完ぺき主義の友人

こんにちは。夫婦やりなおし相談室アシスタントの森田です。

とても有能な友人がいます。

結婚前は秘書としてバリバリ働いていましたが、出産を機に専業主婦となり10年。何でもできる人なのでお料理も手の込んだものを綺麗な盛り付けで、家の中もいつもきれいにしています。

お子さんの習い事、幼稚園や小学校の役員も務めていて、まわりのママ友からも頼りにされるとてもいいママです。ただ、彼女の中で外に出たい、働きたいという思いはずっとあるのだというのは友人として感じていました。

次第に家庭が息苦しくなる

完璧な専業主婦像をこなしてしまっている彼女は、ご主人にも完璧な夫像を求めていました。

「洗濯物はキチンとこの場所に置いて欲しい」、「子供の声かけは、もっと丁寧にすべき」など、夫にも完ぺきを求め、それを夫に押しつけてしまっていたのです。

あまりにも「すべき」という要望を夫に押しつけていると、やはり家庭内が息苦しくなってしまうものです。いつからか少しずつ夫婦の溝ができてしまいました。
息苦しい家庭
ご主人に好きな人ができてしまったんです。

次第に家庭内では夫婦喧嘩が増えていきました。時には、それがエスカレートして、ご主人は手が出るようになったり、彼女の作った食事をぶちまけたり。彼女もひどい暴言や罵声を浴びせ、もう修復不可能なのではないかと考えるようになりました。

1年半後に離婚する

お子さんが今、5年生です。

「中学に入学する1年半後を機に離婚しよう」ということになり、彼女は離婚後の生活を安定させるため、半年前から仕事に出ています。

結婚前と同じ秘書の仕事です。

10年ぶりの仕事。家事や育児との両立に大忙しです。体力的にもかなりハードです。

ところがこの夫婦、彼女が仕事に出ることで変化が起こり始めているようです。久しぶりに届いた彼女からのメールにこんなことが書いてありました。

「秋になったら身体が重くて重くて。家事も仕事も億劫でさ。パパと息子に助けられて持ち直しました。」

「普段、夜は疲れて速攻熟睡だし、細かいこと気にするほど家にいないからパパ、ごめんよ。ありがとうって思えるの。以前より断然気持ちのよい関係が築けているよ。忙しい方がいいみたい」

仕事がキッカケで、家庭内の家事や子育ても全て完ぺきにこなすなどということが難しくなり、それがかえって家族の雰囲気を変えていったようです。

仕事と家庭

息苦しさを改善する

お料理も出勤前に仕込んでおく煮込み料理が多くなったり、冷凍食品やレトルト食品も使うようになったそうです。

調理
お子さんが一人で習い事に行けるようになったり、宿題やお留守番も1人でできるようになったことも大きいようです。ご主人も彼女の経済的自立のため応援してくれ、お風呂掃除や食事の後片付けを手伝ってくれるように。

1年半後の離婚宣言をしている2人ですが、先日は親子3人で温泉旅行に行ってきたとお土産を届けてくれました。

2人の間の罵り合いや、ご主人の暴力の話を聴いていたので1年半後の離婚もやむを得ないのかなと思っていましたが、いい意味でいろいろなことが緩んでいる気がします。

  • 専業主婦なんだからもっとこうしなければ
  • 夫はもっとこうあるべき

働きに出ることで自然とこれらを手放していった友人夫婦。1年半後の結果はわかりませんが、このままうまく夫婦関係が改善する道もあるのではと思えてなりません。

「すべき思考」で重苦しい空気に

友人の夫婦関係が悪くなっていたとき、彼女がやっていたのは「すべき思考」というものです。

臨床心理学者アルバート・エリスは英語のmust(しなければならない)を語源としてmusturbationなどと読んだり、心理療法家デビッド・バーンズは「should構文(すべき)」と呼んだりしています。

「私は絶対に家事でミスをしてはいけない」とか「子供へは常に前向きに関わるべき」のような気持ちですね。この気持ちがあると、確かに、自己の向上には役立ちそうです。

「こうすべき」と考えて、向上心を持って臨むことは良いことだと思います。しかし、これが過剰になると、常に切羽詰まった感じになります。そして、他人にも、それを押しつけるようになると、お互い息を押し殺したような生活になったり、煙たがるような状態になります。
すべき思考の弊害
誰にとっても、これは辛いですよね。。

なので、もし自分や他人に、過度に「こうすべき」という気持ちを持ちすぎているときは、少しゆとりを持たせることを考えみてくださいね。

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