どうしてこんなに夫が頼りないのだろうと困った事はありませんか?そこで、今回は、夫が頼りないことで離婚になってしまった事例や対処方法などについて解説します。

夫が頼りなくて離婚を考えてしまう場面

夫が頼りないと感じる瞬間がいくつかあると思います。そして「離婚した方が良いかも」と思ってしまう事もあるのではないでしょうか。そこでここでは、多くの人が感じている場面について整理しておきます。

家事や子育てを自分だけが負担

家事や子育てを妻だけが担う状況は、妻にとって大きな肉体的・精神的負担となります。また、そういったことを夫に依頼しても、一切応えてくれないという場合、夫が頼りなく感じてしまうことも。

家事や子育ては本来、夫婦の共同責任でもありますが、妻だけに過度な負担があると離婚問題に発展することもあります。

夫の転職が頻繁

夫の転職が頻繁で、そのことを妻が頼りないと感じてしまうことがあります。時には、家計の不安定さの要因になることもあるため、妻は離婚をしたいと感じてしまうことがあります。経済的なストレスというのは、大きいものです。

病気でも看病してくれない

妻が病気になった際、夫が看病してくれないこと「頼りない」と感じてしまうことがあります。看病を拒んだり、無関心な態度をとられると、妻としては寂しい気持ちになってしまい、離婚が頭をよぎります。

体験談『夫が頼りなく離婚になるまでの話』

こんにちは、夫婦やりなおし相談室アシスタント椋田です。以前にもお伝えした通り私は今でこそ幸せな結婚生活を送っていますが、離婚の経験者でもあります。

離婚に至った理由の1つは次第に頼りなくなっていった夫の存在があります。もちろん、離婚はどちらか一方の責任という事ではなく私にも大いに反省すべき点があるのですが…。

ともかく今日は「夫が頼りなくて離婚になった話」についてお伝えします。

離婚の図解

ちなみに私、何でも自分でしてしまう女です。正確には、頼りない夫のおかげ?で一人で何でも出来るようになったのですが…。

出会った頃は頼もしかった

出会った頃はその男らしさ、頼もしさに惹かれた夫でしたが、いざ一緒になるとまあ、頼りにならない。

結婚生活において私とはほとんど協力してもらえませんでした。

子供が生まれてからはこの傾向が一層強まりました。子供の世話をしないばかりか、引っ越しや力仕事など男手が必要な場面でもほとんど手伝ってくれません。

非協力的

引っ越しはさすがに1人では難しく、最終的に知り合いの男性や友人の彼に頼りましたが、あとは全部自分1人でこなしてきました。

長期休みの旅行も、1人で計画し1人で幼い子供たちを連れて行きました。

頼っても面倒くさそうに対応される

最初のころは夫にお願いすることもあったのですが、面倒くさいというような表情をされたり、すぐに動いてくれない様子をみると、依頼するのも億劫になってきました。

夫からすれば、仕事で疲れているのに面倒なことはしたくないという気持ちや、そのうち私が1人でサクサクやってしまうから、といった甘えがあったのだと思います。

私も「これなら自分ひとりでやったほうが早いわ!」という気持ちになり、夫に頼ることも徐々に無くなっていきました。同じような家庭は意外と少なくないのではないか、と思っています。

何でも1人でこなすことのメリット

1人でこなしてしまうのは夫の行動が原因ですが、プラスの面もありました。

どんな行動でも、辛いばかりではさすがに続きませんよね。実は1人でこなすことで自己効力感がどんどん高まっていったのです。「何でもこなす私ってすごい!」とか「私ってすごく頑張っているお母さん!」といった自分の感情や周りの評価に酔っていました。

消えゆく頼りない夫の存在

結果どうなったかというと、家庭内での夫の存在感が徐々になくなっていきました。

メリットとデメリット

ただでさえ、父親が子供たちと過ごす時間は少ないのに、夫が存在感を発揮する場面を積極的に作らなかったことで「お父さんはいないのが普通」という状況になっていきました。

そして当然のように夫への評価は「存在感がない夫・父親」から「存在価値のない夫・父親」へと変化していきました。夫は厳しい父親だったので、小さいうちはまだ言うことを聞いていましたが、思春期になると子供たちは露骨に表情に出すようになりました。夫と私たちの距離はますます開いていきました。

