夫と会話がなくなった、お金の使い方が荒くなったなど、いくつかの代表的な家族崩壊の兆候というものがあります。そういった兆候が見られる場合、できる限り早く対策をとりたいもの。そこで今回は、そういった兆候をとりあげ、具体的にどのような対策をとれば良いのかについて解説します。体験談なども参考にしてください。

家族崩壊しそうな状態とは?

家族崩壊しそうな状態とは、家庭内の関係が悪化した状態を指します。具体的には家族間の絆が弱まったり、コミュニケーションが断絶したり、互いの理解と協力などが欠如するなどのことが起こります。このような状態では、家庭内でトラブルが発生しても、それを解決していくための行動がなかなかとれません。また、家族全体が大きなストレスを受けることも多く、できる限り早く何らかの手を打つことが望まれます。
バラバラな家族のイメージ

家族崩壊しそうな兆候

ここでは家族が崩壊しそうなときにどのような兆候が見られるのかについて解説します。次のような行動や様子が見られると、兆候だといえます。

会話がない

会話の欠如は、家族崩壊の兆候の1つです。家族間の会話が減少し、感情や考えを共有する機会がほとんどありません。例えば、一週間に一回程度しか顔をあわせないとか、何か声をかけても無視されるか、「うん」程度の反応しかないなどのような状態のことを指します。この状況では、夫婦や家族がお互いの気持ちや考えを理解し合うことが難しくなり、孤立感や不満が高まっていきます。
話さないイメージ

喧嘩の増加

夫婦間や親子間での喧嘩が増加することは、家族崩壊の兆候の1つです。頻繁に口論あったり、暴言や心ない発言、冷たいメッセージなどが増えていきます。お互いに自分のことを最優先に考えるなどのことが背景としてあります。こういった状態では、家庭医が休まる場所ではなくなり、場合によっては夫が帰宅拒否症になったり、部屋に閉じこもったりするなどのことが起こります。

帰宅拒否症

夫の帰宅拒否症がある場合、家族崩壊の兆候の1つになることがあります。帰宅拒否症とは、夫が自宅への帰宅を避け、仕事が終わっても他の場所で時間を潰すようになる状況を指します。原因としては、家庭内のストレス、夫婦関係の悪化、子育てや家庭生活に対するプレッシャーなどが考えられます。夫が帰宅を避けることで、家族間のコミュニケーションが減少し、益々夫は自宅での゜いばしょを失っていくという悪循環になりがちです。

借金

夫婦のどちらかがお金使いが荒く、借金が重なるなどのことがあれば、家族崩壊の兆候といえます。無計画に支出を重ね、家計を圧迫したり、隠れて借金するなどのことがあります。これは家族の経済的な不安定さとストレスが高まることになります。仮に、借金が増えると、返済のプレッシャーがのしかかることになり、精神的な疲弊が伴います。

家族崩壊しそうな時の対策

ここでは、家族崩壊しそうなときの対策についてポイントを取り上げ解説します。

自分のメンタルケア

最初に進めて欲しい対策としては、自身のメンタルケアが挙げられます。自分自身が精神的に疲れ切ってしまうと、家族問題に対処するためのエネルギーや判断力が低下するからです。具体的な方法は何でもかまいません。また、この時期に「家族問題に対処しよう」と焦ってしまうことがありますが、こういった焦りは帰って事態を悪化させることがあるので注意してください。自分の精神的な健康面を何より優先することが必要です。

本人との話し合い

家族崩壊の危機にある場合、考えるべき対策は直接の話し合いです。もちろん、様々な事情でそれが簡単にできないということもあります。しかし、どちらにしてもどこかの段階で、何度か話し合いの機会を作らないと再構築することは困難です。直接話し合うことで、お互い相手の考えや気持ちを理解することができるからです。それをせず、「相手を懲らしめよう」とか「この人が問題だから、強制的に対処しよう」という形になると、どちらにしても相手が頑なな態度をとることになります。

気にかけている事を示す

2つ目対策として、相手のことを気にかけているということを示す必要があります。例えば、相手への声かけなどが具体的行動として考えられます。基本的には家族の問題を解決しようとする前に、まずは相手との信頼関係を築くことが必要です。信頼関係は一朝一夕には築けませんが、小さな行動から始めることで徐々に関係を改善することができます。

