夫が感謝してくれないと感じることは、多くの妻にとって非常に辛い経験です。そこで、夫が感謝しない理由を深く掘り下げ、感謝されない妻が持つべき心構えについて解説します。心構えと対処方法と、両方を理解しておくことで、より的確な対応ができます。
- 夫がありがとうと言わない
- 自分が価値ないように思えてしまう
- 感謝されない事に理不尽さを感じる
妻が感謝されない理由
ここでは、夫が感謝しない理由について解説します。感謝されなければ、ただ腹立たしい気持ちで一杯になるということもあると思いますが、理由をすることで、その怒りからせ解放される可能性もあります。また、理由を知る事は、対処する宇上でも役立つことがあります。早速、確認してみましょう。
参考ページ:夫が感謝しない!弊害や理由、注意点など解説します
当たり前に感じている
理由の1つ目は、夫があたりまに感じているという点が挙げられます。人は、初めての経験や特別な行動に対しては感謝の気持ちを持ちやすいものの、それが日常の一部となると、そのありがたさが薄れてしまうことがあります。
例えば、妻が毎日家事や育児をこなすことに対して最初は感謝していた夫も、次第にそれが当然のことと感じるようになり、感謝の言葉や態度が少なくなることがあります。このように、人は繰り返される行為や状況には、慣れがでてきてしまい、それを「当たり前」と感じる傾向があります。
感謝を伝えるのが恥ずかしい
仮に、夫が感謝を感じていたとしても、感謝を伝えるのが恥ずかしいと感じ、その気持ちを言葉で表現してくれないことがあります。特に男性の場合、感謝を伝えることが恥ずかしいと感じることがあります。
また、場合によっては「言わなくてもわかるだろう」と考えることもあります。感情表現が苦手な人や、「男はこうあるべき」などの気持ちが強い人は、このような傾向があります。
育った環境が影響している
育った環境が影響して、感謝を伝えないということもあります。もし育った家庭で「ありがとう」などの感謝の言葉を使う習慣がなかった場合、大人になってその習慣が身につかず、妻や家族に対して感謝の気持ちを言葉で表現することが難しくなります。
感謝というのは、本能として備わっていると言うよりは、学習や経験によって身につくスキルで、子供時代にその機会が少なかった人は、大人になっても表現することができないことが多いのです。
期待通りでなかった
感謝をしない、シンプルな理由として期待通りではなかったということがあります。これは、夫が「こうして欲しい」と思っていたことと妻の行動にギャップがある場合に起こります。しかしこれは、夫が妻の「何かしてあげたい」という思いを理解せず、行動の結果だけに注目してしまうことが原因です。
感謝されない妻が持つべき心構え
ここでは、夫から感謝されない妻が持つべき心構えをお伝えします。この心構えが適切にできていなければ、感謝してくれない夫に対して、いつまでもストレスを感じることになるからです。
感謝を忘れるもの
とても重要な心構えとして「人は感謝を忘れるもの」というものがあります。人は他人に対してしてあげたことはよく覚えていますが、逆に自分がしてもらったことには鈍感になりがちです。これは人の習性といえます。
そのため、誰かに何かをしてあげるときに「感謝してくれるだろう」と期待する性善説に立ってしまうと、さまざまなことに対して腹立たしく感じてしまいますよね。このように、夫に限らず、人というのは誰でも感謝の気持ちを表すことが難しい生き物であると理解することが重要です。
相手の弱点にとらわれない
2つ目の心構えとして、相手の弱点にとらわれないということを大切にしてください。確かに今は、夫が感謝を表現できないかもしれません。しかし、その弱点ばかりに焦点を当ててしまうと、結婚生活は味気なくなり、不満が募るばかりです。
夫が感謝できないという欠点がある一方で、他の面では素晴らしい長所を持っていることもたたあるのではないでしょうか。その長所に目を向けることで、自分自身の精神的な健康も向上し、結婚成果をより良いものに変えていくことができます。
感謝されない場合の対処法
ここでは、感謝しない夫への対処法についてお伝えします。対処法を実践したからと行って、必ずしも夫が感謝できる人に変わるとは限りません。しかし、ある程度の時間をかけていくことによって、人は変化します。ぜひ実践してみてください。
自分から、ありがとうを伝える
