別居中にコミュニケーションの質が大幅低下

別居して、夫婦関係が芳しくないときは、ちょっとしたこちらの発言を、夫に悪く解釈されてしまう…ということが、よく起こります。「こっちはそんなつもりで言ったわけではないのに…」と思っても、夫がプリプリ機嫌を損ねてしまうので疲れますよね。

単純に、別居してしまったら、夫婦間のコミュニケーションの質は50%以上低下すると考えていおきましょう。普段、顔を合せることが少なくなっている分、疑心暗鬼になりやすく、こちらのメッセージの半分以上は、誤解されたり、悪く受けとられてしまうということです。

そこで、今回は別居中に気をつけたいコミュニケーションの基本事項についてお伝えします。

ご相談者様ご相談者様

確かに、私も先日夫とメール/Lineで連絡したときに、メッセージ内容を悪く受け取られてしまい本当に困りました。どう対応すれば良いでしょうか?

別居中の連絡手段は?

別居中は、顔を合せることが少ないです。そのためコミュニケーションは、どうしても電話などに頼ることになります。近年はテレビ電話なども簡単に利用することが出来るようになりました。

連絡手段としては、大雑把に言えば下記のようなものに分類できます。

  • 1.顔を見ながらのネット電話
  • 2.声だけの電話(いわゆる普通の電話)
  • 3.メール/Line

この中で、どういう連絡手段を使うのが効果的でしょうか?

相手との関係が悪い場合は、基本的には「3.メール/Line」を軸に連絡を取ることが無難です。

事実、ヴァージニア大学Stephen Worchel氏の実験によると最もメッセージに耳を傾けてくれたのは、文字情報だったと実証されているからです。


出典:WieyOnlineLibrary

ただし、これは相手に嫌われているか?好かれているか?ということによって結果は異なります。

関係性により連絡手段が決まる

実験の詳細はこうです。好かれている人と(あるニュースキャスター)と、嫌われている人(ある政治家)にそれぞれメッセージを発するよう頼みます。

メッセージ内容は同じで、「河川の汚染を防ぐためには住民が責任をとるべきだ」という主張をしてもらいます。そして、テレビ(顔が見えて直接、声でメッセージが送れる)、ラジオ(顔が見えないで、声だけが届く)、文章(顔も声も聞えない)という3つの連絡手段でメッセージを伝えます。

その後、そのメッセージを受け取った人が「河川の汚染を防ぐためには住民が責任をとるべきだ」という主張に対して、どれだけ賛同ししてくれるのか?ということを測定しました。すると結果は下記の通りです。


出典:『Is the Medium the Message?』のデータを元に作成

この実験から推測できることは、相手に嫌われてしまっている場合、テレビ電話を使うよりは、極力、メール/Lineなどを中心に文字情報のやりとりを軸にした方が良いということです。

そして、関係性が改善され始めたら、徐々に電話、テレビ電話という形にステップアップするのが妥当です。

別居中のコミュニケーションはここに注意

先ほど、嫌われている場合、まずはメール/Lineから始めるのが妥当ということをお伝えしました。

しかし、メール/Lineなどの文字情報でのやりとりには、注意も必要です。

というのも、メール/Lineでのやりとりというのは、やはり誤解を生みやすいのも事実だからです。文字情報だけだと、どうしても細かいニュアンスが伝わらないですよね?

別居中のコミュニケーションの手段として、メール/Lineや電話に頼ることは仕方がないですが、それでもその力を過信しすぎないように注意してください。

だからこそ、別居中、メール/Lineを書くときにはスグに送るのではなく、最低限、一度、内容を確認してから送信するようにしたいものです。
ポイントのまとめ

メール/Lineでの具体的なチェック法

では、具体的に別居中、夫にメール/Lineを送る際には、どのような点をチェックすれば良いのでしょうか?

メール/Lineの文面を確認する際には、まず「もしかしたら、この部分を悪く受けとられるかも知れない」ということを、常に考えて読み直しましょう。

「悪く解釈すれば、この文章は○○とも受けとられるかな?」、「この単語は、もしかしたらこのように悪い意味で受けとられるのではないだろうか?」ということを意識しながら、読み直すようにしていききます。

メール/Lineのチェック方法
逆に「これくらい大丈夫だろう、分かってくれるだろう」というのは、非常に危険です。繰り返しますが、別居中は、こちらのメッセージをいつも以上に悪く解釈されてしまうということを絶対に忘れないようにしてください。

別居中でもコミュニケーションの基本は対面

別居中であっても、メール/Lineばかりに頼るのは考えものです。もちろん、全く顔を合せることがないという場合は、仕方がないですがたまに相手と会うことができる、ということもあるのなら、やはりこの対面をした時の機会を軸に、夫婦関係の修復を進めていきましょう。

別居中であっても、対面で顔を合せる事が出来るのであれば、そこを軸にして、メール/Lineはサブという扱いです。つまり、メール/Lineで会話をするのは、最小限に抑えておくことがポイントです。

対面で話すべき話題とは?

