良好な夫婦関係は想像の中から生まれる

引き寄せの法則はご存知ですか?

簡単に言えば「自分に起こることは自分の想像したことからしか起こらない」ということです。2007年にはロンダ・バーン氏が『ザ・シークレット』という本を出版し有名になりました。この本では24人の成功者が引き寄せの法則を活用した成功談が紹介されています。

それで「引き寄せの法則とは、どんなもんなんだ?」ということですが、例えば「アメリカに行きたいな」と思ってもいないのに、ある日突然、目が覚めたとき「アメリカ旅行に行こう」とは思わないですよね。「アメリカに行きたい、アメリカに行けば、こんなことをしたい」という想像があって初めてそのための行動とり、そして現実化していきます。

そして、夫婦関係も同じで「このような良い関係をつくりたい」というイメージすることが常に先行します。「良い関係をつくりたいなど、夢にも思わない」という状態なのに、ある日突然、夫婦関係が良くなることはないです。だからこそ、想像すること。イメージする事が重要です。

そこで、今回は夫婦関係を改善するための引き寄せの法則について解説しています。

ご相談者様ご相談者様

夫婦関係がこういう理想的な形になれば…そんなイメージが先行するということですね。私にも出来ますかね?

イメージのチカラ

自分に起こることは自分の想像したことからしか起こらないという引き寄せの法則ですが、そんなものは信じられないと思っているかも知れません。そこで、イメージすることのパワフルさを知ってもらうために、ある実験から紹介しておきます。

実験

フランスの研究者M. Brouziyne(ブロウジーン)は、一度もゴルフをしたことがない23名のボランティアを集めました。そして、全くの初心者がイメージをすることでどれだけゴルフの上達が見込めるのかを検証したのです。

実験の流れはこうです。

最初にゴルフのスコアを付けるために全員にグリーンの周りからボールを打ち、カップに入れる短い距離のショットを打ってもらいました。ゴルフの世界では、アプローチショットと言われているものです。その後、実際にプロのコーチから指導を受けながらゴルフの練習を積むAグループと、上手くできるイメージを積むだけのBグループ。そして、何もしないCグループに分けました。
実験の図解
イメージトレーニングをするBグループ頭の中でショットを打って、ボールがどのように飛んでいき、地面に落ちてどのように転がってカップに入るか…ということを繰り返し想像してもらいました。そして、実験では最後に、各グループに再度、アプローチショットを打ってもらい最初のスコアからどれほど上達したかを確認したのです。

すると、何もしていないグループは当然ですが一切上達した様子はみられませんでした。しかし、実際にコーチから指導を受けていたAグループと、イメージを積んだBグループでは、ほぼ同等レベルまで上達をしていたというのです。

論文『Mental Imagery』
出典:SAGE Journals

このように、自分が上手くできる想像を繰り返し行うことで、実際に上達を図ることが出来ます。

ただ、M. Brouziyne(ブロウジーン)氏も伝えていますが、一番良いのは「イメージもして、実際の練習もする」というものです。これがもっとも成果が高くなります。しかし、イメージだけでも大きな変化を起こすことが出来るのです。

イメージをして現実を変えていく力になる「引き寄せの法則」は、もちろん、ゴルフだけに活用できるわけではなく、夫婦関係の改善にも役立ちます。

引き寄せの法則を実践する具体的ステップ

引き寄せの法則を夫婦関係の改善に役立てたい!そう思ったときどんなことから取り組めば良いのでしょうか?

多くの人は、おそらく「将来、夫婦関係がこんな良い状態になれば良いな」ということを漠然と想像するということを実践しているのではないでしょうか?

それでももちろんいいのですが、さらに効果的に活用するために次のステップを参考に取り組んでみてください。

Step1.頭でイメージする

「将来、どんな夫婦関係を築きたいのか?」。そのことについて頭の中でイメージしていきましょう。最初の内は、そのイメージが漠然としているかも知れません。

しかし、1日1分でもいいので、繰り返し想像していると、どんどん具体的になっていきます。具体的になるほど、実現もしやすくなります。

Step2.紙に書く

頭の中だけでイメージするのも効果的ですが、紙に書き出してみることで、イメージを補強することが出来ます。例えば「将来は、何でも、正直に話し合える夫婦関係になる」とい要領です。

ここはパソコンなどで入力するよりも、できれば手書きで書くようにしてみてください。最初は箇条書きでイメージにあった言葉をどんどん書き出していくような要領で問題ありません。

Step3.声に出す

出来れば、紙に書き出した言葉を声に出しましょう。「声に出す」のように体に働きかけることが重要です。体に働きかけることで、実際にこれが現実なのだということを体が認識するからです。

言葉に出したことを現実だと思えれば思えるほど、イメージしたことは実現しやすくなります。

以上、ここでは3つのステップで引き寄せの法則を実践する方法をお伝えしてきました。ただし、引き寄せの法則の実践方法は、厳密に決まっているといよりは、自分なりにアレンジして使う事の方が多いと思います。ですので上記の方法を参考に、実践しつつ、自分なりに工夫をしてみてください。

イメージが苦手な人はどうする?

