最近、妙に声をかけにくくなったなど、夫婦仲が微妙だと感じることはありませんか?このような状態を放置しておくと、離婚危機を招くなどのこともあります。そのため、早期対応が肝心です。そこでここでは、夫婦仲が微妙であることのリスクや原因、対応方法などについて詳しく解説します。
夫婦仲を微妙なままにしておくリスク
夫婦仲が微妙な状態を長期間続けることにはいくつかのリスクがあります。ここではその代表的なものを取り上げ解説します。
離婚危機を招く可能性
離婚危機を招く可能性は、夫婦仲を微妙なままにしておくことのリスクの1つです。夫婦関係が微妙なままだと、お互いの溝が深まり、会話がしにくくなったり、スキンシップがなくなったりしていきます。結果として、コミュニケーション不足やレスなどに陥り、離婚危機を高めてしまいます。
ストレスの増加
夫婦仲が微妙な状態が続くと、夫婦のどちらか一方、あるいは両方にとって、ストレスが増加することがあります。微妙な関係が続いてしまうと、お互い相手に対してイライラや不安が高まり、心理的な負担が増えます。状況が悪くなると睡眠障害、頭痛、胃腸の不調など、身体的な健康問題を引き起こすこともあります。
共有時間の減少
共に過ごす時間が減少するリスクがあります。夫婦仲が微妙な状態になると、お互いが1人で過ごすことを求めるようになり、一緒にいることを避けがちです。また、これまで休日などを一緒に過ごしていたとしても、感情的な距離が広がることで、別行動をとると言うことも増えてきます。このように、共有時間が減少してくると、夫婦仲を悪化させていくことになります。
夫婦仲が微妙になる原因
そもそもなぜ、夫婦仲が微妙になってしまうのでしょうか?その原因についてここで詳しくお伝えします。
役割分担の不公平感
夫婦仲が微妙になる原因として、家事や育児の分担に関する不公平感が挙げられます。一方のパートナーが家事や育児の負担を過度に多く負っていると感じると、その不満が夫婦関係の微妙さを生み出すことになります。特に、両方のパートナーが外で働いている場合や、子供が居る場合などにこのような不公平感が発生しやすいです。
友人とばかり時間をとる
夫婦のどちらかが友達とばかり時間を過ごすことがあれば、夫婦仲が微妙になる原因となります。一方のパートナーが自分のレクレーションや趣味の時間、遊びの時間を友達とばかり過ごし、もう一方が疎外感や孤独感を感じます。例えば、夫が平日は同僚と飲みに行くばかりで、自宅で一緒に夕食をとることがないとか、週末は趣味のイベントなどに忙しく、家族と過ごすこともないなどの場合です。
コミュニケーションが上手くとれない
コミュニケーションが上手くとれない場合、それが夫婦仲が微妙になる原因となることも。例えば、一方のパートナーが常に「でも」「しかし」といった言葉を使って批判的な態度を取る場合、もう一方のパートナーは自分の意見や感情が否定されている、あるいは自分自身が否定されていると感じる可能性があります。このような否定的なコミュニケーションは、相手を防御的な態度にさせてしまい、結果として「もうこの人とは会話しない」などのような状態を引き起こすことがあります。
夫婦仲が微妙なときの対策
ここでは、夫婦仲が微妙になってしまった場合、どのような対策をとれば良いのかについて解説します。全てを行動に移す必要はありません。自分のおかれている環境の中でできる事を進めてください。
生活スタイルの見直し
対策として考えられる事の1つは生活スタイルの見直しです。日常生活の中で、お互いの共有時間が減り夫婦仲が微妙になっている場合などは、生活スタイルを見直してみてください。例えば、仕事や趣味に忙しくなりがちで、夫婦としての時間を確保することがおろそかになっているのであれば、一緒に趣味を楽しむことが出来ないか?といったことを考えます。
共有時間を約束してもらう
1日の中で一緒に過ごせる時間を約束してもらうことも重要です。忙しい日々の中でも、夫婦として共有する時間を確保することは、関係の安定性と絆を強化するために役立ちます。例えば、夕食の時間を一緒に過ごすことだれけは守ってほしいなどのことを約束してもらうことを考えてみてください。このような定期的な共有時間は、夫婦間のコミュニケーションを促進し、微妙な関係を解決することに役立ちます。
肯定的な会話
コミュニケーションを肯定的にとることは、夫婦仲が微妙なときの対策として有効です。例えば、相手の話しを途中で遮ったり、「しかし」「でも」などのような発言で返答を始めたりすることは、夫婦仲を微妙にしてしまいます。そこで、夫婦間の会話において、相手の話を最後まで聞くようにしたり、反論や批判をする前に相手の意見や感情を受け入れるなどことで対応してください。
体験談『微妙な夫婦仲を放置して、離婚問題に発展』
ここでは、夫婦やりなおし相談室に御相談いただいた方が、ブログ読者さんのお役に立てればという趣旨で体験談を送ってくれたので紹介します。微妙な夫婦関係を改善するためにも参考にしてください。
夫とは遠い距離感
