子供を連れて別居する場合はどうする?

今回は、子供と一緒に別居するという場合の注意点や手順など、詳しくお伝えします。

自分1人で別居するのであれば、方法はそれほど難しくありません。必要最小限の荷物を準備して、都合の良い的に実家などに帰るようにすれば良いからです。

しかし、子供がいる場合、どのような形で別居を進めていけば良いか分からない?ということもあると思います。そこで、今回は「子供を連れて別居したい」という場合の、注意点や手順について説明します。

ご相談者様ご相談者様

私も子供と別居しようと思っています。どういった点に気を付けておけば良いですか?

子供を連れて別居する場合の手順

では早速ですが「子供と別居をする」場合の手順についてお伝えします。

  • Step1.夫婦間で別居することが決まる
  • Step2.住居の検討
  • Step3.生活費と面会、連絡手段について夫と取り決め
  • Step4.転校の必要性について検討

事情によって上記通りとはならないこともあると思いますが、おおよそこのような順番で進めていくことになります。この手順を見ただけでは、詳細が分からないと思いますので、ここから上記に取り上げたことについて、詳細を1つずつお伝えしたいと思います。

Step1.別居が決まる

喧嘩の勢いで別居が決まるなどのこともありますが、勢いで自宅を出てしまうことは得策ではありません。特に子供がいる場合の別居は慎重に準備をして進める必要があります。仮に夫婦喧嘩後に、別居することになったとしても、準備が整ったら出て行くということを相手に告げておいた方が良いです。

Step2.住居の検討

実家に帰るということであれば、費用的にも負担が少なくて良い方法の1つです。ただ、様々な事情から実家に変えることが出来ないこともあります。その場合は、アパートなどを借りる必要があります。子供との生活スペースが確保出来るのかどうか?賃料を支払いし続けられるのか?慎重に検討していきましょう。

Step3.夫との取り決め

別居する前に夫と取り決めておくべきことは複数あります。生活費(婚姻費)のこと、面会のこと、普段の連絡方法など。お互い、激しく夫婦喧嘩した後だと、なかなかこういったことも話せないこともありますが、最低限、生活費の事は話をしておいてください。

Step4.転校について

実家が県外など、別居先の場所によっては転校を余儀なくされることもあります。また、別居を予定している期間にもよります。ある程度、相手との話で別居期間は1カ月など期限が決まっている場合は、転校まで必要はないと思います。その場合は、学校までの送迎をどうするか考えることになります。

子供を連れて別居する際のチェック事項

それでは、ここからは子供を連れて別居する場合、どういった点を考えておくべきか順番に取り上げたいと思います。自分の状況には該当しない、考えなくて良いものもあるとは思いますが、代表的な項目を取り上げておきますので参考にしてください。

1.子供との生活費

別居するにも、先立つものが必要です。

別居後の生活費(婚姻費)の負担について、事前にご主人と決めておきましょう。これについては、金額だけでなく、受け取り方法や期日などを含めて話しをしておく事が必要です。

既に夫婦関係が悪く、このようなお金の話をすることは難しい…という面もあるかも知れませんが、別居後にこう言った話をすることはさらに困難な状況になります。

そのため、状況的に難しい面もあるかも知れませんが、極力、別居前にお金の話はしておいた方が妥当です。

婚姻費の対応について図解

2.別居先の確保

別居すると言っても、どこに転居するのか?それを決めなければいけません。多くの場合、実家に帰るということもあると思いますが、その場合も両親に連絡をして、今後の生活について協力を依頼しなければいけないです。

ご両親への説明は、ある程度の経緯の説明と、実家に帰った際、どういう形でご両親に協力をして欲しいのか?などのことを伝えることになります。

両親への説明について図解
また、実家に帰らず、近くのアパートを借りるなどの場合も、ウィークリーマンションから賃貸まで様々です。新たにアパートなどを借りる場合、その費用の負担を含めて、夫と事前に話をしておく必要があります。

ただ、子供を連れて、どこか別の場所に別居するというのも1つの方法ですが、可能ならば「夫に出ていってもらう」ということを優先してください。様々な事情からそれが出来ないのであれば仕方がないですが、子供がいる場合は、極力、夫に出て行ってもらった方が別居の負担が少なくて済みます。

3.父親との面会について

次に考えるべきことは、別居居期間中、子供と父親との面会についてです。特に、子供と父親の仲が良い場合などは、父親からも希望があると思うので、その点について取り決めをしておく必要があります。

一般的には月1回程度の面会が妥当です。それ以上、多くなるか少なくなるかは、子供と父親との関係性や、別居先と自宅との物理的距離などによって変わってきます。

急いで決める必要はありませんが、面会の機会が持てるかどうかは、今後の夫婦関係の修復にも密接に関わってくるため、極力、別居が始まる前に決めておきたいところです。

4.普段の連絡方法

細かいように感じるかも知れませんが、別居中の普段の連絡方法も決めておく必要があります。子供の事で、緊急で連絡を取る必要が出てきたり、事務手続き上、父親に対応してもらわないといけないことがあったりします。

また、、普段の連絡をとれるようにしておくことは、夫婦関係を修復していく上でも大きなポイントになります。

具体的には、メール/Lineを使うのか?電話は可能なのか?など連絡手段と、1日1回位であればいいのか?週1回位にしておかなければいけないのか?など連絡頻度です。この2つのことについて、最低限、決めておく必要があります。

5.転校手続き

子供を連れて別居する際、転校/転園が必要かどうかをまずは検討しておきましょう。

別居期間が短期間ですむ見込みであったり、別居しても自宅からそう遠くない場所であれば、転校までは必要ありません。

また、現時点で別居期間がどれくらいになるか全く読めない場合も多々あると思います。その場合も、別居先から学校に車などで送迎できるのであれば、やはり転校は控えた方がいいと思います。

転校することは、子供にとっても負担が大きいため、極力、現在の環境を維持すめためにも転校は控えられるのであればそうしていきましょう。
転校についての図解
また、夫との間で「1年は別居する」などの話になっている場合や、他県での別居になるなどの場合は転校手続きをとる必要があるかもしれません。この場合、子供との転校に伴う話しもする必要があります。

以上、子供を連れて別居をする場合のポイントについてお伝えしました。

まとめ

夫婦仲が悪くなり、仮に別居しなくてはならなくなったとしても、できる限り子供への負担は少なくしたいところです。

しかしそれでも、子供を連れて別居せざるを得なくなったのであれば、この記事を参考に進めてみてください。また、別居後は、しばらく休息をとった後、生活が落ち着いてきたら気持ちを切り替えて、夫婦関係を修復できるよう進めていきましょう。

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