「引き寄せの法則で夫婦関係も良くなる」。そのことが分かっていても「私はイメージすることが難しい」など、苦手意識を持っていることもありますよね?とりわけ夫婦関係が悪いときは「将来の良いイメージ」など出来ない事もおおいものです。

そこで全然、良いイメージが湧いてこない場合の対処方法について解説していきます。下記で紹介するコツを使って、あなたも引き寄せの法則を有効に活用してください。

他人を想像する

天才バスケットボールプレイヤーである、マイケルジョーダンはご存知ですよね?

彼は試合で難しい局面にある時、常に1982年のNCAAチャンピオンシップ・ファイナルで劇的なプレイをしたことを思い出すようにしているとのことです。そして窮地に追い込まれたときに「大丈夫。これはもう経験済だから上手くできる」というイメージを瞬間的に行っていたそうです。
マイケルジョーダンの方法を図解
このように、過去に上手くできた経験のあることなら、「上手くやっている自分」をすぐにイメージできるので、引き寄せの法則の実践は簡単です。

でも、そもそも上手くできたためしがないと言う場合、引き寄せの法則を使って、成功イメージをしようと思っても、なかなか上手くできないですよね?

そこで、もしそういったイメージは出来ないという場合は、自分以外の誰かが上手くやっているイメージをしていきましょう。

例えば、「テレビドラマをみていたら、素敵な俳優さんが、褒める言葉がいつも上手だ」と言うことがあったとします。それをしっかりテレビで何度も意識して見るようにして「自分はまさに、その素敵な俳優さんなんだ」と思い込むようにすると簡単に「上手くイメージ」を自分のものにすることができます。

引き寄せの法則を実践しようと思って、ゼロから上手くイメージをつくることが難しい場合、誰か上手くやっている他人をしっかりイメージしてみてください。そして、まさに自分はその人物なのだと、思い込むことによって、簡単に引き寄せの法則を実践することができます。

実験

「上手くやっている他人をイメージするだけで、本当に自分も上手くできるの?」と心配かもしれません。そこで、ある実験を紹介しておきます。

モスクワ大学のウラジミール・ライコフ博士によると、被験者に「あなたはウィーンの天才バイオリニスト、フリッツ・クライスラーです」とイメージさせて、実際に演奏をして貰うと、本当に演奏が上手くなったというのです。

モスクワ大学の論文『The possibility of creativity』
出典:Tandfonline

ライコフは、他にも被験者に対して「あなたはフランスの数学者アソリ・ポワンカレ」のことを想像して貰い、「あなたはまさにアソリ・ポワンカレなんだ」とその人物になりきってもらう事で、数学の得点がアップをさせることも出来ました。
論文の実験を解説した図解

類似した実験は他にもあります。アメリカのアイオア州立大学、フランク・グレシャム博士によると、対人関係で悩んでいた子供達に、対人関係で上手くやっている子供の映像を3週間にわたってみてもらいました。するとその被験者の子供達は次第に学校で積極的な行動をとることが出来るようになり、他人との関係性を上手くつくれるようになっていったというのです。

アイオア州立大学の論文『Social skills training with children』
出典:AmericanPsychologicalAssociation

このように、引き寄せの法則を活用しようと思っても、ゼロから自分が上手くいっているイメージをする事が難しいと思ったときは、既に上手くやっている人をみつけて、その人のことを観察して、頭の中に上手くいくイメージを取り入れてみてください。

例えば「話し合いが上手に出来ている、誰をイメージする」。「褒めるのが上手な誰かを観察し続け、そのイメージ取り入れる」。このようにすることで、引き寄せの法則は、夫婦関係にも簡単に取り入れることが出来ます。

引き寄せの法則に対しての批判や反論

「引き寄せの法則」には、いくつかの批判や反論があります。

その中で代表的なものは「現実を無視している」というものです。例えば、自分が苦しい状況で一杯なのに、「きっと良くなる」などのように考えても、それはただの現実逃避じゃないの?という話しです。
引き寄せの法則についての批判
その批判は半分は当たってます。

酷い状況なのに、それを無視して「きっと良くなる」と信じるだけでは、好転していかないと私も思います。ただ、じゃあ、酷い現実の前に「あー私はつらいな、しんどいな」と悲観するだけでも、やはり好転しないのは一緒ですよね。

大切なのは、引き寄せの法則ウンヌンの前に、まずは現実を直視して、この酷い状況を受け入れることが大切です。受け入れるというのは「これで良し」というという意味ではなく「きちんとありのまま、今はこうなんだと認める」ということです。

