夫が人のせいにして自己責任を取らない行動は、家庭内外で様々な問題を引き起こします。そこで、夫が責任を回避する背後にある心理や問題点、対処方法など詳しく解説します。夫が自己責任を取れるようになるまでには、一定の時間がかかりますが、この記事の内容を参考に今日から取り組んでみてください。
- 夫がすぐに人のせいにして困る
- 自己責任をとらない旦那にイライラする
- どう諭せば良いか分からない
人のせいにする夫の問題点
ここでは、人のせいにする夫の問題点について解説します。責任を回避し、他者を悪者にすることで信頼関係が損なわれるため、自己責任をとらないことの影響はとても大きいです。また、問題点を理解しておくことは、解決する際にも役立つので、早速ご確認ください。
妻の不満が溜まる
夫が自分の過ちを認めず、他人のせいにすることで、妻の不満は溜まっていきます。妻が夫の行動に問題があり、責任のあるのは夫だと思っていても、夫がそれを否定することで、妻の心にはギャップが生じてしまいます。
それが結果として、妻のイライラやストレスにつながります。また、場合によっては、夫に対して不信感を抱く原因にもなります。
他者が悪者にされる
夫が「自分は悪くない、あの人が悪い」と責任を他人に転嫁することで、無実の人が周囲から不当な非難を受けたり、その人の評判や信頼が損なわれることもあります。責任をなすりつけられた人は、周囲から白い目で見られたり、人間関係や職場環境などにも悪影響を及ぼすことがあります。
問題が放置される
問題が放置されるということもあります。例えば、夫が家庭の家計管理に失敗し、その結果、赤字になった場合、本来ならば夫婦で協力して解決策を見つけるべきです。しかし、夫がその責任を妻に押し付けると、家計問題は未解決のまま放置され、赤字がさらに続く可能性があります。
問題が繰り返される
他人のせいにして夫が責任を取らない場合、反省の機会がないという意味になります。それは結果として、同じ問題がこれからも繰り返されるということに。例えば、夫がミスを妻のせいにし続けるとします。夫は自己反省をせず、ミスの原因を理解しないため、同じ過ちを何度も繰り返してしまいます。このような態度は、夫自身の成長もしないし、夫婦関係にも悪影響を及ぼします。
夫が人のせいにする理由
夫が他人のせいにする理由や心理について解説します。これを理解することで、夫婦関係の改善や問題解決の手がかりになることもあるので、しっかり確認してください。相手の気持ちを理解することが問題解決のカギです。
謝罪したくない
謝罪したくないという理由で他人のせいにすることがあります。例えば、夫が家族との約束を破り、予定していた旅行をキャンセルせざるを得なくなったとします。
このとき、夫は自分のミスや管理不足を認めて謝罪する代わりに、「部下のミスで仕事することになった」と仕事や部下のせいにします。謝罪は自分が「負けた」と感じたり、家族から責められるのではないかという不安が大きいためです。
他人によく見てもらいたい
他人によく見てもらいたいという理由で他人のせいにすることもあります。例えば、夫が会社のプロジェクトでミスを犯し、納期に遅れが出た場合、その責任を部下や同僚に押し付けることがあります。自分がミスを認めれば、上司や同僚からの評価が下がるのを避けたいという心理が働きます。
自分をいい人と思いたい
これは、夫が自己認識と現実のギャップを埋めるための心理的防衛といえます。例えば、夫が家庭で何かイベントをしようとしたとき、夫が準備を怠り、結果的に家族が楽しみにしていた計画が失敗したなどのことがあるとします。
夫はその責任を自分ではなく、他の家族や状況のせいにするかもしれません。しかし、そうすることで自分は「良い人」であり、失敗するはずがないというセルフイメージを保つ気持ちが働きます。人は「自分はいい人」だという意識を持ちたいので、このようなことになります。
どう償えば良いか分からない
どう償えば良いか分からないという理由で他人のせいにすることもあります。これは、自分がしてしまった失敗に対して、どう対処していいか分からず、責任を取ることに対する不安が大きいということです。