家計の安定

特に、借金や無駄な出費が続いている場合、経済的な安定を考えることも重要です。無駄な出費が続くと、家計に負担がかかり、それがストレスとなって家族関係に悪影響を及ぼす可能性があるからです。経済的な安定を確保するためには、収入と支出をまずは明確にし、支出が収入を上回らないようにするために具体的な対応をとっていきます。

体験談『会話がなくなり、家族崩壊しそう』

ここでは、夫婦やりなおし相談室へのご相談者さんがブログ読者さんのために少しでも役に立てればと体験談を送ってもらったので紹介させて頂きます。ご参考にしてください。

夫と顔をあわせることがなくなる

夫は、ある時期から帰宅拒否症に陥りました。仕事の休みの時は夫が部屋に閉じこもっていたので、私たちはほとんど顔を合わせることがなくなりました。会話がなくなり、このままだと家族崩壊しそうと不安だらけでした。私は夫の帰りを待つ毎日に心が折れそうになり、孤独を感じることが増えました。

精神的に限界を感じる

お互いが顔をあわせることもなくなり、孤独感を感じていたと思います。私はその影響で、アルコール摂取量が増えました。夫はお金の使い方が荒くなったように思います。私たちの生活はどんどん苦しくなり、家庭内は暗い雰囲気に包まれてしまったと思います。

自分のケアから始める

このままではいけないと感じた私は、夫婦やりなおし相談室に相談しました。話し合いをした結果、まず私の精神的な健康を取り戻すことを最優先にしました。自分自身を見つめ直す時間を持つことで、少しずつですが、私は自分の力で夫とコミュニケーションをとるように努力出来るように変わっていったと思います。

今後の事について話し合う

時間が経つにつれて、夫と私は少しずつ冷静に今後のことについて話し合えるようになりました。お互いの気持ちや意見を素直に伝え合い、少しずつ変化していったと思います。まだ完全に問題が解決したわけではありませんが、これからも前進しようとする意志を持ち続けています。

まとめ

今回は家族崩壊しそうなときの兆候や対策などを中心にお伝えしました。その他、具体的な対策については、夫婦関係修復ニュースレターで公開しています。下記のフォームより登録してみてください。

よくあるご質問

ここでは『家族崩壊しそう』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫の暴言でストレス

【Question】
結婚して5年目の主婦です。夫とは恋愛結婚で、結婚当初はとても幸せでした。しかし、ここ最近、夫の態度が大きく変わりました。特に気になるのは、夫の暴言が増えたことです。夫は些細なことで怒り、私や子供に対して暴言を吐くようになりました。例えば、家事が完璧でないと「何もできないのか」と罵られたり、子供が少し騒ぐと「うるさい」と叫んだりします。言葉の過激度は日に日にエスカレートしているように思います。家族全員が恐怖を感じていて、このままだと家族崩壊しそうです。ストレスでもう限界です。

【Answer】
ご相談いただきありがとうございます。確かに暴言が増えてくると、怖くなってしまいます。ただ、夫の暴言が増える背景には、仕事のストレスや個人的な悩みなど、何か原因がある可能性があります。本人が落ち着いた時でいいので、可能であれば夫に率直に尋ねてみることを考えてみてください。夫の気持ちを理解しようとする姿勢を見せることで、夫も心を開きやすくなるかもしれません。

しかし、夫のことを厄介な人とは思わないようにしてください。相手のことを厄介者と思えば自然に心理的な距離も離れていくからです。背後にある問題を一緒に解決するパートーナという姿勢が重要です。

関連記事

ここでは、家族崩壊や夫婦問題についての関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、夫婦関係についての知識を深めて頂くことが出来ます。

受験で崩壊の危機

受験がキッカケで崩壊になる
子供の受験がキッカケとなり、家族が崩壊してしまうことがあります。どうすれば、そのリスクを回避できるのでしょうか。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:子供の受験で家族崩壊?不和に繋がる理由やリスクから守る方法など解説

態度の冷たい旦那

冷たい態度についての記事
夫の態度が冷たいので、どうすれば良いのか分からないということはありませんか?具体策や注意点など解説します。

参考ページ:結婚後、夫が冷たい!理由や対策、注意点などについて解説

不機嫌で攻撃される

不機嫌についての記事
夫がイライラして不機嫌。そのときに家族中に当たり散らすということはありませんか?そのような攻撃にどう対処すればいいのす。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫の不機嫌が原因で攻撃される!理由や避ける方法、体験談などお伝えします