現実の状況を認める、というのはこれから物事を変えていく上で、最初のスタート地点になります。

「目の前の大惨事は、現実じゃない」と否定すれば、状況は変わらないです。悲惨な現実でも、まずはそれを認めないと、引き寄せの法則は効果を発揮しません。

現実を認め、「あーこれは酷い」と認めれば、もちろんその時は一時的にネガティブな気持ちになります。でも、その状況から「今はこうでも、最終的には理想の形になる」とネガティブな気持ちの中から生まれた、ポジティブな気持ちって、かなり強いんですよね。

現実を無視したポジティブと、現実を認めた上で抱くポジティブは全く異質のものです。

現実を認めた上で「理想の最終形」をイメージすれば、文字通り引き寄せの法則が働き、理想が現実のものに変わっていきます。

次はその私の体験記をご紹介します。

体験記

苦しいときや辛いときに、効果を発揮するのが「引き寄せの法則」です。実際、私もこの法則によって何度も辛い状況を耐え抜くことが出来たり、脱することができました。

その中で、比較的、想像してもらいやすいかな?と思う「引き寄せの法則」についての体験をご紹介したいと思います。

1.呼吸のしすぎで肺がおかしい

私が学生の頃、陸上部の長距離選手でした。まぁぶっちゃけ、かなりしんどいです。特に夏場のカンカン照りの時には、バタバタと倒れ、走っている途中で脱落していく人も多くでます。

私も当然、例外ではなく、かなり苦しい思いをして走ります。
苦しい思いをするマンガ
喉はカラカラらですし、足が疲れ筋肉が持たなくなって次第に上がらなくなり、呼吸も「し過ぎ」で肺がおかしくなるのではないか?と思いました。真夏は、地面から熱が悶々と上がってくるので、これも苦しさに拍車をかけていました。

2.バタバタと倒れる前走者

当時、選手が多い場合、グループを2つに分けて2回行われるわけですが、私は後半の試合に出ることになっていました。

前走者(1回目に走る選手)がバタバタ倒れているのを見て、私もその時は「本当に自分もゴールできるのだろうか。仮にゴールできたとして、体はまともな状態でいられるのだろうか。でもこれから、自分がこれを体験するんだよな…」など心配にもなりましたが、これで現実を直視することも出来ました。
不安に感じるマンガ
そして、いよいよ自分の番になり、最終的には、試合では何とか首位争いまで残る事が出来ました。そして、倒れたりすることなく無事ゴールを果たせたのですが、その時、活用していたのが「引き寄せの法則」です。

3.引き寄せの法則で乗り越える

長距離を走っている最中、当然、肉体的、精神的な限界がくるのですが、走り出したらそこに過度に注目せず、ひたすら「ゴールしたときの自分」を想像して走りました。
体験のマンガ
「ゴールしたら、横になって倒れ込んで、しばらくこの空を眺めて体を休ませたら、どれだけ気持ちいいだろうか」。そのイメージをひたすら想像すれば、肉体的、精神的な辛さを耐えることが出来たのです。

当時、引き寄せの法則などという言葉はないですし、偶然、自分がやっていたことが、今、思い返せばそれに近かったというだけですが、それでも「上手くいっているときのイメージ」をすることは、辛い状況を耐えて乗り越えるためにも、大きな力になると確信しています。

まとめ

意識しているにしても、していないにしても、引き寄せの法則は夫婦関係を修復していく際には欠かせない方法です。最終的な理想の夫婦関係をイメージしたり、自分が苦手としている場面で、上手くやっている自分を想定したり。そうやって、ぜひ活用してみてください。

また、そもそもイメージが苦手だよという人は、過去に自分が上手くやっていたことをイメージしても良いと思いますし、自分以外の誰かでもかまいません。それだけでも、プラスの影響があるのですから、これを使わない手はないと思います。

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関連記事

さて、今回の『夫婦関係を改善する引き寄せの法則』についての記事はどうでしたか?

引き寄せの法則を活用することで、夫婦関係の改善はウンと進みやすくなります。

イメージが苦手だという人もいると思いますが、今回紹介した方法で、出来ることから始めてみてください。

さて、夫婦関係を修復していくための関連記事を紹介しておきます。併せて読んで頂くことで、良好な夫婦関係をつくる智恵を深めて頂くことが出来ます。

まだ間に合う?夫婦関係の修復

夫婦関係の修復は間に合うか
もう夫婦関係がこじれきってしまい、修復していくには手遅れなのではないか?そう考えていませんか?八方塞がりの中でも出来ることはあります。今回お伝えした、引き寄せの法則と同時に下記の記事も併せてお読みください。きさっと夫婦関係の修復に役立てて頂けると思います。

参考ページ:夫婦関係の修復に遅すぎることはない

言いたいことを言えない

率直に意見できない
イメージのチカラは、様々な活用方法が出来ます。例えば「夫に言いたいことがあるけれど、いつも反発や否定が怖くて何も言えなくなってしまう」ということはありませんか?そのような場合、イメージを活用することで「ハキハキと率直に思ったことを言える自分になる」ことが出来るのです。早速、下記の記事をご覧下さい。

参考ページ:夫に言いたいことが言えない