自己中な夫は妻や家族の希望や気持ちを無視しがちです。そのため、夫に振り回されて困ると言うことも多々生じてしまうと思います。そこで今回は自己中心的な夫の特徴や、対処法、注意点などについて詳しくお伝えします。

自己中な夫とは?

「自己中な夫」とは自分の欲求だけに基づいて行動する夫のことです。妻や子供などの気持ちに考慮せず、周囲が振り回されてしまうのが特徴です。また、自己中な夫は「自分の考えに固執する」という特性を持っていることも多いので、周囲にいる家族はそれに振り回されることが多くなります。
自分の事しか考えない旦那のイメージ図

周囲に与える影響

自分の夫が自己中心的だと、それにともなって周囲にさまざまな影響を与えます。例えば、家族全員の意見を聞いて決めるべき事を自分中心で物事を決めるということもあります。このようなことがあると、家族が我慢しなければいけないという事態になります。また、夫が自分の都合だけで予定を変えてしまうなどのこともあります。周囲の人は夫に合わせないと機嫌が悪くなるから、などの理由でふりまわされることになります。このように自己中夫は周囲にさまざまな影響を及ぼします。

自己中な夫の特徴

ここでは、自己中な夫の特性を心理的な側面から解説します。いくつかの特性がありますので下記に代表的なものを挙げます。

特徴についての図解

補足解説

わがままな夫の兆候にはいくつか種類があります。例えば、妻の気持ちを聞かずに、自分のニーズを優先する。しかもそれが頻繁である。あるいは、家事や育児を分担しないとか、妻の時間を尊重せず、妻の予定などを無視するなどのことが挙げられます。また、場合によっては妻の服装や行動などについて、コントしロールしようとしたりなどの行動が観られることもあります。
参考:23 Signs of a Selfish Husband and How to Deal It

自分の意見で事が進む

自己中な夫は「自分がしたいこと」が軸で動くため、相手のことを考えないという特性があります。例えば、連休の過ごし方を考えると言うときも、家族の好みや希望などを考慮せず、自分の行きたいところにいくことを優先してしまいます。

家族の感情に無頓着

家族の感情無頓着であるという特性もあります。たとえば、周囲の誰かが夫のために何かをしてあげても、夫は感謝の言葉も述べないなどのことがあります。また、配偶者が仕事や育児などで疲れていてもそれを考慮せず、引き続き家事などを無理してやらせるなどのことがあります。妻としては感謝はされない、負担も大きいなどのことで非常にストレスが溜まります。
無頓着のイメージ

非協力的な態度

夫が自己中心的である場合、周囲の意見や協力に対して拒絶的であることが多いです。「これを手伝って」と伝えても「今、ゲームに忙しいから」などの自己都合で拒否されたりします。妻としては「ゲームとこの用件とどっちが大切なのか」という怒りを感じてしまうことがあります。

社交性が低いことも

夫が自己中心的である場合、自分の世界の中だけに閉じこもってしまい、他人とのコミュニケーションが希薄になることがあります。友人や同僚、親戚などとのコミュニケーションをとろうとしません。自分勝手に行動したいので、あまり周囲と関わりを持つことを望みません。

不自由な思いをしたくない

他人には自分の都合の良いように動いてもらいたいと思うのですが、一方で自分は不自由したくないという気持ちがあります。時間的な拘束ややらなければいけないことなどが出てくると、本人は非常にストレスを感じることになります。

謝らない

自己中な夫は自分が間違っていても、それを認めることが少ないです。謝罪するよりもむしろ、相手のことを責めることが多くなります。また、反省しないため同じ間違いを繰り返ししてしまうことがあります。家族は夫のことを無責任な人だと思うことになります。
謝らない夫のイメージ

自己中な夫が自覚していない問題行動

自分が世界の中心で回っているという感覚が強い自己中な夫。そんな夫が何か問題を起こしていたとしても、そもそもそれを問題と自覚することが少ないです。具体的には次のような問題行動が挙げられます。

心理学的解説

夫婦関係の改善アドバイスをしているローラ・ドイル(Laura Doyle)氏によると自己中心的な夫は自分の事ばかりに執着し、他人の感情やニーズを無視する傾向があることを指摘しています。そして、このような言動によって夫婦関係に問題が生じる可能性もあると伝えています。
参考:Selfish Husband

