夫婦関係は長期的に取り組むことが大事

別居の解消に向けて取り組んでいるときや、夫婦関係修復に取り組んでいるとき、通常、まっすぐ、直線的に物事が解決していくということは起こらないです。例えば「今日は、夫と会話が出来るようになった。さらに3日後には、一緒に外出できるようになった。1週間後には元に戻った」という具合に、ただただ直線的にスタートからゴールに向かっていけるわけではありません。

短期的に夫婦関係修復ができると期待しない

しかし、渦中に自分がいて日々努力をしていると、どうしてもその直接的な解決が訪れるのではないか?ということを期待しがちになってしまいますよね?

しかし、このような過剰な期待は、時に自分の気持ちをいつも以上に落胆させてしまいます。「スグに上手くいくに違いない」と思っていると、現実はそう簡単ではないことも多いので、少し行き詰まると「思った通りに進まない。もうダメだ」と気持ちが大きく落ち込んでしまいます。

夫婦関係を修復して行こうと思ったとき大切なのは、そのように楽観視しすぎた展望を持たないことです。これは夫婦カウンセリングの場でも、常に気を遣っている点です。

段階を追って夫婦関係は修復する

現実的には、夫婦関係は紆余曲折しながら、全体として前進していくという形をとります。短期的には山あり、谷ありですが、最終的に夫婦関係が良い方向に変わっていく。このような現実的な展望を持って臨んでいきましょう。

たとえば、これから100メートル走の短距離走なんだと思って、別居の解消に向けて頑張っていたら、実は42キロあるマラソンだった・・ということになれば、気分的な落ち込みも相当なものです。もちろん、短距離走であればとても幸運と言えるかもしれませんが。

しかし、現実の夫婦関係の修復は、短距離走とは限らないです。なので、どんな時も長期的視点をもって取り組むようにしましょう。長期的視点をもって取り組むと、仮に短距離走であればそれは問題がないということですし、長距離走になったとしても、覚悟を決めて始めたわけですから、十分最後まで夫婦関係の修復をやり遂げることができます。

これは「悲観的に考えましょう」ということではありません。現実的に考えましょうということです。そして、現実的に考えると、夫婦関係の修復は、より近づいてきます。

現実的に考える

まとめ

夫婦関係の修復に真剣に取り組みたい!そう思ったら、夫婦関係修復ニュースレターに無料登録してみてください。こちらでは具体的な方法や事例などつっこんだ内容までくわしく解説します。ニュースレターへの登録は無料ですので今すぐ下記よりどうぞ。ニュースレターは日刊で届きますが、配信解除はいつでもできます。

よくあるご質問

ここでは『夫婦関係修復には、長期的視点をもって取り組もう』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

結婚8年目で修復を試みる

【Question】
結婚生活8年目になります。結婚当初は比較的仲良く過ごせていたと思います。しかし、ここ数年、夫との関係がうまくいっていいません。夫は仕事で忙しいです。毎晩11-12時頃まで帰ってきませんし、飲み会があるともっと遅いです。一方で、私は家事や子育てで疲れ果てています。たいていは夫が帰宅する前に子供と寝てしまっています。二人の間にすれ違いが生じ、会話も用件だけになりがちです。しかもLINEで。こんな状況が続くと、いずれ夫婦関係が冷え切ってしまうのではないかと心配しています。できることなら、早急に二人の関係を修復したいと考えています。短期間で夫婦の信頼関係を取り戻すことはできるものでしょうか。

【Answer】
ここ数年関係が悪化していると言うことで、不安も大きいですよね。まずは、生活を整えることを考えてみてください。例えば、家事であればいくらか実家や掃除代行会社などに依頼することができるかもしれません。あるいは、まだ幼いので心配かも知れませんが、お子さんを一定時間、預けると言うことも可能かも知れません。

どちらにしても、生活の負担を下げるということは必要だと思います。この生活が続くと疲労が大きくなり、なかなか夫婦関係の修復について考えることが難しいということもあるからです。なので生活に忙しい場合は環境を変えることを考えてみてください。また、ご主人に対しても仕事を減らしたり、調整することが出来ないか打診してみるのも良いと思います。

その後、夫婦2人で仕事の話やストレスの発散の仕方について話し合ってみてください。環境が整えば、話し合えることも増えてくると思います。

関連記事

夫婦関係の修復はけっして急いで事に当たれば良い結果が出るとは限りません。むしろ、重要なのは短期決戦ではなく長期で取り組む事です。ただ、今回の記事でこの長期的視点で取り組む事の重要さについて十分は伝わっていないと思います。逆にこのポイントを理解すると、取り組み方が全体的に大きく変わります。そこで今回の関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、今回の内容について理解を深めて頂くことが出来ます。

長期視点で取り組む

関連記事の紹介画像
長期的して感で取り組む事は、つまり一貫性を持って事に当たるということです。この点が欠けてしまうと、あなた自身への信頼性が大きく損なわれてしまいます。自分への信頼がなくなってしまうと、夫婦関係を修復していくためのエネルギーが果ててしまうこと意味します。だからこそ、自分への信頼は絶対に死守すべき事なのです。

そこで、下記の記事をご確認ください。

参考ページ:一貫性のある行動をとろう

夫の話しを聴くこと

相手の話を聴く
夫婦間で問題が生じているときは、相手の話を聴くと言うことがあります。しかし、「話しを聴く」というと相手のことに賛成しないといけないのか?と思っている人がいるのですがそれは誤解です。詳細は下記より。

参考ページ:夫の話を聴くことと、賛成することは違う?

愛情を取り戻す

夫婦間の愛情について
夫婦間で愛情がなくなる…。そのような事があると、大変、寂しいですが、それを取り戻すには一体どのようなことに取り組めば良いのでしょうか?その原因と対策について解説します。

参考ページ:夫婦の愛情を取り戻すたった1つの秘訣