「相手の立場に立つ」は簡単じゃない?

別居中の夫と和解して、夫婦関係を修復しようとするとき、重要になってくるのは「相手はどう感じて、どう考えているのか?」ということに気を配ることです。もう少し正確に言えば「相手の立場に立ち、そこからこちらの対応を考える」ということです。

もちろん「そんなことは言われなくても分かっている」と言いたくなる人もるいと思いますし、きっと夫婦関係を修復していこうとする人なら、一度は「相手の立場に立たなければ」と考えたことがあるのではないでしょうか?

しかし、実際はこれは言うほど簡単じゃありません。「相手の立場に立って考えなければ」と思っていても、時間の経過とともにそんなことをどこかに吹き飛んでしまい、無意識のうちに「相手も自分も同じだ。自分がこう考えているんだから、夫も同じように考えているだろう」と考えてしまいます。

実はこれが別居問題の解決を遅らせ、夫婦関係を修復できない根本的な原因になっているのです。

ご相談者様ご相談者様

確かに、私も相手の立場に立つことが大事と周囲の人から言われますが、実際にはあまり出来ていないかも知れません。自分の立場や意見を主張することに必死になってしまっていたように思います。

「偽の合意効果」で夫婦仲の修復が遅れる

例えば、「こういう場面では、自分は恥ずかしい気持ちになるものだ」と思っていたら、相手もそう感じるハズだと人は考えてしまいます。物事を楽観的に考える自分がいたら、夫も当然、楽観的に考えるハズだ…という訳です。

これは、アイスクリームの好みから、政治的な意見まで「自分の好みや考えこそが、常識的で普通の考えだ」と思ってしまうものです。自分が考えていること、思っていること、感じていることを、他人もだいたい同じように、そう感じたり、考えたりしているだろうと思ってしまうのです。自分の観ていること、考えていることは、より常識的で、多くの人が同じように考えるだろうと見なすのです。

相手も同じように考えているはず

これを「偽の合意効果」と言います。しかし、実はこの「偽の合意効果」があるせいで、別居がいつまでも解消できなかったり、夫婦仲の修復ができなかったりするのです。

これを自覚すると夫婦仲の修復が始まる

「自分がそう考えるんだから、夫もだいたい同じように考えるはず」。

このように認識して話し合いなどに臨むと、相手が何か主張しようとしていても「ああ~そんな話しは聞かないでも分かる。そんなことよりも、私の意見を聞きなさい」という態度になってしまいます。相手の話など聞かなくても百も承知だということです。

しかし、夫婦仲の修復は「相手の話をしっかり聴いて理解する」ことができなければ、絶対に実現出来ません。

だからこそ話し合いでは「夫の考えは私と違うかも知れない。だから夫の考えなど、聞かなくても分かると思って話し合いに臨んではいけない」と意識して臨む必要があります。「自分が良いと思ったら、相手も良いと思うはず」、「自分がイヤだと思ったら、相手もイヤだと思うはず」というのは、一旦おいておきましょう。

それよりも話し合いでは「私はこう感じるけれど、もしかしたら夫は違うかも知れない」という可能性を意識して、まっさらな気持ちで相手の話に耳を傾けていきましょう。勝手に、「この人の言いたいことはきっとこういうことだろう」と独りよがりな解釈をせず、確認を取ってみるようにします。

例えば「私はその話しを聞いて、このようにあなたが感じているんだと理解したけどそれであってるかしら?」、「あなたは問題は、●●が原因になっていると考えているようだけど、あなたの考えはそれで間違いないかしら?」。

このように、ちょっとした確認の質問をする、その「ひと手間」をかけることが、別居を解消し、夫婦仲を修復できる秘訣の1つになります。

ブログより詳しい情報はこちら

ブログではお伝えできないなかった、具体的なノウハウや事例などが満載の「ニュースレター」に無料登録していただけます。下記に普段お使いのメールアドレスをご入力ください。1分以内に別居解消や夫婦関係の修復に役立つニュースレターをお届けいたします。