一生かかる問題を一瞬で解決?

「一生かかるような問題を、一回で終わらせようとする」これは話し合いを進める際に注意しておかなければいけない事です。もちろん、「一生」というのはたとえですが、離婚問題や女性問題、別居のことなど、通常、解決まではそれなりに時間がかかるものです。

しかし、私達は「とにかく、次回会って何もかも解決しよう」「次回会ったら、一気に別居を解消するように約束を取り付けよう」という具合に話し合いに臨んでしまいがちです。これが「夫婦問題の話し合いの失敗」を招くことになります。そこで、今回は話し合いの際の適切な目標の決め方についてお伝えします。

結論をぶつけ合っても平行線

「今週末に話し合いになったので、それで離婚を回避しよう」。このように目標を立てて臨むと多くの場合失敗を招きます。通常、別居の問題も夫婦関係の話も、離婚の話しも、それなりに解決するには時間を要します。それにもかかわらず「次回の話し合いで全て解決する」というつもりで臨めば、相手との話は全くかみ合わず、良い結果を招きません。

例えば、相手が「離婚して欲しい」と伝えているのに、こちらは「夫婦関係を修復したい」と伝えていても、平行線になってしまいますよね?しかし、「夫婦関係を修復したい」というのは、あくまでも結論です。話し合いのプロセスを無視して、いきなり結論を相手に押しつけるようなものになってしまいます。

これでは、お互い、結論をぶつけ合うだけで、話しが平行線になってしまうのも無理がありません。

言葉遣いも荒々しく

また、話し合いが平行線になると、お互い口調も攻撃的になってしまいます。

平行線が続けば、誰でもイラ立ちを感じます。そして、発言が攻撃的になり、それはそのままご主人との関係性を壊してしまいます。そういうことがあれば、「次回、話し合いの機会をつくってくれることもなくなった」などのようなことを招きます。

一気に解決させるの思いが対立を招く

計画的に話し合いを進める

話し合いでは一気に「問題解決」するということは、極まれに稀に起こります。しかし、そういったことは例外中の例外。大半は、離婚問題などを話す時には、何度も繰り返しの話し合いが必要になります。なので、「次回の話し合いで離婚問題も全て解決しよう」などとは思って臨まない方が適切です。

それよりも、「現状ある問題が少しでも変化すれば良い」あるいは「今後も継続的に話し合いをする事で同意したい」などのことを念頭に置いて進めてみてください。

問題が今回の話し合いで解決しなくても、次につながれば、その話し合いは成功です。次回につながれば、また、今日よりも一歩、夫婦関係を修復に向けて前進させることが出来ますよね?それをコツコツ続けることが、結果として夫婦関係の修復を実現することになります。

まとめ

今回は話し合いを平行線にしないための方法について解説しました。結論をぶつけ合って終わりと言うことにならないよう計画を立てて進めるようにしてください。その他、夫婦関係を修復するためのノウハウは下記のニュースレターで公開しています。今のうちに無料登録してみてください。

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