日常の中で夫が問題行動をとったとき、どうしても注意しなければいけない場面が出てきます。しかし、感情的に注意すると、かえって関係が悪化することもありますよね。
注意の仕方を間違えると、夫婦喧嘩や関係性後退などの問題を引き起こしてしまうことがあります。そこで、夫に対して適切に注意する方法や、間違った方法などについてお伝えします。
- 注意すると夫婦喧嘩に発展
- 問題点を指摘するこに躊躇してしまう
- 夫の問題行動に悩む
夫を正しく注意する方法
ここでは、夫のことを正しく注意する方法についてお伝えします。注意するときは、闇雲にやってしまうと逆効果になります。適切な方法で進めるようにしてください。
具体的な行動を指摘する
夫を注意する時には具体的な行動を指摘するようにしてください。何が問題なのか?という点を曖昧にしてしまうと、正しくメッセージが伝わらないことが多いからです。例えば「食事中の行儀を直してほしい」というのは、問題点を指摘していますが、どの点が具体的に良くないのか相手に伝わらないことが多いです。そのため「食事中にスマートフォンを見るのはやめて欲しい」などのようにどの行動が問題なのかをしっかり伝えるようにしていきましょう。
自分の気持ちを伝える
問題行動によって、妻である自分がどのような気持ちになるのかを伝えていきます。例えば「私は、あなたのその行動によって、辛い思いをしている」というような形です。必ずしもこの内容を含める必要はないですが、大きな問題点が起こったときには、自分の心情を含めて伝えることもあります。このように、自分の心情を含める事で、夫に感情移入してもらえる可能性があります。
望む行動を伝える
どのような行動を夫にとって欲しいのか、妻である自分が望むことを伝えることがあります。例えば「食事中は、家族との会話をして欲しい」というようにです。このように、どうあって欲しいのか、どういう行動をとって欲しいのか、ということを伝えてください。そうすることで、夫は自分のことをどう変えていけば良いのかが明確になります。
1対1で伝える
家族がいる前で、夫のことを注意するのは控えるようにしてください。注意点を夫に伝えるときは、一対一で話しをしている時に限ります。大勢の前で注意をしてしまえば、夫としては、恥をかかされたのように思われて、こちらの注意を素直に受け取ってくれない可能性が高くなります。
間違った注意の仕方
ここでは、不適切な注意の仕方について解説します。不適切な方法で注意をすれば、夫が反発をしたり、逆恨みしたりして、こちらのメッセージを素直に受け取ってくれなくなってしまいます。以下の点を守って対応してください。
夫の言い分を聞かない
夫が不適切な行動をとり注意をしなければいけないときでも、言い分は聞く必要があります。夫も、好き好んで問題行動を起こしている訳ではありません。何か事情や誤解などがある可能性が大きいものです。なので、頭ごなしに注意するのではなく、夫の言い分をまずは聞いてみてください。注意するとしても、相手の言い分を聴いてからでも遅くはありません。
脅してしまう
「これを守れないなら、もう父親失格だね」のように、脅しと受け取られてしまうような言い方は避けてください。大切なのは、夫に問題行動を改善してもらうことです。相手に恐怖を与えることではありません。恐怖で夫の行動をコントロールしようとすれば、次第にエスカレートしていき、どんどん脅し方が強くなっていきます。これは、結果として夫婦関係を壊す原因にもなります。
怒りをぶつける
感情のまま怒りをぶつけることは適切ではありません。これをしてしまうと、夫も感情的になり、夫婦喧嘩などに発展してしまいます。大切なのは、怒りをぶつけることではなく、冷静に改善点を指摘することです。妻である自分の目的は、あままでも夫の行動改善です。自分のイライラをぶつけることが目的にならないように注意してください。
まとめ
今回は、夫に対しての「注意の仕方」について解説しました。注意の仕方を間違えると、夫婦喧嘩に発展したり、夫婦仲が交代する要因になります。正しい方法で行なうようにしてください。また、具体的なノウハウについては専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームより無料登録してください。
よくあるご質問
ここでは『正しい注意の仕方は?』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
注意すると機嫌を損ねる
【Question】
夫の行動や態度が悪いときがあり、子供にマネされても困るため、何度か注意をしました。例えば、家事を食事の時にスマートフォンを見ないで欲しいなどのことです。しかし、何度注意しても直らないですし、機嫌を損ねてその後、口を利いてくれなくなることもあります。私としては、夫と冷静に話し合って、解決したいと思うのですが、どう伝えれば夫に理解してもらえるのかわかりません。
【Answer】
注意をしても機嫌を損ねてしまい、その後、口を利いてくれないということなので、困惑してしまいますよね。注意をするという行為をするので、夫が不機嫌になってしまうことは仕方がないとしても、その後、口を利いてくれないのはやめて欲しいところです。このような場合は、注意をする最後のところで、夫に対して信頼をしているというメッセージを伝えてもかまいません。例えば「このことは改善して欲しいと思っているけれど、あなたが普段から家族のために行動してくれていることはよく知っているから、直ぐに対応してくれると信じている」というような要領です。
参考ページ:注意すると、不機嫌になる夫!理由や対処方法など詳しく解説します
逆ギレして妻を責める
【Question】
夫に注意するとたいてい、逆ギレされます。例えば、育児の仕方で注意すると「なんで非難されなきゃいけないんだ!だったらあなたがやれば良い」と強い口調で言い返されたり、「こっちは仕事で忙しいんだ」と感情的にいわれてしまいます。
何度も逆ギレされたので次第に怖くなり、話をすることすら躊躇してしまいます。夫に話をするときに、どのような伝え方をすれば、逆ギレを防ぐことができるでしょうか?
【Answer】
逆ギレされてしまうということがあると、なかなか問題点があっても指摘できないので難しいものがありますよね。一番ソフトな方法としては、問題点を指摘するのではなく、理想とする点を伝えてみてください。例えば「こういうやり方で子供を見ないで欲しい」というのは、問題点を指摘しています。一方で「子供にはこう接して欲しい」と伝えるのは、理想点を伝えています。問題点を伝えるよりは、理想的な点を伝えた方が、反発は少なくなる事が多いです。
また、注意をする前に、相手の心の準備を促すことも有効です。唐突に注意されるとご主人も条件反射的に反発してしまうこともありますが、事前に「注意されるかも知れない」ということが分かっていると、それだけ柔軟に反応してくれることが多いからです。例えば「子供の関わり方で、少し伝えておきたいことがあるんだけど」のように会話を始めてみるなどのことも検討してみてください。