例えば、夫が家計管理を任されていたものの、投資の失敗で大きな損失を出してしまったとします。このとき、夫はその損失にどう対処し、家族にどう償えば良いのか分からず、途方に暮れるかもしれません。
夫はこの責任をどうとれば良いか分からなかったり、批判されることを恐れ「市場の状況が悪かった」や「他人のアドバイスが間違っていた」といった形で責任を外に押し付けることで、自分を守ります。
夫が人のせいにした時の対処法
ここでは、実際に夫が他人のせいにしてしまったとき、妻としてどう対応すれば良いのかと言うことについてお伝えします。
冷静さを取り戻すよう促す
最初にやるべき事の1つは、夫に対して冷静さを取り戻すよう促すことです。夫が自分の失敗や問題に直面した際、動揺していると、自分の責任を認めることが難しくなるものです。
このような状況では、感情が高ぶり、自己責任をとるという理性的な判断ができなくなります。そこでまずは、冷静さを取り戻すために、少し時間を置くなどのことを促してみてください。
本人に事情を説明してもらう
落ち着いたら、本人に事情を説明してもらうようにしてください。具体的な失敗や問題が起きた際、その経緯や背景を夫自身に説明させることで、夫は自分の行動を振り返る機会につながるからです。
仮に、夫が表面的には「自分は悪くない」と思っていても、冷静に振り返ることで「自分が悪い」ということに気づく可能性もあります。もちろん、それを認めても、言葉で伝えてくれるかどうかは別ですが、少なくとも自己責任を自覚するということにはつながります。
問題解決に向けて協力する
最後に、問題解決に向けて協力することが大切です。他人のせいにするなど、責任の所在を明確にすることよりも、この状況からどうリカバリーするかといったことに重点を置いて取り組んでください。夫と協力的して問題解決にあたることは、夫に安心感を与え、心からの反省を促すことができるかもしれません。
まとめ
今回は、夫が人のせいにして自己責任を取らない場合の対応や理由など詳しく解説してきました。その他、具体的なノウハウについては、専用ニュースレターで公開しています。早速、下記より無料登録してください。
よくあるご質問
ここでは『人のせいにする夫』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
離婚すると言って、責任をとらない
【Question】
主婦で、2人の子供を持つ母親です。最近、夫の無責任な態度に悩んでいます。夫は問題が起こると、その問題を他人のせいにして、すぐ「離婚する」と言い出します。本当は夫が悪いのに…と思ってしまいます。
夫は問題が起こっても、すぐに「俺には関係ない」と言って他人のせいにし、責任を追及すると最終的には「離婚する」という言葉で逃げてしまいます。
【Answer】
すぐに離婚するなどのことを発言して、責任を逃れようとする態度は困りますよね。このような状態を避けるためには、責任追及するということからは一旦離れてもらい、夫に自分で気づいてもらうということが大切です。自分で気づけば、責任を認めやすくなるからです。詳細は下記のページも参考にしてください。
参考ページ:夫が無責任な態度で離婚を要求!相手の心理や対応策など解説
無責任な家出を繰り返す
【Question】
夫は家庭内で嫌なことがあるとすぐに家出します。口癖は「もう責任が重いので嫌だ」です。夫が家庭内でストレスを感じると、家を出て行き、数日間戻ってこないことも頻繁にあります。
家出をして、本人はその間、責任から逃れているので楽かも知れません。しかし、私は子供の世話などを一人でしなければならず、大変です。どのようにアプローチすれば良いのかアドバイスをいただけると幸いです。
【Answer】
すぐ家出されると言うことだと困ってしまいますよね。本人としては、家出をすることでその間責任を感じないで済むので楽だという面もあるかも知れません。しかし、それを押しつけられた方としては、困ってしまいますよね。これは、事前にできればご主人と嫌なことがあった時の対応について話し合いをしておく必要があるかもしれません。また、全部責任を押しつけられて、困った状況についても、できればご主人に伝えておくことが肝心です。その他、詳細は下記のページも参考にしてください。