自分の話ばかりする

自己中な夫は他人の話に興味がありません。そのため、自分の話ばかりするという問題があります。仮に妻や子供が話をしていても、それに割り込んで平気で自分の話をしてしまいます。周囲の人の気持ちや考えに興味があまりれ湧かないというのが背景にあります。
話をするイメージ

他人を批判する

他人を批判することが多いという問題点があります。自分中心であるため、自分にとって気に入らないことをする人を許せません。そのため、批判的になりがちです。またそのような不満が溜まると、その相手に対して軽視するような言動をとることもあります。

自己中心的な夫とうまく関わるための方法

ここでは、自己中な夫とうまく関わるための方法についてポイントを絞ってお伝えします。

関わる時間を限定する

自己中心的な夫と関わるのには、多くのエネルギーが必要です。そのため、あまり長時間関わることにしてしまうと、こちらが疲弊してしまいます。ですので、関わる時間をある程度限定して接するようにしてください。少なくとも、相手の自己中心的な言動が変わるまでは、このような時間を制限することが必要です。
時間の限定

自分の意見を伝える機会を持つ

自分の意見を伝える機会を持たないと、自己中な夫は自分の考えだけで事を進めようとしてしまいます。そこで、会話の冒頭などで「私の意見を伝えたいので、それに耳を傾けてもらっても良いか」など一度承諾をとって意見を伝える機会をとります。このように事前に承諾をとって会話をはじめることで、夫がこちらの話しに耳を傾けてくれる可能性はいくらか高まります。もちろん、そのようにしたとしても、相手が口を挟んだりするなどの問題が生じるかも知れませんが、まずは冒頭で「私の意見を聞いて欲しい」ということを伝えていきます。

夫の意見も尊重することを伝える

自己中な夫としては、自分の意見を無視される事ほど恐ろしいことはありません。そこで「あなたの意見も必ずしっかり耳を傾けるから」ということを伝えておくことは、本人に安心感を与えることに役立ちます。このように安心感を与えることができれば、こちらの話しも落ち着いてもらえる可能性が高まります。
尊重を伝える

体験談『自己中な夫に疲弊』

ここでは、夫婦やりなおし相談室のご相談者さんから、ブログ読者様のためにぜひ知っておいて欲しい体験談を伝えて欲しいということで、その内容を紹介させていただきます。

夫がワガママ

夫は自分の欲求ばかりを優先していました。TV番組を見るのは自分の好きな番組だけ、旅行先は自分の行きたいところだけ、食事は自分の好物だけを出すように…という具合です。このような自分の欲求ばかりを通そうとするので、そのことを妻がとがめると夫は癇癪を起こします。子供たちでさえ、父親のワガママが始まると「お父さんの言うとおりで良いよ」と、子供たちが譲る始末です。
わがままについてのイメージ

相談室で決めたこと

そのようなときに夫婦やりなおし相談室の後藤さんと夫のことについて相談しました。そこで決まったことは、関わる時間を一度限定してみるというものです。というのも、あまりずっと関わっていると、私自身が疲弊してしまうからです。正直、かなり疲れました。私も最初はできる限り夫の思いを満たしてあげようと懸命でしたが、どれだけ尽くしても、ありがとうの一言も言われず、「当たり前」のような振る舞いをされるからです。

週末だけ関わる

相談室と決めたのは、週末のある一定時間だけ関わるというものです。それ以上関わらないようにします。関わらないと言っても無視をするわけではなく、最小限の関わりというものです。それをしていると、最初夫は機嫌が悪くなりました。自分の言うことを聞かないので、そのことを不満に思っていたのだと思います。しかし、私が決まった時間だけ愛情を注ぐよう対応をしていると、それ以外の時間は夫が我慢するように変化してきたのです。これには正直驚きました。
関わり方について図解

適度な距離感

最初こそ、夫の不機嫌が爆発しましたが、それ以降は夫が自己中を自制できルようになったことは大きいです。また、以前のように距離を縮めすぎると自己中が戻ってくるかも知れません。なので、当面はこの距離感を大切に関わっていきたいと思います。

