけで良い雰囲気をつくり出すことも出来ます。

離婚回避のための話し合いについては下記に詳しいので確認してみてください。

参考ページ:離婚回避のための話し合い

離婚を急かされる

【Question】
夫から「早く離婚届けに印を押せ」と毎日のように急かされています。このように、追い込んでくる相手に対してはどういう方法で対応すれば良いでしょうか?

【Answer】
連日、離婚のことについて求められると、精神的にも参ってしまいますよね。こういうのを離婚発作と呼んでいます。この状態になったら、具体的にどう対処すれば良いのか?ということについては、下記の記事に詳しいので参考にしてください。

参考ページ: 離婚を急かされる!どう対応すれば良い?

離婚回避の相談

【Question】
離婚を回避したいと思っているのですが1人で進めるのには不安があります。カウンセリングなどを受けながら進めたいと思っていますが何かポイントや注意点はありますか?

【Answer】
離婚問題は、非常に緊急性が高いものです。なので、自分1人で進めるというのは、現実的に厳しいことも多いです。極力、専門家に適切な助言をもらいながら進めた方が修復出来る確率も高くなると思います。

そこで、離婚回避カウセリングについて下記のページで詳細をお伝えしていますので、参考にしてください。

参考ページ: 離婚回避カウンセリング

離婚回避に褒めるという方法は役立つ?

【Question】
離婚回避をしたいと思っているので、相手のことを沢山褒めれば良いかな?と思っています。この方法は果たして有効でしょうか?

【Answer】
相手のことを褒めるというのが単体で良いか悪いか?ということを判断することは難しいです。例えば、会話の前後関係を無視して、突然相手のことを褒めても、おそらくそれは意味がないです。むしろ、不自然な会話になってしまい、関係性が後退することもあると思います。

「この方法が良いかどうか」というのは、ある程度、どういう場面でそれが使われるのかということによって変わってきます。

離婚するかどうか決断を迫るのは良い方法?

【Question】
相手が離婚するか、結婚生活を続けるか迷っているようです。私としては、性格的に白黒ハッキリつけたいので、相手にどうするか決断を迫るのは良い方法でしょうか。何とか離婚は避けたいと思うのですが。

【Answer】
基本的に相手に決断を迫るという方法をとることは少ないです。仮に、決断を迫ってあいてに決めてもらったとしても、相手としては「なんだか納得いっていないのに、強引に事を進められた」という印象になってしまうのではないでしょうか。

そのように相手が納得できていないのに事を進めてしまうというのは、後々、離婚危機をまた招くということになりやすいので注意してください。

浮気の証拠を突きつけるのは離婚回避に効果ある?

【Question】
相手が浮気をしているのに、離婚を要求してきます。このような場合、浮気の証拠を突きつけることで離婚回避できますでしょうか?

【Answer】
仮に浮気の証拠を突きつけて相手が離婚を撤回したとします。それは、相手が「浮気の証拠を見せられたので、夫婦関係を大事にしよう」と思ったからでしょうか?相手の問題点を取り上げることで、結婚生活を続けていこうという気持ちが生まれる訳ではありません。

ですので、離婚回避を一時的に実現するという意味では役立つ可能性がありますが、それは夫婦関係の修復にはならないので注意してください。

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