夫婦関係の修復はゆっくり
夫婦関係を修復していこうとするとき、急いで行動しすぎてしまう人がいます。「これもやって、あれもやって。とにかくじっとしていたらいけない」という具合です。
しかし、このように急いで行動すれば、それだけ結果が早く出ると言う事には全くなりません。そこで、今回は夫婦関係を修復する適切なペース配分について解説します。
夫婦関係の修復に時間をかけた方が良い理由
なぜ、時間をかけた方が良いのか?ここでは、夫婦関係の修復に時間をかけた方が良いと言う理由について整理してお伝えします。
感情トーンが下がるので
夫婦関係の修復に時間をかけることの重要な理由として「お互いの感情のトーンが収まる」ことが挙げられます。一般的には、夫婦関係に問題が生じると怒り、失望、悲しみといった強い感情が伴います。これらの感情は、夫婦間での対話を困難なものにします。逆に時間をかけて取り組むことで、相手も自分も感情が落ち着き、対応がしやすくなります。焦って早く行動使用とするよりも、時間をかけて取り組もうと思った人の方が多くの場合、スムーズに問題解決できる理由がここにあります。
行動が持続しやすい
長期的な視点を持つことで自分自身の行動を持続させやすくなります。そのため、短期的な視点を持って行動するよりも、修復できる見込みが上がります。短期的な解決策に焦点を当てると、目先のことにこだわってしまい、いろいろな要因で振り回されてしまいます。このような状態は長続きせず、急激な疲れをもたらします。逆に、長期戦として夫婦関係の修復に取り組むという場合、行動が継続しやすく、目先のことに振り回されることもなくなります。
自分の感情を回復させられる
時間をかけた方が良い理由として「自分の感情的な回復が図れる」という点があります。夫婦間に問題が生じるとたいていは大きなストレスを伴います。仮に自分の感情的な落ち込みが激しい場合、いくら行動しても夫婦仲が後退します。例えば暗い状態で相手に接しても、余計に悲壮感が漂うことになるからです。
時間をかけて接する場合は、それだけ自分の感情の回復時間が確保できます。そのため、時間をかけた方が案外良い方向に進みやすいのです。
ゆっくりペースが夫婦関係の修復には丁度良い
夫婦関係の修復にはこちらがゆっくり過ぎるかな?というくらいのペースで丁度良いときが多いものです。たいていの人は、相手のペースを無視して、自分勝手に事を早く進めようとするあまり、余計、問題が複雑になってしまうからです。
焦りが出てしまうと、つい相手の感情の変化が早く起こればいいのにとか、どうしてもっと早く問題行動をやめてくれないのかな?という具合に、本来コントロールできない相手の気持ちや行動の変化にまで神経質になってしまいます。こうなってくると、次第に精神的にも疲弊してしまい、負のスパイラルに戻ってしまうのです。
ちょっとゆっくりペースなというくらいで、最善だと思って進めていきましょう。
まとめ
夫婦関係の修復を急ぎすぎると、相手の気持ち不在のまま行動を取ってしまうことになります。このような状態になると、修復のための行動をとればとるほど状況が悪化するので注意が必要です。
関連記事
行動が早ければそれだけ早く夫婦関係が良くなるわけでは全くありません。気をつけて進めていきましょう。そこで話し合いについての関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、話し合いについての知識を深めて頂くことが出来ます。
自分がいない方が良いという夫
家庭内で自分の存在意義をあまり感じない夫。このような状態が続いてしまうと離婚リスクを高めてしまいます。その詳細は下記よりどうぞ。
参考ページ:もう自分などいないほうが良い
修復のためにできる行動の種類
別居期間中、夫婦関係の修復をするためにとれる行動というのは、ある程度種類が絞られてきます。ではどうやってそれを特定すれば良いのでしょうか?詳細は下記よりどうぞ。
参考ページ:別居期間中に修復するために出来る行動の種類