別居解消をいつ告げると効果的?

別居で悩んでいると「次回話し合いで別居の解消を提案しても大丈夫かな?」など悩んでしまいますよね。

実際に、ご主人に別居解消の提案をする場合、その伝えるタイミングが極めて重要です。それを間違えれば、拒絶姿勢を強め、別居を長引かせてしまいます。しかし、タイミングがピッタリあえば、意外にすんなり別居を解消することも出来ます。

そこで、今回は「別居の解消タイミング」についてお伝えします。しかし、タイミングの問題は非常に難しいです。そこで、まずは最初に「守勢」と「攻勢」という点について解説します。

ご相談者様ご相談者様

確かに、別居を解消をいつ伝えれば良いのか考えると難しいんですよね…。どうすれば良いですか?

失敗のプレッシャー

ここでエピーソドを紹介します。

ある強豪女子サッカーチームでは、「勝つことが当たり前」になっていて、選手達が次第に「負けること」を恐れるようになっていました。そこでコーチは、ある秘策を思いつきます。

それは、連日、超・強豪校と練習試合を行うツアーを組むというもの。当然、全試合勝てる…などと言うことは期待されていません。いくつかでも勝てれば良し…という気持ちです。

結果、選手達は肩の力が抜けて、自在にプレーできるようになり、大半の練習試合で勝利することになったのです。負けることのプレッシャーから解放されると、人の能力は十分に力を発揮することができるものです。
図解「プレッシャーからの解放」
これはスポーツの世界だけの話しではありません。次の例をご紹介します。

学力テスト実験から学ぶ、守勢と攻勢

ある大学1、2年生を半分に分け、次のようなテストをしました。

Aグループには「知能測定検査」。これは、本当に自分が、この大学に入学するだけの能力があったのかを確認するための検査という意味合いで行われました。大学に入学したのだから、テストの基準をクリアすることは、当たり前…というニュアンスです。

一方、Bグループは「知的チャレンジテスト」。これは、あたかもクイズにチャレンジするようなもので、だれも満点をとるようなことは期待もされていない、という意味合いで行われました。難問だから、果敢にチャレンジして欲しいというニュアンスです。
実験の図解
しかし、Aグループ、Bグループに行ったテストはどちらも同じ。しかし、結果には大きな差が出ました。Aグループの正解率は72パーセント。Bグループは90パーセント。

なぜ、これだけの差が生じてしまったのでしょうか?

「知能測定検査」と説明されたAグループの思考は、「失敗してはいけない」、「ミスをしてはいけない」、「確実に正解に至らなければ」という気持ちになっていしまた。

これは、頭の中が「守勢」になっています。つまり、「勝てなくて良いから、負けなければ良い」という気持ち。

一方、「知的チャレンジテスト」と説明されたBグループは、「チャレンジしてみよう」、「ダメ元でも、できるところまでやってみよう」、「少しでも、上手くいくといいな」という気持ちになっています。

これは、頭の中が「攻勢」になっているのです。つまり、「勝ちにいく」気持ち。

人は、攻勢の気持ちになっているときの方が、パフォーマンスは優れていることが多いのです。失敗してはいけない…という状況下では、なかなか力を発揮できません。

攻勢になっていると物事は上手くいきやすい?じゃあ、別居の解消も攻勢の姿勢で伝えれば良いのか?と思うかもしません。しかし、実はそんなに単純ではありません。

伝える時期によって結果は変わる

例えば、学生に、新学年になって初めてのテストを受けさせるとき、学生の半分には、加点方式(正解したら得点できる)だと説明して、テストをしました。一方、残り半分には、減点方式(間違えれば100点から減点していく)を採用していると伝えて、テストをしたのです。

もちろん、テスト内容はどちらも同じ。

それに加点方式でも、減点方式でも、論理的に考えれば、どちらも同じですよね。例えば、70点の学力の生徒が、加点方式でテストを受けようが、減点方式でテストを受けようが、どちらも結果は70点のはず。理論的に考えれば、点数に差は出ないのです。