まず最初にやるべき事の1つは、自分から、ありがとうを伝えることです。夫に変化を期待する前に、自分自身が感謝の模範になるようにします。
日常生活の中で、夫がしてくれる小さなことにも積極的に「ありがとう」を伝えることで、夫もその行動に影響を受け、感謝の重要性に気づきやすくなります。
何を期待しているか尋ねる
2つ目の対処法として、何を期待しているか尋ねるというものがあります。夫が期待することと妻が実際にしてあげることにギャップがあると、感謝の気持ちが生まれにくくなります。そのため、そのギャップを埋めることが重要です。
夫が求める具体的なサポートや行動を理解し、それに応えることで、夫は自分の期待が満たされ、感謝の気持ちを表現しやすくなります。もちろん、それで確実に感謝してもらえるとは限りませんが、これもできる事の1つです。
妻の辛さを伝える
もしどうしても、夫から感謝してもらえないことが辛く感じるなら、その気持ちを率直に夫に伝えてみることも1つの解決策です。例えば、「いつも感謝の言葉を言ってもらえないので、辛い気持ちがある」と正直に伝えることで、夫に自分の気持ちを理解してもらうことができます。
もちろん、この話をしたからといって、すぐに夫が感謝の気持ちを表現するようになるわけではありません。しかし、どうしても感謝されないことが理不尽に感じる場合は、自分の気持ちを隠さずに共有することが重要です。辛さに気づいてもらうことで、関係改善の一歩を踏み出すきっかけになることがあるからです。
子供の模範になって欲しいことを伝える
夫に対して、子供も感謝の気持ちを持たない大人になって欲しくないという思いを伝えるのは、1つの方法です。こうすることで、夫は自分の行動が子供に与える影響を意識するようになります。
そして、子供の模範となるために感謝の気持ちを表現するようになる可能性があります。子供に感謝の大切さを教える際に、その教えを夫自身が実践することで、その習慣が身につく可能性があります。
まとめ
ここでは、妻が感謝されないことについて詳しく解説してきました。その他、具体的なノウハウについては、専用ニュースレターをご覧ください。下記のフォームより今なら、無料登録できます。
よくあるご質問
ここでは『夫が感謝しないので辛い』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
感謝せず、文句ばかり言う夫
【Question】
夫は私が家事や育児で頑張っていることに対して、感謝の言葉を全く言わず、逆に文句ばかり言います。例えば、家が少しでも散らかっていると「もっときちんと掃除して」と言われたり、夕食が夫の好みに合わないと「なんでこんなものを作ったの?」と非難されます。なぜ、夫は感謝と1つしないのでしょうか?
【Answer】
感謝どころか、文句ばかり言われたら、理不尽な気持ちになってしまいますよね。これは、本来ご主人が自己改革を図るべき事柄だと思います。ただ、人は感謝するということに対して非常に鈍感です。「建前上、感謝しなければいけない」という場面が世の中には多いので、感謝ということに対して、抵抗を感じる人も多いように思います。
ですので、感謝を期待すると、余計自分の気持ちが折れてしまうので、その点は、理不尽に感じますが「感謝されないで普通」という意識も必要かと思います。ただ、文句ばかり言ってくる点については、ご主人に改善を促す必要もあると思います。この点については下記の記事を参考にしてください。
参考ページ:夫が文句ばかり言う!理由や対処法、体験談などお伝えします
自分の価値が低いように思える
【Question】
私がどれだけ頑張っても、夫は感謝の言葉を一言もかけてくれず、時には批判的な態度をとることもあります。そういうことが長く続き、私の自己肯定感はどんどん奪われているように感じます。
家事や育児に一生懸命取り組んでいるのに、夫からの感謝もされないので、自分の価値が低いように思えてしまいます。どうすれば良いのでしょうか。
【Answer】
すぐに夫に変わってもらうということは、難しいかと思います。なので、自分がもっと評価される機会をつくるのは、できる方法の1つとして良いと思います。例えば、趣味を始める、ボランティア活動を始めなどが該当します。このような機会を作り、自己肯定感の変化を起こすようにアクションしてみてください。ご主人に対しての対応は、この記事で取り上げたようなアプローチをとることが必要ですが、中長期的に取り組んでください。