妻が病気になり、本当は看病して欲しいけれど、夫が冷たくて何もしてくれないということがあります。このような場合、病気も辛いですが、それ以上に冷たい態度をとる夫に傷つけられてしまいます。

そこでここでは、そのような夫に対して、どう対応すれば良いのかなど、詳しくお伝えします。

ご相談者様ご相談者様

私が病気になったとき、何もしてくれないので本当に辛いです

病気の時に冷たい夫とは?

病気の時に冷たい夫とは、妻や子供が体調不良や病気になっても、共感を示さなかったり、協力をしてくれない人のことを指します。夫は、妻や子供の苦しみに対して無関心だったり、何かの協力をすることもなく自分のことばかり考えることが多いものです。

こういった行動が出てくるのは、夫自身が看病をするという経験がなかったり、苦しいときの共感に欠けていたりするなどのことが原因になることが多いです。妻や子供は病気のしんどさ以上に「夫がなぜこんなにも冷たいのか」と感情的に苦しむことが多くなります。
夫が看病してくれない

夫が冷たい理由

そもそも、なぜ妻が病気の時に夫が冷たいのか?その理由は様々ですが、その代表的なものを取り上げ解説します。夫のことを理解するのに役立ててください。

病気の苦しさに共感しない

夫が感情的な共感が苦手で、妻や子供の病気でしんどさに対して理解できないということがあります。結果として妻や子供が病気であっても、そのことに無頓着です。もちろん、人は大なり小なり、元気なときは病気に対して苦しいことを忘れがちです。しかし、妻が病気の時に冷たい態度をとるのは、自分の夫がその傾向が大きいともいえます。
共感しない夫のイメージ

何をしたら良いか分からない

これまでの人生経験上、夫は病気の看病をするということがほとんどないということがあります。この場合、妻が病気にかかっても、自分がどうして良いのか分かりません。どのように看護すべきか?、どのようなサポートが必要か?そういったことが思い浮かばないので、自分がどのような行動を摂って良いのか分からないのです。夫が「どうにかして上げたい」という気持ちがあっても、一歩も動けないことがあります。

自分の事だけ考えている

極端に夫が自己中な場合、自分の事しか考えない事があります。この場合、夫は食事や洗濯など、自分の利益に影響が出ることには敏感ですが、、妻の健康状態や感情的なサポートには関心を示しません。妻が病気になれば、自分が困るので、どうにかして欲しいということだけ考えてしまいます。こういった夫の冷たい態度は、夫婦関係に深刻なひびを入れる原因にもなります。

病気の時に夫から協力を得る方法

妻が病気の時に、夫が冷たいと大変辛いものですが、いくらかは対応をしてくれる可能性があります。そこで、ここでは妻が病気でも夫にできる働きかけをいくつか取り上げ解説します。根本的な解決は、病気から回復した後に考えるとして、今は病気中でもできる事についてお伝えします。

Lineで具体的な指示を出す

病気になり、熱などがあれば横になって過ごすことが多くなります。そこで夫には、LINEで具体的な指示を出すようにしていきましょう。口頭で何か伝えるのが困難なときは有効です。また、夫も具体的な指示があれば、行動できる可能性もあります。例えば「20時になったら、お風呂を沸かして欲しい」、「病院に車で連れて行って欲しい」などのように伝えていきます。

子供の事だけ依頼する

たとえ病気の時に冷たい夫であっても、限定的な依頼であれば聞いてもらえる可能性があります。そこで協力を得る方法として「子供のことだけ依頼をする」などのようにアプローチしてみてください。特に子供の事であれば、親の責任として行動をとってくれることに結びつきやすいです。例えば、「子供の送迎のみをお願いしたい」「子供の宿題を見てあげてほしい」などのようにメッセージを伝えます。

「ついで」の行動をとってもらう

自分のこと以外に無頓着な夫でも、何かの行動のついでに、アクションをとってもらうことは可能かもしれません。例えば「会社帰りに買い物を頼む」などのことです。日常のルーチンに、特別な依頼を組み込むと、比較的、行動に移してくれやすいです。「何かのついで」で行動してもらうのは、本人の負担も少なくて済み、協力してくれる可能性が高まります。

