こんにちは!!夫婦やりなおし相談室のアシスタント椋田です。今日からブログを新たに執筆担当することになりました。よろしくお願いします。
今日は私が以前結婚していた義母と関係が悪化し疎遠になってしまった話をしたいと思います。

義母との関わりは難しいですよね。夫婦関係にもモロに影響しますし…。
バツイチの彼と出会う
30代前半で出会った前夫はバツイチで、前の奥さんとの間に子供が一人いました。
自営業の彼の仕事を、前の奥さんが時々手伝うこともあり、離婚したとはいえお付き合い当初から何かと気になる存在でした。正直、あまり気分の良いものではありません…。(この話はまたいずれ)
義母との出会い
彼との入籍が決まった数日後に初めて義母を紹介されました。義母は物静かなおとなしい人というのが最初の印象でした。
私は、大切な彼の母親との食事会で緊張もしていましたが、自分をよく見せたい気持ちもあり、彼と義母との会話を取り持つのに必死だったのです。
急激に親密になる
前の奥さんの存在が彼の中でいまだに大きいように感じていた私は、彼女よりも義母に気に入られたいと思いました。
そこで、義母を紹介されてから間もなく、私は義母を誘い二人で出かけるようになりました。前の奥さんと違って私は義母とうまくやれている、と彼に思ってほしくて、会うたび義母の話に熱心に耳を傾けたのです。
彼との間に子供が生まれてからは、孫の世話を兼ねて義母は頻繁に顔を出すようにもなりました。義母のほうも、しばらく疎遠だった息子と新たに生まれたかわいい孫との距離を、私と付き合うことでなんとか縮めようとしていたのだと思います。今振り返ると、当時の私と義母の距離感と会話は、10代の女の子同士のようであったと思います。
前の奥さんの悪口
はじめ義母と私の会話は、彼の幼少時代の話や、義父亡き後に義母がどう生きてきたか、といった内容が中心でした。そのうち義母は、前の奥さんに対して不満に思っていたことを私に話すようになりました。
- あの子(前の奥さん)はおとなしいというより、暗くて何を考えているのか分からない子だった
- あの子(前の奥さん)は目が大きくてきれいな顔立ちはしてるけど、もともとすごく色が黒くて(夫)も当時嫌がっていたよ
- 孫も欲しいものあるかって聞いても何も欲しがらないし、子供らしいところがなかった
当時の私はこの義母の発言に嫌悪を感じるどころか、優越感を感じていました。地元では美人で有名だったらしい前の奥さんにコンプレックスを感じていたので、彼女の欠点を(全く欠点でもないですが)聞いてほっとしたような気持になりました。
また夫は、“二人を幸せにしてやれなかった”という気持ちが強く、前の奥さんと子供さんに多額の養育費と生活費を渡していました。そのため私たちの生活は余裕がなく、その不満が彼女に対する敵対心につながったのだと思います。一番分かり合えている親友のような顔をして、義母の話す他者の悪口を親身になって聞く日々が続いたのです。
次第に何でも打ち明けるように
義母が胸に秘めていた他者への不満を聞くようになって、私も気を許し少しずつ本音を話すようになりました。
彼と喧嘩した後は彼に対する不満を義母に話しました。
「それはあの子(夫)が悪いわー」。
「大変だったね。あの子は昔から頑固で付き合いにくい子なのよ」。
共感してもらえたことで私は気をよくし、なんでも義母に話すようになったのです。
次第に義母の欠点が目に付くように
ところが義母とのお付き合いが深まる一方、私は義母の言動が気に障るようにもなりました。例えば、私が以前とてもお世話になった方が経営する喫茶店に義母を連れて行き紹介した時のこと。
「私コーヒー大好き。普段はコーヒーしか飲まない」
という義母の発言に張り切ってコーヒーを淹れる恩人であるオーナー。ところが義母は一口飲んだだけでそのあと一切口をつけなかったのです。何かと支えてくれた恩人に対する幼稚な行動に腹が立ちました。オーナーも口にこそ出さないものの不満げな表情。
“無理してでも飲み干してくれたらよかったのに。いい年をしてなんて人だろう”
義母はもともと幼稚な言動がある人で、はじめはそれを義母の個性だと捉えていた私も、非常識な人、という印象を持つようになりました。この頃、私と同じく、いえ、もしかしたらそれ以上に義母も不満を溜めていたと思います。
内緒話が夫の耳に
ある日、帰宅した夫が開口一番「お前、俺が“約束した新しい洗濯機をいつまでたっても買ってくれない”ってブーブー言ってたらしいな。文句があるなら直接言えよ!」と怒鳴られ、しばらく呆然としていた私。
「え、ちょっと待って。その話何で知ってるの?お母さんにしか話してないのに!」
どうやら私がここだけの話、と思い打ち明けていた話の多くを、義母は夫に伝えていたのです。
後で、”母親だから息子に言って直させないといけないと思って・・・“と話してくれましたが、義母に話した明らかに私の立場が悪くなるような内緒話も、夫の耳に入っていたことがわかりました。
私は私で、夫の過去に関する聞きたくないような話を聞き、義母の立場が悪くなると知りながら黙っていられず、夫を問い詰めたこともありました。そうこうするうちに義母と私は内心互いに嫌悪するようになり、夫からの厳しい忠告もあり、距離が開いていったのでした。
義母とは関係が悪化し疎遠に
一時は友人より一緒にいる時間が長かった私たちでしたが義母と、疎遠になった後、夫と私は離婚したため、義母とはそれっきりになってしまいました。
こうなったのも、お互い相手との関係に打算があったことと、距離が近くなりすぎたことが原因だと思います。
息子(私にとっては夫)にいいところを見せたいために、はじめは自ら距離を縮めようとしますし。同性ゆえ何となく話が合うような気にもなるのですが所詮は夫のお母さん。
また年代が違えば価値観も大きく違います。スープの冷めない距離、とはよく言いますが心理面においても近すぎず適度な距離を保っていれば嫌な思いをすることもなかったのに、と後悔しています。
今となっては私にとっては良い経験ですが、あなたも夫の両親、特に義母との関係には十分お気を付けください!
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