私たち夫婦は、表面上は問題なく過ごしているように見えました。喧嘩が多いとか、そのようなこともありません。しかし、友人よりも遠い距離感で、一緒にいても会話が弾むことはありませんでした。私は、特に杣のことについて気に留めていませんでしたがある日突然、夫から「離婚したい」と言われたのです。
離婚の言葉に衝撃
夫からの離婚したいという言葉に衝撃を受け、何が不満だったのかを尋ねました。しかし、夫は「特に嫌いとか、不満があるわけではないけれど、このままでは未来が見えない」と言われました。少なくとも幸せではないんだろうな…と思いました。その言葉を聞いて、確かに私達は何か心の内を伝え合うなどと言うこともありませんでしたし、お互い相手を理解していなかったかを痛感しました。
共有時間を増やす
どうすれば良いかわからず、夫婦やりなおし相談室に相談しました。そこで「決定的な問題がなくても、微妙な関係を放置すれば、離婚問題に発展することもある」と聞かされ、もっと積極的に関係を築く努力が必要だと気づかされました。アドバイスに従い、共に過ごす時間を増やすことから始めました。夕食は一緒にとり、週末には一緒に出かけるようにしました。また、夫に対して肯定的な言葉をかけるようにも心がけ、夫の反応も少しずつ変わっていきました。
努力することの大切さ
数ヶ月後、私たちは以前よりも自然に会話ができるようになり、夫の表情にも明るさが戻ってきました。夫から離婚を切り出されたことは、私たちにとって大きな試練でしたが、それがきっかけで関係を見直すことができました。何も問題がないように見えても、夫婦関係は努力し続けることも大事だと実感しています。自然に、良い夫婦関係が出来るわけではなく、意志をもって良くしていこうと思っています。
夫婦仲が微妙なときの注意点
ここでは注意点についてお伝えします。夫婦仲が美みょぅな時の対応をとるさい、下記の内容を守って進めるようにしてください。
急激な変化を求めない
夫婦仲が微妙なとき関係の改善を焦って進めようとしてはいけません。急激な変化を求めると、余計状況が悪化することが多いためです。すぐに全ての問題を解決しようとするのではなく、徐々に進めた方がリスクが少なく、夫婦仲もより強固なものになっていきやすいということを覚えておいてください。
精神的な健康に配慮
自分の精神的な健康には十分配慮してください。夫婦仲が微妙なときは、想像以上にストレスが溜まるものてず。そのため、自分自身の感情やニーズを認識し、それらに対して注意を払い、不満をため込まないようにしてください。ストレスや不安を感じるときは、友人と時間を過ごす、数日帰省する、自然の中を散歩するなどのリラックスの時間を確保することが肝心です。
まとめ
今回は、夫婦仲が微妙なときの対応について解説しました。その他、夫婦関係を修復するための具体的なノウハウは専用ニュースレターで公開しています。参考にしてください。
よくあるご質問
ここでは『夫婦仲が微妙なので心配』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
最近、会話がなくなった
【Question】
最近、夫との間で会話がほとんどなくなってしまいました。以前は一緒に食事をしたり、テレビを見ながらお互いの日々の出来事について話していたのですが、今は夫が帰宅してもそれぞれが自分のことをして過ごすだけで、ほとんど言葉を交わすことがありません。
なぜ、会話がなくなっていったのかよく自分では分かりません。この状態が続いていると、夫婦としての絆が薄れていくようで、とても心配です。夫とどのようにコミュニケーションを取ればいいのか分からず、困っています。
【Answer】
会話がなくなってしまうのにはいくつかの理由が考えられます。もし理由が特定できるのであれば、そうした方が良いです。もちろん、理由が分からなくても、対策はとれますが、目星が付いていた方が進めやすいことも多いです。なので、下記の記事など参考にしながらその理由を検討してみてください。
参考ページ:夫婦の会話がなくなる21の理由。対策はどうすればいい?
話し合いができない夫
【Question】
普段の日常会話は問題なくできていますが、何か重要な話になると、なかなか話し合いができません。夫はそういった話を避けがちで、話し始めるとすぐに話題を変えたり、具体的な答えを避けたりします。これには非常に困惑しており、夫婦として大切なことを共有できていないと感じています。例えば、子供の教育や家計の問題、私たちの将来についてしっかりと話し合いたいのですが、夫はいつも「大丈夫」と言って話を流してしまいます。このままでは、溝が深まる一方だと心配しています。夫としっかりと話し合い、お互いの考えを理解し合える方法はないでしょうか?
【Answer】
直ぐに出来ることの1つとしては、予告してみることです。唐突にデリケートな話をしようと思っても相手が心の準備ができていないので避けられることはありません。そのため、「今度、教育の問題について話したい」など事前に伝えておくことで、夫が心の準備ができて、話し合いに応じてくれる事もあります。その他、出来ることは下記の記事も参考にしてみてください。
参考ページ:夫が話し合いを拒絶!逃げる場合はどうすれば良い?