離婚回避のために手紙を書きたい
離婚の問題になったとき、回避するためにも手紙を書きたいと思うことがあるのではないでしょうか?
しかし、具体的に離婚回避のために効果的な手紙というのは、どう書けば良いのか迷う事も多いいと思います。そこで、今回は書き方についいてポイントや注意点をお伝えしたいと思います。

私も離婚問題になっているので、早めに手紙を書きたいと思っています。どんなことを書けば良いのか迷っているので、ぜひ今のうちにポイントを掴みたいです。
離婚回避の手紙についてよくある誤解
ここでは、離婚回避のための手紙を書く際に多くの人がやりがちな間違いや誤解についてお伝えしたいと思います。あなたも同じような間違った認識になっていないか確認してみて下さい。
1.手紙1通で離婚を覆す考え
「手紙1通で離婚回避を実現しよう」と思ってしまうことです。もちろん、気持ちは分かります。しかし、現実的に考えて、手紙1通で相手の離婚に対しての考えを覆すということは現実的ではありません。
離婚回避のために手紙は非常に重要なツールの1つですが、それだけで全てを解決しようとしないでください。他の方法と組み合わせて効果を発揮します。
2.効果がないと判断する
これも非常に多い誤解ですが「手紙を送ったけれど何も変わらなかったので効果がない」と判断してしまう人が非常に多いです。それは手紙が効果がないのではありません。
手紙の内容が適切でなかったということです。ピントがズレたことを言ったしまったのかも知れませんし、タイミングが良くなかったのかも知れません。原因は様々ですが、手紙を送ること自体が悪いのではなく、内容が適切でなかった可能性が高いです。
実際、内容を変えて送ったら、相手の反応が全く変わってきたと言うことは多々あります。
2.やたら謝罪する
これは手紙の内容についてです。離婚回避したいという状況だと、やたら相手に対して謝罪してしまうということがあると思います。もちろん、必要があれば、手紙に謝罪メッセージを置くことも時には必要です。
しかし相手は「今更、謝って欲しいなんて思ってもない」などとなっていることも多々あります。ですので、謝罪は必要かも知れませんが、それだけでは十分ではない可能性が高いです。
離婚回避の手紙の書き方ポイント
ここでは、離婚回避のための手紙の書き方についてポイントをお伝えしたいと思います。要領をしっかり掴んで下さいね。
1.目的をハッキリさせる
離婚回避のための手紙を書く前には、具体的な目的を決める必要があります。「この手紙で、何を達成したいのか?」というを決めるということです。ただ、離婚回避のための手紙を書きたいのだから、手紙を書く目的はまさにそれじゃないのか?と思ってしまいますよね。もちろん、最終的に離婚回避をすることは大切です。
しかし、それを一足飛びに目指せるわけではありません。例えば「今、夫が口を利いてくれない」などのことがあれば、まずはそれを解決することが先決かも知れません。あるいは「話し合いにも応じてくれない」ということがあるのなら、それを実現することが大切かも知れません。
このように具体的に何をするかはケースバイケースですが、離婚が回避はあくまでも最終的な目標。そして、それを手紙1通で実現することは現実的ではないので、それ以前の小目標を達成するというイメージを持って書いてみてください。
2.手書きにする
時々、パソコンで打った内容をそのまま送っているという人がいますが、これは適切ではありません。それをするくらいなら、メール/Lineで送った方がまだマシかも知れません。
というのも、人はメール/Lineなどの電子文字の場合、自分が心にもないような発言をしてしまいやすい、つまり嘘をつきやすくなります。
実際、デポール大学Charles E Naquin博士らは、メールで模擬交渉するグループと、手書きの手紙で模擬交渉してもらうグループで比較したところ、メールの場合、自分に都合の良い嘘をつく人が92.31%。手紙の場合は63.64%でした。
出典:AmericanPsychologicalAssociation
ここからは私の推測ですが、これは受け手もその事をある程度感覚的に認識していると思います。
つまり、手書きで受け取る手紙に対しては、どちらかというと「このメッセージは心からの言葉だ」と理解してくれやすくなり、逆に、メールなどの電子文字の場合は「嘘もたくさん含まれているのではないか?」と警戒心を高める傾向があると思います。
なので、手書きで書くということに意義があると考えています。
3.内容を充実させる
離婚回避の手紙を書く際に、時々淡泊すぎる内容の人がいます。例えば「私は離婚したいとは思ってません。なので、応じることができないのです。考え直してください。以上」のような形です。
仮にメッセージ内容がものすごく的確だったとしても、内容が淡泊過ぎると、多くの場合、手紙の効果がありません。短いというのは、それだけで「適当に書いた」と思われやすいからです。
離婚回避の手紙例文
離婚回避のための手紙文は、実際のところ個々の状況に合わせて書かなければいけません。夫婦関係の状態が人によって異なるので、相手が何を理由に、離婚したいと思っているのかも全く異なるからです。
ですが、一応ここでは状況別に一般的な形で離婚回避の手紙文例を紹介しておきたいと思います。
1.謝罪がメインテーマの場合
離婚回避のために謝罪をしたいということもあると思います。こちらに何か離婚の原因になるような非があるという場合は特にそうです。このような場合、どのような手紙文が良いのでしょうか?