体験談『病気になって初めて、夫の冷たさが分かる』

ここでは、夫婦やりなおし相談室のご相談者さんが、ブログ読者さんのためにお役に立てればということで、体験談を送ってくれました。紹介させていただきます。

自分の心配しかしない夫

私はが体調を崩してしまい、食欲もなくずっとベッドで横になっていました。熱もあり、家事や育児が滞ってしまう中、夫は自分のことばかり心配していました。夫が声をかけてくるのは「ご飯はどうするの?子供の世話は?」などのことだけ。私の病気については「いつ治るのか」という心配だけで、それはただ、私が寝込んでいると家事などが滞ることを不便に思っているからだけではないか?と思います。正直、「いつ治るのか」といわれても、私にはプレッシャーでしかありません。今回、病気になって初めて夫の冷たさが分かりました。非常に残念です。

フラフラになって料理をする

体調が悪いにも関わらず、私はフラフラになりながらも何とか料理を作り、子供の世話をしました。しかし、その状態をずっと続くわけがなく、病気の辛さと精神的な苦痛が増していきました。夫の自己中心的な振る舞いに、深く傷つきました。病気が回復した後、私たちは二人の関係を見直すために、夫婦やりなおし相談室に相談することになったのです。

2人で話し合う

相談室では、病気も回復したので忘れないうちに今回のことを夫婦で話し合うように促されました。そこで私は、病気の際の夫の冷たさがどれほど私を苦しめたかを包み隠さず話しました。夫も私の話を聞き、最初は言い訳ばかりでしたが、次第に自分の行動を反省してくれるようになりました。今後、また同じようなことがあれば、少しは行動が変わるのではないか?と期待しています。

関係は深まった

今回の経験は大変辛いものでしたが、お互いの気持ちをぶつけあったことで、夫婦としての関係は、いくらか深まったのかな?と思います。そう思えば、今回の出来事も悪くはなかったのかも知れません。夫の態度が冷たかったことには落胆し、初めて「こんな冷たい人だったんだ」と傷つきましたが、この出来事が私たちの関係を改善するきっかけになればと思います。

まとめ

妻や子供が病気になったとき、何も対応してくれないと非常に落ち込んでしまいます。夫には期待できないのではないか?冷たい人なのではないか?など、いろいろな疑問も湧いてくるのではないでしょうか。今回の記事を参考に改善に取り組んでみてください。その他、夫婦関係を修復するためのノウハウは専用ニュースレターで公開しています。下記のフオームから無料登録してください。

よくあるご質問

ここでは『病気の時に夫が冷たい』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

妻は夫の看病をしている

【Question】
私は結婚して数年の主婦ですが、夫が体調を崩した際には、私はできる限りのことをして看病します。例えば食事の準備、薬の用意、病院への送迎などです。自分なりに全力でサポートしてきました。

しかし、私が病気になった時は、夫が冷たく、何もしてくれません私が体調を崩していても、知らん顔です。正直、非常に不公平だと思いますし、今後は私も夫が病気になったらもしないでおこうかと思っています。どうしたら良いでしょうか?

【Answer】
ご相談ありがとうございます。夫婦間での看病の負担が不均衡だと、理不尽にも感じてしまいますよね。

こういった対応は、病気になった後で対応するのは困難だと思うので、極力今のうちに、ご主人と話しをしてみてください。その際は、相手のことを責めると言う形になっては良くないので、まずは事実確認を進めていきましょう。例えば「自分が病気の時には、あまり看病してくれないように感じているんだけど」などのように自分の認識を伝えることからはじめてもいいと思います。そして、そのような状態が続くことについて、自分の思いや傷付いた気持ちを伝えるなどのことも妥当だと思います。

また、ご主人の考えや気持ち、認識についても聴いてみてください。案外本人は、「自分が看病をできていない」ということに自覚がないかも知れません。その場合は、本人が悪気があるわけではないので、こちらの希望を丁寧に伝えれば、次回以降は改善される可能性も出てくると思います。

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