夫婦で会話がないのが悩み

新婚から結婚数十年に及ぶ夫婦まで、共通した夫婦間の悩みは「会話がない」というものです。

もちろん、「うちはおしゃべりが大好きで会話が絶えない」という夫婦もいますが、長年会話がないことが悩みになる夫婦もいます。そこで、今回は会話がなくなる理由について詳しく解説し、その対策についても触れしていきたいと思います。

ご相談者様ご相談者様

だんだん会話が減ってきていることは気がかりです。まずは理由を確認して今後の対策に役立てたいです。

会話のない夫婦になってしまう21の理由

ここでは会話のない夫婦になってしまう主な理由を取り上げていきます。該当する項目がないかよく確認してみてください。
手順についての図解

1.スマホのし過ぎ

スマホでLINEやSNS、ゲームに夢中になっていると、次第に夫婦間の会話は減っていきます。

どちらかがゲーム依存のような状態になり、一日中スマホやPCに釘付けになっているということもあると思います。ゲームと同時に他のプレイヤーとTwitter上で会話するなどということもよくあることで、同じゲームに夢中になっているもの同士で会話が盛り上がったりします。

スマホに夢中になる夫
また、夫婦共々ずっとスマホを見ているということもありますが、お互い会話をするよりも、その場にいない人とLINEで会話したり、気になるニュースを確認したりで忙しかったりします。

2.過去の不満が蓄積

会話できる機会はあるけれど、積極的に相手と話をしようという気にならないこともあります。

例えば、過去に相手が隠れて借金をしていたとか、浮気をしていたなどのことがある場合です。このような場合、もう一方が相手に対して不信感を持ってしまい、それ以来、前向きに会話していこうという気力が失われてしまうことがあります。

不満がたまって会話がない

3.元々相手が無口

これは性格的なものも大きく影響しますが、相手が無口ということもあります。場合によっては結婚当初くらいまでは比較的会話があったけれど、近年、その無口に拍車がかかり、最近はめめっきり会話がへってしまったということもあります。

無口に拍車がかかっているというのは、仕事のストレスが大きい、日々の生活に変化がなくテンションが低いことが慢性化しているなどの要因が考えられます。

4.浮気をしている

会話がなくなる理由として、相手が現在浮気をしているという可能性もあります。例えば、自宅に帰っても浮気相手と連絡を取り合うために、トイレや自室にこもっているなどのことがあります。

トイレで浮気相手とやりとり
このように環境的にシャットダウンされてしまうことがあるので、自然に夫婦間の会話は減っていくことになります。

5.仕事で疲弊している

労働環境が過酷な場合、相手が自宅に帰ってきても会話をする気力がないということもあります。これは精神的にも、肉体的にも、負担が大きい場合、会話がなくなるということにつながります。

仕事で疲れている
「オン/オフを切り替えることが大事」とはいっても、人間はロボットではないので簡単に割り切ることはできません。そのため、仕事で気になることがあれば、自宅でもそれがずっと頭から離れないということになります。

6.何を話していいかわからない

例えば単身赴任をしている夫が久しぶりに自宅に帰ってきたら、何を話していいのかわからないということがあります。これは普段、会話をしていないので、突然、顔を合わせてもなかなか自然に話ができないことに起因します。

一定期間、共有時間を増やしていけば回復していくこともありますが、自宅に戻るのが短期間だという場合、なかなかそれができません。

7.急に不機嫌になるので萎縮

こちらが何気なく発した発言に相手がカチンときて、急に不機嫌になってしまうということがあります。そのようなことが繰り返される夫婦間では、一方が萎縮してしまって「また怒らせてしまったらまずい」と思い、会話をしなくなっていく傾向があります。

いつ、どんなことで相手が怒るのかわからないのですから、これは当然といえば当然です。ビクビクしながら会話をするというのは、全く楽しくありません。

8.共通の話題が少ない

夫が仕事の話を聞かれるのを嫌がる。さらに子供のことにも関心がない。共通の趣味もない。このような場合、共通点が少ないため、なかなかできる話題がないということがあります。

お互いもっと会話ができれば…とは思っていても、短時間の会話で終わってしまいます。次第にお互いが「もっと他の人と話をした方がいい」と考えると、ますます会話が減っていきます。

9.生活リズムが異なる

最近はこの生活リズムが異なるということも増えました。共働きで一方が早朝に出勤。もう一方は深夜帯まで働くというよな具合です。なかなか顔を合わせることもないので、そもそも会話する機会がありません。

