インフルエンザ対策と、夫婦問題の共通点

インフルエンザ対策には、毎年予防接種の注射が呼びかけられます。

予防接種には微量のウィルスや細菌が含まれていて、免疫が体内に作られることで、実際のインフルエンザ・ウィルスなどから身を守ることになります。

このような「予防接種の効果」は、夫婦間の「話し合い」でも同じように働きます。今回はその大事な秘密の関係についてお伝えします。

話し合いのタブー

予防接種を事前に接種しておくことで、その後、ウィルスに感染しそうになってもそれから身を守ることになります。

実は夫婦間の話し合いでも、同じ事が起こります。相手に事前に予防接種を受けさせてしまうと、その後、こちらの話しを「まとも」に聞いてくれなくなるのです…。

例えば、夫婦間で話し合いをする必要がある場合、話し合いの最初に「相手の反論を招きやすい話題」を持ってくるべきではありません。

これは専門的に「接種効果」と呼ばれるもので、最初の段階でご主人が「抵抗力」を持ってしまえば、その後、どんな話しにも抵抗してしまうからです。

ご相談者様ご相談者様

もしかしたら、夫との話し合いが上手くいかないのは、この「接種効果」のせいだったかも知れません…。

別居の解消を考えるなら議論は避ける

話し合いの最初の段階で相手が抵抗力を持ってしまったら、その後の話し合いは終始、その抵抗力との戦いになってしまいます。

つまり、話し合いの最初の段階で相手に「否定的な態度」をとらせれば、その後も終始「否定的な態度」をとらせることになります。

例えば、「夫と意見が対立している『子供の教育費』について最初に話す」という場合、最初からその話題を取り上げて話し合いをはじめても、やはり厳しい結果になる可能性が高いです。

子供の教育費について「いや~それは高いから反対だ」とご主人に最初から言わせれば、その後、どう話しをしても「反対」という意見を繰り返すことになるのです。

ですので、話し合いでは、そのように意見が対立している話題を最初から取り上げるのではなく、できれば「子供が最近、勉強を頑張っていること」など、相手から肯定的な反応を引き出しやすい話題を持ってきた方が適切です。

そのように肯定的姿勢を引き出す話題を持ってきた方がその後、子供の教育費について話しをしても肯定的な意見を引き出しやすくなる、ということです。

つまり…「子供の教育費など議論になることが必至の話題」ではじめるのではなく…

  • 1.相手から肯定的姿勢を引き出す話題(例.子供が勉強を頑張っているなど)
  • 2.子供の教育費に関する話題

というように、最初に肯定的姿勢を引き出す可能性の高い話題をもってくる、ということです。

これは、別居や離婚問題など、夫婦問題について話し合いをする時も同様に、何か肯定的な反応を引き出せる話題は他にないか?とまずは考えてみてください。そして、本題について話す前に、相手から肯定的姿勢を引き出すことができれば、その後の話し合いも上手くいく可能性がグッと高まります。

もちろん、これは「話し合い本番」になって初めて「何を話題にすれば相手の肯定的姿勢を引き出せるかな?」と考え始めても手遅れです。さすがに、本番中に考えても良い考えは出てきません。きちんと、話し合いの準備の段階で決めておく必要があります。

話し合い前に「最初にこの話題を持ってきたら、比較的相手の肯定的反応が引き出しやすい」というネタを考えておき、話し合い本番に臨みましょう。

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