怒らせたときの対処

自分の失言や不適切な行動などによって、夫を怒らせてしまったなどのことはありませんか?その時に、謝罪文を手紙で伝えるということもあると思います。

そこで、ここではその謝罪文の書き方や例文をお伝えしていきます。実際にメッセージを送る際に気を付けてみてください。

ご相談者様ご相談者様

私も夫に謝罪文を書こうと思っています。具体的に例文なども教えてください!

離婚回避のための謝罪文を書くメリット

謝罪文を書かなければいけないとなると、何だか辛いな…とか、相手に迷惑をかけてしまい「いたたまれない気持ち」にもなってしまいます。

しかし、謝罪文を書くことは、たくさんのメリットがあります。その一例を紹介しておきます。

1.相手が口を利いてくれなくてもOK

仮に夫が怒っていて、一切、口を利いてくれないという状況であったとしても、謝罪文をメール/Line、あるいは手紙を通じて送るのであれば、こちらのメッセージは読んでくれる可能性があります。

そのため、口頭でメッセージを伝えることが出来なくても。メール/Lineや手紙であれば、それが可能になります。

2.別居していても謝罪の意思を伝えられる

別居している時や、単身赴任になっているときなどは、そう頻繁に相手と会うことはできません。しかし、別居中の相手に謝罪メッセージを伝えなければいないということも多々あります。

そこで、手紙やメール/Lineで謝罪文を送ることで、遠く離れた相手にメッセージを送ることが出来ます。

3.相手に恐怖心があっても行動に移せる

謝罪のメッセージを伝えたいと思っても、相手が憤慨していて、なかなか声もかけることが出来ないということがあります。しかし、謝罪文を送るということであれば、相手に声をかけることが出来なくても、行動に移しやすいです。

相手が著しく、感情を乱しているときは無理に口頭で謝罪をするのではなく、謝罪文を活用してメッセージを伝えてみて下さい。

離婚回避のための謝罪文の例

では、ここからは実際にどのような形で謝罪文を作れば良いのか、いくつかサンプルを上げてみたいと思います。実際に謝罪文を書く際に参考にしてみてください。

1.離婚を考えている場合の例文

ここでは自分の失言によって、夫が離婚を考えているという場合を想定して、謝罪文を書いていきます。
離婚を考えているケース


突然の手紙で驚かせてしまいごめんなさい。実はどうしても先日私が「結婚しなければ良かった」という失言をしてしまったことを謝罪したくて、この手紙を書かせてもらいました。

今、猛烈にあの時の自分の発言を反省しています。

あなたは、あの言葉を聞いてきっと大きなショックと、不快な気持ちを感じてしまったのではないでしょうか?これまで、生活を支え、そして懸命に家庭のことにも力を尽くしてくれていたのに、どうしてあんなことを言われなければいけないのだろうか?と心外な気持ちで一杯だと思います。

私自身、どうしてあんなことを言ってしまったのか…感情的になっているとは言え自分が情けないです。本当にごめんなさい。あなたが離婚を考えていることはよく分かっています。少し落ち着いたら、このことについて話しをする時間をもらえませんか?

2.信頼を失っている場合の例文

ここでは自分が何度も失敗の言い訳をしてしまい、相手から信頼を失っているということを想定して、謝罪文を書いていきます。
信頼を失っているケース


今日は、私が何度も言い訳をしてあなたからを失望させてしまったことを謝罪したくて手紙を書かせてもらいました。いつも私は周りには、「こうして、ああして」と要望ばかり伝えていながら、自分が失敗すると、すぐに言い訳ばかりしていました。

こんな態度では、あなたから信頼を失ってしまうのも当然だと思っています。自分のとっていた言動は、本当に恥ずかしいことで、これから二度とこのようなことを繰り返してはならないと心に強く誓っています。

この手紙を受け取っても「そんなのは信用できない」と思われてしまうと思います。これまでの私の言動を見ていたら、すぐに信用できないのも当然だと思います。

しかし、もう一度、自分にチャンスを下さい。これからは、心を入れ替えて自分のことには責任を持って行動していきたいと思っています。

謝罪文に言い訳や弁解を書くべき?

謝罪文を書く際に、最も検討しておきたい事の1つは「事情説明」です。どうして自分が、あのような事をしでかしてしまったのか?という事について、説明するかどうか?です。

この説明が的確であれば、相手の怒りを沈静化させることに成功しますし、不適切であれば、さらに信頼を落とすことにもなりかねません。結論を言えば、これは、説明出来る事情による、ということになります。

例えば遅刻を例にとります。夫婦でデートをすることになっていたのに遅刻してしまうと言うことがあったします、その際、その遅刻した理由について事情を説明するのかどうか?ですが、これは遅刻理由によります。

遅刻した理由が自分の怠惰、例えば「いきたくなかった」とか「テレビを観ていたら遅刻した」などのことであれば、伝えるだけ怒りをかうことになってしまいます。逆に、「電車が遅れてしまった」など責任が自分にない事柄であれば、伝えることで、怒りの解消につながります。

離婚回避や信頼回復のために謝罪文を送る際も同じように考えてみてください。

科学的根拠

実際、弁解や言い訳のような事情説明を伝えるべきかどうかについて、カリフォルニア州立大学のWeiner Bernard博士が次のような実験を行っています。

論文
出典:AmericanPsychologicalAssociation

例えば遅刻したなどの失敗があったとき、その事情説明として「行きたくなかった」などの個人的な理由の場合と「電車が遅れた」などのどうしようもない理由の場合では、相手の怒り度合いが2倍以上の開きがありました。

謝罪文を書くときにも、事情説明を入れるかどうか?は、上記の実験結果から分かるとおり、どうしようもない事情があった場合に伝えるようにしてみてください。

まとめ

謝罪文を書くことは、相手の怒りや不信感など、ネガティブな感情を回復してもらう上で非常に重要です。謝罪文を送ることで、離婚を回避出来たり、自分の信頼回復につながったりします。

もし、自分が何か相手に迷惑をかけてしまった…と言うことがあるのなら、できる限り早めに謝罪文を送ってみて下さい。

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さて、今回の『謝罪文の書き方や例文』についての記事はどうでしたか?

謝罪文は適切に書ければ、信頼の回復や離婚回避に有効です。しかし、書き方が間違っていると、逆に怒りをかうだけになってしまうことも。慎重にメッセージ内容を検討してみてください。

さて、ここでは離婚回避のための関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、知識を深めて頂くことが出来ます。

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