さらに休日も会社の都合で曜日が変わることが多々あるので、別々の日に休日を取っている場合、会話がないことが日常化してしまうことになります。

10.好きな時間の過ごし方が異なる

「私はアウトドア派で、いつも外で何かしたい人。でも夫はインドア派で休日は朝まで寝ていて、その後はゲームしかしない」などのようなケースです。

インドア派とアウトドア派
お互い、好んだ時間の過ごし方が異なるので、次第に会話が減っていく傾向があります。しかし、このケースは改善できることも多いです。

11.子供とばかり会話してしまう

例えば、奥様が子育てに夢中になり、自宅では子供とばかり会話しているというようなケースです。この場合、ご主人は自宅に居場所がないということにもつながります。

さらにご主人が「本当は家族で和気あいあいと過ごすことが好き」という性格の場合、自分だけがのけ者にされたような感覚になり、孤立を招くことになります。

12.夫婦どちらか一方が趣味に夢中

これも夫婦カウンセリングをしていると、時々あるケースです。夫婦のどちらかが趣味に夢中になり、休日もそのことで出かけることが多くなる、などのことです。

また、興味の対象は趣味だけに限らず、仕事のセミナーや勉強会などで忙しいなどのこともあります。このような場合、相手がどんどん知らない人になっていくような感覚を覚えてしまうこともあります。

13.言葉遣いがひどい

相手の言葉遣いがひどく、会話をする気になれないということがあります。相手もストレスがたまってのことではありますが、言葉遣いが悪いので「子供にも聞かせたくない」などの理由から会話がなくなっていきます。
暴言がひどいので逃げる

相手が何か心ない発言をする度に、家庭内の空気が悪くなってしまい、できる限り会話をしないようにしようと考えてしまいます。

14.新婚時の環境変化

新婚だけれど、会話がなくなるという場合があります。これまでの独身生活とは、環境が変わるため、その変化にどちらかがついていけていないという可能性があります。

独身時代は、好きな時間に寝て、好きな時間に起きる。食事も食べたいものを食べるというスタイルだったものが、結婚後はある程度、相手に合わせて過ごす必要が出てきます。

そうすると、その相手に合わせるということに大きなストレスを感じてしまい、次第に会話がなくなっていくことがあります。

15.出産が会話が減るきっかけにも

出産後は、今までの結婚生活と大きく生活スタイルが変わります。奥様は赤ちゃんのことにつきっきりになりますし、何かと子育てでイライラしてしまうことも増えています。

そうすると、夫側は途端に寂しい思いをしたり、どう妻に関わったらいいのかわからないし、赤ちゃんもさらによくわからないということになり、孤立していくことが多くなります。

また、義理両親が自宅に出入りするということも増えていくため、余計、夫は自宅に居場所がないと感じてしまい会話が減ってしまいます。奥様側からすると、そんなこといっていられないという状況ではありますが、これは結果として会話がなくなる要因の一つになります。

16.マイホーム購入に伴うストレス

マイホーム購入時は、実は会話がなくなるリスクが高い時期の一つです。特にどちらか一方が「その物件に満足していない」などのことが潜在的にあります。

また、夫側がマイホーム購入金額が想定していたよりも大きく、今後のローン支払いを考えたとき、プレッシヤーが強く感じて会話がなくなるということもあります。

住居を購入に伴う不安やストレス

17.子どもの反抗期によるもの

子供が中学・高校に上がり、反抗期が始まると夫婦間の会話がなくなることがあります。これは、例えば父親と子供の関係が悪くなるなどのことがきっかけになります。

親子間の関係が悪くなると、「これは妻の子育てが悪かったのではないか」と逆恨みしたり、「自分はもう子育てに口出ししたくない」と思って殻に入ってしまうなどのことがあります。

そうして、親子間にトラブルがあったとき、もう一方の親(夫が子供との関係にトラブルがあるのなら妻)がそれをフォローしてあげられないと、ますます会話が減ってしまうことになります。

18.子供の進学

教育方針の違いから、進学に関して意見が異なり、それが理由で会話がなくなっていくということがあります。例えば、夫は大学なんていかなくても良いと思っていて、妻は「なんとかして希望の大学に入れてあげたい」などの差異があります。

子供の教育方針
この場合、どちらかが思い通りの子育てができなかったなどの理由で、家族に背を向けてしまうということがあり、実際に夫婦カウンセリングの場でも相談内容として比較的、多いものになっています。