例えば「夫婦問題の突っ込んだ話し」をメール/Lineでするのは大きな間違いです。

これをするとなかなか上手くいきません。対面で会話しても解決が難しい問題を、メール/Lineでやればさらに状況を悪化させます。

対面の会話のメリットは「誤解を与えるようなことがあってもその場でスグに訂正できる」という点です。ここはメール/Lineとは全く違いますよね。

対面で会話をしているなら、こちらの伝えたことが、ご主人に誤解されて悪く受け取られてしまっても、即座にその場で、謝罪ができたり、訂正ができたりします。

しかし、メール/Lineは、相手がいつ返答するか分からないし、場合によっては悪く受けとったまま返答されないと言うこともあります。ですから、メール/Lineでの会話でデリケートな問題である「夫婦問題の話し」を過剰にしてしまうと誤解が広がり、その傷口はどんどん広がっていき夫婦関係の修復もおぼつかなくなっていきます。

夫婦問題の話しについては、基本的に対面でするという事を覚えておいてください。

まとめ

相手から嫌われているという場合、別居後は、最初、メール/Lineでやりとりするのが妥当です。そして、関係性が向上してきたら徐々に、電話、テレビ電話などのようにステップアップさせていくのが良いと思います。
図解「連絡手段別のコミュニケーション」
また、別居はしているものの時々、顔を合せて話をすることができるという場合、その対面でコミュニケーションを軸にしてみてください。この場合、メール/Lineや電話などは、対面でのコミュニケーションの補足という位置づけに変わっていきます。

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よくあるご質問

ここでは『別居中のコミュニケーションにおける注意事項』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

別居を決めたらすることはありますか?

【Question】
別居は避けたかったのですが、夫の意思が固くどうにも避けられそうにありません。別居する事になった場合、何かすることはありますでしょうか?

【Answer】
別居しないで済むのであれば、それに越したことはないのですが状況によってはそれを避けられないと言うこともあると思います。もし別居すると決めたのであれば、準備をして臨んでください。適切な準備をして臨めば過度に別居になることを悲観する必要はないです。

また、別居したからということで、それだけで離婚率が高くなると言うようなこともありません。もちろん、何も準備なく始めると後で自分の首をしめることにもなるので良くないですが。

さて別居決めたらする事の1つは連絡手段の確保です。別居後、音信不通になってしまったら夫婦関係を修復するということも大変になってしまいますよね。なので、まずは連絡手段を確実に確保する事が大切です。例えば「メール/Lineでは連絡を取れるようにしておいて欲しい」と一言伝えて書諾してもらうだけでもかまいません。

別居後、相手とコミュニケーションをとり続けることが別居解消のためにも欠かせません。そのための連絡手段が確実に確保できるようにしておきましょう。

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話したくないときはどうすれば良い?

【Question】
別居をしているのですが、相手と話したくありません。このような時でも無理してコミュニケーションをとった方が良いでしょうか?

【Answer】
別居をしているけれど、相手と会話をしたくない。口も利きたくないということがあると思います。基本的にはその場合、無理にコミュニケーションは取る必要がありません。しかし、あまりにも長期間、音信不通になってしまうと、いずれ「相手と連絡を取りたい」と思った時、再開することが難しくなってきます。ですので、用件的なことで連絡するなどのことは、可能な限り続けてみてはどうでしょうか?

どちらしにても、あまり極端に振れることは得策ではないと思います。

別居婚が最高という夫

【Question】
別居婚をしています。月に数回は会うことがあります。今の状態を夫は最高と言っています。どのようにコミュニケーションをとっていけば、同居に移していけるでしょうか?

【Answer】
別居婚になった経緯などにもよるとは思います。ご主人とはどのような話になっているのか?ということで、今後の進め方は異なっていくと思います。

ただ、どちらにしても、あなたが別居婚に対して賛成の意思がないということであれば、ご主人が今の状態を最高だと伝えていても、話し合いなどを通して解決を図っていく必要があると思います。

現在、月に数回は自宅に戻ってくると言うことなので、その機会を使って行動していく事になると思います。

関連記事

今回の『別居中のコミュニケーションにおける注意事項』についての記事はどうでしたか?

別居中はメール/Lineなどでコミュニケーションをとることが多いですが、その際は、今回の注意事項を守って進めてください。また、対面が可能な場合は、それを軸に進めていきましょう。

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