夫はなぜ問題を起こす?
浮気する、別居する、健康を害するまでお酒を飲む、暴言を吐く…など、夫の問題行動には、随分悩まされることも多いのではないでしょうか?
そもそもどうして次々と、このような問題行動を起こすのか?不思議に思ってしまうこともあるかも知れません。そこで今回は、夫が家を出て行った理由や、浮気するなど問題行動の原因について詳しく解説していきます。原因を知ることで、問題解決の一助となれば幸いです。
夫が浮気をして家を出て行ったのは、夫の性格の問題、夫の心の問題だと思っていました。何か他に理由はあるのでしょうか?
原因は本人の性格だけではない
夫が突然家を出て行くとか、浮気する、あるいは毎日朝帰りするなど、夫が問題を起こすと、多くの人は「夫の性格の問題」「夫の考え方のせい」と言うように、夫本人に原因を追及してしまうことが多いと思います。
確かに夫の性格が素晴しく、聖人君子のようであれば、問題は起きにくいかもしれません。しかし、実は「問題行動が起こる/起こらない」は、本人の性格や考え方以上に、周囲の環境も大きく影響しています。
例えば、家族との関わりが深くなればなるほど、ご主人も周囲(家族や身内)のことを気にかけるようになってきます。「家族に迷惑をかけられないから、こういう行動はしてはいけない」という具合です。周囲との関わりがあると、自分の行動を自制するようになります。
しかし、逆に、家族や身内との関わりが薄くなると、自分のことしか考えなくなります。「自分さえ良ければ良い」「家族が嫌な思いをしても知ったことではない」と言う具合に、周囲のことを気にかけなくなってしまいます。
犯罪心理学の社会的統制理論では、多くの問題行動は、この周囲の人との関わりが薄くなることが大きな原因の1つと考えています。
出典:wikipedia
究極、家族はいない、身内もいない、友人もいない、近所づきあいもない…という状態になれば、自分がどうなってもかまわないし、自分の欲求さえ満たされれば良い…という事になります。
このように家族との関係性が、夫の問題行動を増長させる可能性があります。また、周囲との関係というのは、必ずしも家族関係だけではありません。例えば「会社での関わり」「身内との関わり」など、こういったご主人の社会生活を送る上での全般の関係性を指しています。
家を出て行く理由を一言で言うと?
夫が家を出て行くなど、問題行動を起こす理由は、本人の性格だけが原因ではありません。社会的統制理論でみてきたように、周囲との関係性。これが問題行動の大きな要因の一つになっています。
つまり、これは言いかえると「孤独が、問題行動の根源」と言うことです。周囲の人との健全で、深いつながりをなくしていくと、家を出て行く、浮気するなどの問題が起こるようになります。
そして孤独が問題行動の1つの原因なら、これからは、ご主人との関わりを深めて、ご主人の心の中に「家族のことを悲しませることだけは出来ない」という気持ちを育ていくことが大切と言うことになります。
ご主人の起こしている様々な問題行動が目についてしまうとは思いますが、その根っこにある「孤独」という気持ちに働きかけていきましょう。
具体的には「別居している夫にメールで挨拶をする」、「声をかける」、「食事を共にする時間をとる」、「身内のイベントに一緒に誘う」など、出来ることは様々ですが、少しずつでもこの孤独という気持ちを家庭内から追い出していきたいものです。
また、さらに夫の孤独感をなくしていくための具体的な方法については、下記のニュースレターで紹介していますので、今の内に無料登録してみて下さい。
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