19.夫の仕事が多忙

子供の独立はまだ先だし、仕事の負担も増えていく一方のこの時期。次第に自宅に帰る時間が減っていき、夫婦間の会話が減ってしまうということがあります。

子供は妻とだけ会話するようになり、夫が1人孤立するということも。こうなってくると、ますます夫は仕事だけに集中するようになり「今はローンもあるし、子供の教育費もあるのだから、黙々と自分は頑張るのみ」のように考えてしまい、状況をさらに悪くしてしまうこともあります。

20.子供の結婚

これは、会話が減る理由としてはあまり多くないです。進学とは違って、結婚は真っ向から反対は難しいし、そもそも結婚相手は本人の気持ち次第と思っていることが多いから?ということなのかもしれません。

ただ、それでも会話が減っていくケースは稀にあります。例えば「結婚後、子供がどこに住むのか?」「親がどこまで結婚式を援助するのか」などで意見が対立し(夫婦感であれ、親子間であれ)会話が減っていきます。

21.子供が独立したこと

子供がいた頃は比較的会話も多かったけれど、進学や就職等で子供が自宅からいなくなると、途端にどんな会話をしていいかわからなくなってしまうことがあります。この場合、やはり会話が減っていく機会になります。

どちらかが「このまま老後までどう過ごせばいいのだろうか?」と不安を抱えることもあります。

会話を増やす方法は?

ここまで会話が減ったり、なくなる理由についてそれぞれ列挙してきました。最後に、会話を増やす方法について解説します。

その1.コーヒーとビスケット

アイルランドにあるアルスター大学の心理学者オーウェン・ハージーらは、食事をともにしない人たちが仲良くなれないことを指摘し、それを「コーヒーとビスケット問題」と呼びました。

なぜ「コーヒーとビスケット」なのか?というと、イギリス人は「紅茶を飲む」という習慣があります。この習慣を作ったそもそものきっかけの1つは「イギリス人はシャイだけれど、お菓子や飲み物を一緒にとれば、緊張がほぐれて会話が弾むから」というものです。

本題に戻しますが「ともに食事をとる」というのは、会話をする良いきっかけになりやすいということです。会話を増やすためのきっかけとしてまずは飲食をともにする時間をとってみてください。

その2.時には想定外の話題も

一定期間、会話がない状態が続くと、簡単には会話を増やせないこともあります。その場合は、思い切って相手の想定外の話題を出す、ということも考えてみてください。

もちろん、急に相手の意表を突くような話題を出すことはできませんが、普段から「これは興味深いな」と自分が思える話題をストックする意識をつけることは肝心です。そうすることによって、いざという時、その話題を提供する事ができます。

実際、イギリスの心理学雑誌に発表されたRobert W. Frick博士の論文では「相手の興味を引きたいなら、相手が思いもよらない話題が良い」ということを伝えています。

論文『Interestingness』
出典:the british psychological society

まとめ

今回は夫婦間で会話がなくなる理由について詳細をお伝えしてきました。その他、夫婦関係を修復するために役立つノウハウを専用ニュースレターで公開しています。今なら無料登録していただけますので、下記のフォームよりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫婦の会話がなくなる21の理由』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

40代の会話なし夫婦です

【Question】
結婚して以来、あまり会話がありません。既に2人とも40代で、この先もこれは変わらないでしょうか?

【Answer】
ずっと慢性的に会話がなくなっていると言うことですね。「この先もずっと会話がない状態が続くのではないか?」と思うと不安も大きいと思います。

確かに習慣的な行動というのは、変えるのは大変な面があります。しかし、悪習慣は絶ちきることが出来のもまた事実です。自分から関係性を変えていくという主体性は必要ですが、これから出来ることを1つずつ行動に移していってはどうでしょうか。

会話なし夫婦になった原因はスマホ

【Question】
私たち夫婦は会話がほとんどありません。その主な原因は夫がスマホばかりしているからです。自宅にいるときはずっとゲームをしていたり、チャットで誰かと連絡を取りあったりしています。今後、どうすれば状況を変えることができるでしょうか。

【Answer】
スマホばかりされたのでは、会話できる機会がとれないので、対応も難しいですよね。一度、ここ最近の生活を振り返ったとき、いくらかでも相手がスマホをしていないという時間帯はあるのか確認してみてください。例えば、食事の時間は、スマホをしていないということがあるかもしれません。あるいは、外出して運転しているときはスマホをしていない(運転しながらしていたら大変ですが)、ということなどあるかもしれません。

もしそういった「スマホをしていない時間帯」があるのであれば、そのときに会話をする事が出来ないか?検討していきましょう。そういった瞬間はほとんどない、などの場合はまた別のアプローチを考えることになると思います。

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