「あなたに謝罪したいことがあって今日は手紙を書かさせてもらいました。先月、私のつまらない失言で、あなたに非常に不快な気持ちにさせてしまって、本当に申し訳ないと思っています。あのような失言をすることは、私の未熟さから出たものだと思っています」
あとはさらに具体的な内容に踏み込んで謝罪文を書いていくことになりますが、謝罪文を書くときのポイントは「自分の責任を認める」という点と「相手に対して申し訳ないと言う気持ち」のこの2つの要素は最低限入れる、という点です。
これが抜けると謝罪文として体をなさないので注意してください。また、謝罪文の書き方については下記のページにさらにくわしく解説してあります。
参考ページ: 離婚回避のための謝罪文の書き方や例文
2.話し合いに応じて欲しい
話し合いをしたいと思ってるのに相手が全く応じてくれないと言うこともあると思います。このような場合、離婚回避をするために「話し合いをしたい」と伝える事が必要なことがあります。その場合、下記のような感じで書いていきます。
「離婚したいということだけれど、1度、話し合いをすることはできませんか?このまま平行線を続けるというのは、私達2人にとっても決して良い事ではないと思います」
実際には、もっと詳細を書いていくことになりますが、ポイントとしては「話し合いをしないことは2人にとってマイナスだ」と伝えることです。「話し合いをしてくれないことで困っているのは自分だけ」というニュアンスにしてしまったら応じてもらえません。
お互いにとってマイナスだから、話し合いをした方が妥当というニュアンスで伝える事が大切です。
3.会話をできるようにして欲しい
相手が離婚したいと思っているときには、会話さえもしてくれないということがあります。その場合、手紙で会話を再開して欲しいと伝えることがあります。
「最近、ずっと会話が出来ていないので、寂しい気持ちで一杯です。あなたとしては、私と口を利きたくないという気持ちも大いにあるとは思います。ただ、会話がないことで、やはり子供達も不安に感じているので、せめて、子供達とは会話をするようにしてもらえないでしょうか?」
という感じで、実際にはさらに詳しく書いていくことになります。ポイントとしては「あなたの口を利きたくない気持ち」に配慮することと、「せめてこれだけはして欲しい」と伝えることです。口を利いていない状態から、いきなり手紙1通で口を利いてくれる状態に回復することは考えにくいです。
なので「子供とだけは会話をして上げて欲しい」「食事の時だけは一言でも口を利いて欲しい」「用件的なことだけでは、会話でやりとりしたい」「メール/Lineでは返答して欲しい」など、ケースバイケースですが、状況やタイミングを絞って会話をしてもらうよう促してい句事が大切です。
まとめ
今回は、離婚を回避するための手紙の書き方についてお伝えしました。注意点やポイントを守って書くようにしてみてください。ただ、実際に自分1人で手紙を書き上げるのはかなり難しいです。
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さて、今回の『離婚を回避するための手紙の書き方』についての記事はどうでしたか?
良い手紙は一朝一夕では書く事が出来ませんが、今回お伝えしたポイントだけでも最初に抑えておいてください。
また、離婚回避のための関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、識を深めて頂くことが出来ます。
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