しかし、結果は違いました。

加点方式(上手くいけば、点数をもらえる)だと、事前に説明を受けた学生の方が、点数が高くなるのです。

前半の実験の結果
ここまでの話しを聞くと、「あーやっぱり、挑戦しようという気持ちの強い攻勢の方が、良い結果が残せるのだな…」と思ってしまうかも知れません。

しかし、話しはここで終わりません。

今度は、学年末に、同様に半分の生徒には加点方式だと伝え、残り半分には、減点方式だと説明して、テストを受けてもらいしました。

すると今度は、減点方式だと説明を受けた学生の方が、高い得点を得ることができたのです。

後半の実験結果
これは一体、どういうことなのか?

実はこれは、学生がテストの説明を受けた「タイミング」によるのです。

学年の始めには、学生の頭の中は「たくさん新しい知識を得よう」という意識が高いものです。そのため、加点方式(挑戦する意欲を高めるもの)にすることで、パフォーマンスが良くなったのです。

逆に、学年末になると既に学生の知識量が増えており、学生の意識が「覚えたことを忘れないようにしよう」と考えているので、その意識に合わせて、減点方式(ミスをしないことを促す)にした方が、パフォーマンスが高くなるのです。

全てはタイミング次第

つまり「攻勢」思考で、挑戦的に物事に取り組んだ方が良いのか、「守勢」思考で慎重に物事に取り組んだ方が良いのかは、実のところケースバイケースで「タイミング次第」なのです。

別居の解消もタイミング次第

ここまでタイミングの重要性について伝えるために、様々な実験についてお伝えしてきましたが、もちろん、タイミングは別居を解消したり、夫婦関係を修復していく上でも大切です。

例えば、ご主人の離婚要求が強い時期に、どうしても話し合いをする必要があるのなら、守勢思考で、取り組んだ方が多くの場合妥当です。話し合いで、問題解決をしようというよりは、「次回も、さじを投げたりせず、話し合いの機会をきちんととってくれる」ということを目指した方が良いかもしれません。

勝つこと(問題解決すること)よりも、負けないこと(次につながること)を優先する必要があります。

しかし、別居しているご主人に「外で食事をしよう」と提案すると、意外に快くOKしてくれたなら、ついでに映画を誘ってみると、そちらも乗り気で一緒に行けることになった…と言うこともあります。この場合は、積極的な攻勢に出ることで、絆を深める機会を増やすことができます。

タイミング的に積極的に攻勢に出て、ご主人との接点をどんどん増やしていった方が良いときもあれば、守勢思考で、現状をキープして、これ以上の関係悪化をしないための行動をとることを中心に考えた方が良いタイミングもあるということです。

まとめ
重要なのは、そのように状況に合わせて、守勢と攻勢のスイッチを切り替えていく柔軟な姿勢です。別居を解消するタイミングを間違えないでください。

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よくあるご質問

この記事のトピックについてよくある質問に、音声でお答え致します。

Q.失敗しないタイミングは?

Question

夫との関係が何となく前進していました。なので、私としては、そろそろ別居を解消できないかな?と思っています。そこで「同居に戻したい」ということを伝えたのですが、時期尚早だったのか、それ以降、夫からあまり連絡が来なくなってしまいました。次、同居のことについて伝える際は、間違いがないようにしたいのですが、失敗しないタイミングというのはありますか?

Answer
別居解消を伝えるタイミングが早いと、夫婦関係を後退させたり、頑なな態度をとらせてしまうと言うことがあります。なので、この同居に戻す提案というのは、かなり慎重に進めた方が良いです。折角、夫婦関係が前進していても、提案のタイミングを間違えて、状況を悪くしてしまう人は意外に多いからです。

そこで実は、大幅にリスクを減らして別居を解消出来る方法もあります。それは、どのようなタイミングかというと…続きは下記の音声で。

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