別居中の夫との話し合いはとても大事な時間ですが、ここで失敗する人の原因の多くは「目標の立て方が間違っている」からです。

間違いの1つは、目標が大きすぎる、というものです。

例えば別居のことや、離婚問題で対立が生じているのに、1回の話し合いで、それを覆すのだ…と思って臨むのは、労多くして得るものはほとんどないです。これだと、話し合いの最後には、こんなに意見が違うのだ、もうダメだ…という気持ちしかお互い残らないです。

話し合いの目標のハードルをずっと下げる必要があります。例えば、「今まで離婚問題で話し合いをしようとするが、話し合いに応じてくれなかった」ということがあれば、「次の話し合いの約束がとれる」ということが目標として適切かも知れません。
2つ目は、複数の目標を決めてしまうということです。

例えば、「相手の意見も聴かなければいけない」、「自分の主張も伝えなければいけない」、「別居を解消してもらうよう説得しなければいけない」、「離婚しないことで、納得させなければいけない」と、複数の目標を決めれば、結局、何も目標を決めていないのと同じで、やるべき事の優先順位が分からず、混乱を招きます。

しかし、1つに絞って「今回は夫の話を聴くことだけ出来れば良い」という目標があれば、とにかくそれに集中できます。それ以外のことは、全て保留にすれば良いからです。例えば、「夫の話を聴く」ということが目標ならば、話し合い中に「あなたの意見は?」と聴かれても動じる必要はありません。

今回は、自分の意見を伝える事が目標ではないので、「今は混乱しているから答えられない。それは次回、整理出来たら伝える」と相手の要求に対しても、Noときちんと断わることができます。
話し合いで、目標をどう決めのかはとても大切です。「今回の話し合いで、何が達成できることが一番大切なのか?」。それを考えてから、話し合いに臨むようにしましょう。