一緒にいる意味ない!もう夫と離婚する

私が転職したことで収入が大幅に上がってから、夫は家にあまりお金を入れなくなりました。動いてくれない、お金も入れないとなると、もはや一緒にいる意味もないと思うようになりました。

離婚に向かった意識の変化

「離婚して、私1人で子供を育てよう。そして自分の人生を取り戻そう」

と思い始めた頃に別の男性と出会った私は、間もなく夫に離婚を切り出しました。

離婚になっての感想

ここでは、離婚になっての感想や、あなたにお伝えできることを整理しておきます。

私の思うこと

経済的な問題が出現してからは、結婚生活を続ける目的も見いだせなくなりました。何年も前から私の中では、愛情さえもなくなっていたのだと思います。けれど子供のことを思うと、離婚したことは後悔しています。両親の離婚は大人が思う以上に、子供にとって大変つらいことだということを、離婚後に改めて知ったからです。

離婚を考えているあなたにお伝えしたいこと

私が離婚を考えていることを、職場の先輩にした時のことです。その方は人生においても大先輩と言えるような方でした。私が夫への不満と離婚への意思を話し終わった時、彼女は言いました。

「最初からあきらめて、旦那さんを父親にしなかったのはあなたでしょ」

予想していなかった言葉に衝撃を受けましたが、確かにそうだとその時初めて自分の間違いに気づきました。

先輩の言葉

自分の気持ちだけでなく、子供のことを長期的な視点で考えていたなら、早々とあきらめず、もう少し夫に働きかけていたかもしれません。子供の成長において、父性の存在は大切です。そして、夫にもたくさん良いところがあったから、私は結婚したはずです。

思いやりを持って依頼したり、行動してほしい理由を上手く説明できていれば、夫はきっと動いてくれただろうと今は思います。あまりにも短絡的な自分の考えが、家族を壊す原因になったのだとようやく気付きました。長い目で愛情をもってうまく立ち回れば、ワンオペ家事・ワンオペ育児をいくらかは避けられるのではないかと思います。

女性はそんな力も持っていると思います。皆さんには私のような後悔をしないよう、肩の力を抜いてうまく立ち回ってほしいなあと思います。

夫が頼りないときにできる対策

ここでは、夫が頼りないときにできる妻の対応について整理してお伝えします。

役割分担の見直し

家事や家計、子育て、仕事など夫婦間で役割分担を見直すことは、頼りない夫に対してできることの1つです。何か夫に特定のことをお任せすることによって、本人が責任を持って対応をするようになるからです。そして、その経験によって、本人の頼りなさを克服していくという事が可能です。

協力体制

夫が頼りないということは一旦棚上げにして、相手の弱点を妻が補うということも可能です。「自分が手を貸していたら、何時までも夫は頼りがいのある人になりれない」という面もありますが、一方、このように協力体制を築くことは夫婦関係の絆を深めるという上で効果が高いです。

自己成長を促す

本人が家のことでなくても、何か1つ自信が持てるものができると、途端に頼りがいのある夫に変わることもあります。例えば、趣味のスポーツでもっとスキルをアップさせると言うことでも良いですし、「このゲームなら誰にも負けない」というものをつくるなどのことでもかまいません。本人の自信が、頼りなさを克服するきっかけとなります。

まとめ

今回は、最初から旦那に頼ることを諦めてしまい失敗した事例につたてお伝えしてきました。その他、夫婦関係を修復したり、離婚回避するために役立つノウハウを専用ニュースレターで公開しています。今なら無料でご登録いただけますので、下記よりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫が頼りないので離婚!出会った頃は頼もしい人だったのに』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

いざ という時に頼りに ならない 夫

【Question】
普段、穏やかな夫なのですが、いざという時にスッ~とその場からいなくなり、頼りにならないです。このような夫とどう関わればいいでしょうか?