自己中な夫に関わる際の注意点

ここでは、自己中心的な夫と関わる際の注意点を挙げておきます。この点に配慮して改善を図るようにしてください。

自分を守る

自己中な夫と関わると、非常に疲れます。そのため、自分を守るための時間と場所を用意しておきます。例えば、あまりにも自己中な夫とのコミュニケーションに疲れたら、1人になれる時間や場所があった方が気持ちを回復させやすいです。自分の生活の中心を夫にする必要はありません。自分の時間、夫との時間、趣味の時間など生活全体のバランスを整えます。

パターンを見つける

相手の自己中心的な意見は、特定の分野に絞られていると言うこともあります。あるいは、日常ではそこまで自己中ではないけれど、タイミングによってはそうなるということもありえます。そのため、相手の自己中心的な考えがつよくなるパターンを見つけることができると対処に役立つことがあります。
パターンについての図解

理性的な対応

自分の事ばかりを優先する夫と関われば、つい感情的になってしまうことがあります。しかし、そのような状態で相手に対応することは自体を悪くしてしまいます。そのため、理性的な対応を心がける必要がありますし、そうなれないときは一旦距離をとって落ち着いてからコミュニケーションを再開してください。

まとめ

今回は、自己中な夫についての対処法や注意点などについてお伝えしました。その他、自己中な夫への対処法法については夫婦関係修復ニュースレターで公開しています。今なら無料購読できますので、下記のフォームから登録してください。

よくあるご質問

ここでは『自己中な夫に悩む』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

思い通りにならないとすねる

【Question】
自己中心的な夫は、自分の思い通りにならないと、口を利かなかったりしてすねてしまいます。どうすれば対処方法として適切でしょうか。

【Answer】
「すねてしまう」ということだと、こちらもどう関わって良いのかと迷ってしまいますよね。このような場合は、一度「率直に思っていることを話して欲しい」と会話をすることを促すか、しばらく時間をおいてから相手に声をかけるようにするなどの対応を検討することになります。ただ、通常は一定時間経過すると機嫌が直ってくるという可能性も高いので、無理なアプローチは避けるようにしていきましょう。例えば「何が何でも話をしてもらう」などのことは避けた方が妥当です。

自分を守るために何ができますか?

【Question】
自分の事しか考えない夫と関わるのは非常に疲れます。自分を守るために何かをしなければと思うのですが、どのようなことをすれば良いでしょうか。

【Answer】
まずは長時間関わる必要はないということを意識しておきます。無理に関わる時間をとれば、余計疲弊してしまいますよね。むしろ関わる時間を限定して、その中でできる事をすれば十分です。また、呼吸法やウォーキングなど、自分なりのセルフケアをすることも考えてください。

関連記事

ここで『自己中な夫に悩む』に関して関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、より知識を深めていただけます。

自己中と気づいてもらうには?

自己中であることに気づいてもらうための記事
夫の性格が自己中心的。そこで、その事を本人に気づいてもらいたいのですが、それをどう進めれば良いのか。詳細は下記の通りです。

参考ページ:自己中な夫に気づかせる方法

いつも無関心な旦那

無関心な夫についての記事
無関心な夫との関係に悩むことはありませんか。しかし、このような状況を諦める必要はありません。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:無関心な夫に困る

機嫌が悪い夫

機嫌の悪い旦那についての記事
機嫌が悪いと関わるのが億劫になりますよね。そのような夫にどう対処したり、注意しておけば良いのか。詳細は次の記事でどうぞ。

参考ページ:夫の機嫌が悪い!そんなときにできる対処法や注意点

怒鳴られる恐怖

怒鳴られる今日についての記事
夫が怒鳴ってくると恐怖心で一杯になってしまうと言うことがあります。このような場合、どう接すれば良い?

参考ページ:夫が怒鳴るので怖い!対応や注意点など詳しく解説

わがまま夫への対応

わがまま夫への対処方法についての記事
わがままな夫にどう対応すれば良いのか分からないということはありませんか?その場合の対処方法などについて解説します。

参考ページ:わがまま夫の対処に疲れた!典型的な言動や注意点について解説