【Answer】
こういうときこそ頼りにしたいと思っているのに、いなくなられてしまうと困ってしまいますよね。この方法だけで完全に解決できるとは限りませんが、1つの方法としては事前に「頼りにしている」ということを伝えておくことです。

例えば「これから近所トラブルで話をしないといけないから、頼りにしている」というようにです。このように、事前に相手に予告しておくことで、ご主人が心の準備ができやすいため、対応してくれる可能性は高まります。

もちろん、これで確実に対応してくれるかどうかは分かりませんがまず、このように予告することを進めてみてください。

夫に対して精神的に頼れない

【Question】
私は以前、鬱を患っていました。そのため、夫に精神的に頼りたいと言うときが多々あります。しかし、そういうことに夫は理解がないため「そんなのは誰でも同じ」とか「たいしたことはない」などと言われてしまいます。精神的に頼れない夫とこれからどう関わっていけばいいでしょうか。

【Answer】
自分が精神的な苦労や苦痛を体験していないと、なかなかその理解をしてもらうことは難しいということもありますよね。ただ、このような「理解」は簡単には進まないこともあります。

ですので、当面はカウンセラーなどに頼ることを考えてみてはどうでしょうか?対処療法であって、完全な解決ではありませんが、まずは自分の精神敵な健康を取り戻すことを優先してみてください。

その上で、ご主人の「理解」を進めるための対応を同時にとっていくことを考えることになると思います。

新婚だけど旦那が頼りなくこの先が心配

【Question】
今年結婚したばかりの新婚夫婦です。結婚後、夫があまりにも頼りないと分かってしまい、この先、一緒にやっていけるのかとても心配です。

【Answer】
結婚前は頼りがいがあるのでは?のように思えても、実際結婚してみると、そうではなかったかも…と思えることもありますよね。

ただ、まだ結婚生活は始まったばかり。ご主人もきっと新しい環境に戸惑いを覚えたりしている最中かもしれません。なので、本当に頼りないのか?それとも、今の時期だけ少し不安定になっているのか?など、なかなか判別がつかないという点もあるのではないてょしうか。

また、ご主人も人間ですから全て最初から上手くやれるということは、なかなか難しいですよね。なので、これから少しずつ、頼りがいある行動に変わっていくということも十分考えられます。

今はまだ、十分ではないかもしれませんが、今後の変化を見守ってあげてみてください。

旦那が頼りなくてイライラしてしまう

【Question】
旦那が頼りないことが多く、自分がイライラしてしまいます。「どうしてもっとこのように動けないのか」と心の中で思ってしまい、機嫌を損ねてしまい、しばらく口を利かないと言うことも。このままだと夫婦関係も後退していくと思うので、どうしたものかと思っています。

【Answer】
実際にご主人が頼りなかったということもあれば、「自分の思ったとおりに行動してくれなかったのでイライラする」ということもあるのかもしれません。

ただ、どちらにしても相手のことは、自分の思い通りにならないということの方が多いですよね。ですので、ご主人の行動が自分から見て頼りないということだったり、期待したとおりではない、ということもあります。

そして相手に対して「もっとこのように行動すべき」と思えば思うほど、通常、イライラが増していくことが多くなります。もちろん「このように動いてくれたら嬉しい」と希望を持つことはできますが、一方で「でも、そうはしてくれないこともあるし、夫は夫で自分が考える最善のことをしてくれているのだから、行動がお粗末だったとしても、その思いは肯定できる」のように捉えてみてはどうでしょうか。

旦那が頼りにならないので育児を任せられない

【Question】
夫に以前、育児を任せていたら、スマホに夢中でほとんど見てくれていませんでした。こういったこともあるので、なかなか任せようという気持ちになれないのですが。

【Answer】
育児中の事故もあるので、スマホを見てもらっていては困りますよね。大きなトラブルにならないよう、今のうちに育児中の対応については話し合いをしてみてはどうでしょうか?

話し合いでは「育児中はこのように対応する」とルールを決めておいてもいいと思います。

トラブルになった時、頼りにならない夫

【Question】
先日、家の水道から水が止まらなくなってしまいました。こういったトラブルの時に何とか力になって欲しいのですが、夫は全く何もせず、頼りなかったです。結局、私が全て対処しました。これだけに限らず、何か家庭内でトラブルがあったとき、たいてい夫は子どもと一緒に様子を見ているだけで、何もしてくれません。どうすれば良いでしょうか?

【Answer】
トラブルになったとき何も対応してくれないということだと、困りますよね。。このようにすれば、必ず今後の夫が変わるという対策はありませんが、今度トラブルがあったときは、ご主人に「これをしてほしい」ということを具体的に頼んでみるなどのことを試みても良いと思います。少なくとも傍観者になって、トラブルの様子を眺めているなどのことは解消できる可能性があります。

もちろん、本当は自ら率先して行動して欲しいところではありますが、一朝一夕では人の行動は変わらないと思いますので、まずは「して欲しいことを具体的に伝える」ことから始めてみてください。

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