「どうして夫は感謝しないのか」と感じたことはありませんか?日々、家事や育児、場合によってはそれらのことを仕事に追われながら進めているのに、夫から「ありがとう」の一言がない。こんなことがあれば、心が折れてしまいそうです。

夫が感謝の気持ちを表現しないことは、単にストレスとなるだけでなく、夫婦関係の悪化や自己肯定感の低下、さらには子供の教育にも悪影響を及ぼす可能性があります。

そこで、なぜ夫が感謝を示さないのか、その理由や対応など解説します。良好な夫婦関係を築くためにも早速お読みください。

こんな人にお勧め
  1. いくら頑張っても夫が感謝しない
  2. ありがたいと思ってくれないので気力が低下
  3. 自分の頑張りが当たり前と思われていて不満

夫が感謝しないことの弊害

こちらが沢山のことをしてあげても、夫が感謝しないことがあります。このようなことがあると、夫婦関係や家族に沢山の弊害が生じます。そこで、この点について掘り下げて解説します。弊害を理解しておくことで、問題の重要さが理解でき、解決の原動力となります。

夫婦仲が微妙に悪くなる

夫が感謝しないことで、夫婦関係が微妙に悪くなることがあります。感謝の気持ちが欠如していると、パートナーの努力や好意が認められないため、次第に「この人には何もしてあげたくない」という気持ちが大きくなります。

最終的には、感情の疎通が困難になり、関係の冷え込みやギクシャクした関係になりがちです。
関係が悪くなるイメージ
参考ページ:夫婦仲が微妙なので心配!リスクや原因、対応方法など解説します

自己肯定感の低下

妻の自己肯定感が低下することもあります。妻としては、日々、努力や好意を持ってできることをしてるいのに、夫からの感謝の言葉が欠如していると、自分の価値や存在が軽視されていると感じてしまいます。こうして自己評価が下がり、自信を失うことが増えます。

ストレスがたまる

妻のストレスが蓄積するのも1つの弊害です。妻が家事や育児、仕事などでたくさんのことをこなしていても、その努力が感謝されないので「報われない」と感じてしまいます。

これが長期間続くと、心理的な負担が増え、ストレスが蓄積していきます。ストレスが高まると、イライラや疲労感が増し、健康面にも悪影響を及ぼすことも。
ストレスの蓄積
参考ページ:夫婦のことでストレス一杯!原因や体験談などお伝えします

子供が真似る

子供がいる場合、夫の感謝しない態度は、悪影響を及ぼすことがあります。家庭内で感謝の習慣が不足していると、子供はその態度を自然と模倣するようになります。子供は親の行動を観察し学ぶため、感謝の言葉や態度を見ないで育つと、感謝の気持ちを表現することの重要性を理解しないままになります。

夫が感謝しない理由

そもそもなぜ、夫が感謝をしないのでしょうか。ここでは、その理由について解説します。理由を理解しておくことで、問題解決のヒントになることがあります。

当たり前と感じている

夫が感謝しない理由の1つは、それを当たり前と感じているからです。これは、夫が妻の家事や育児といったことを「妻がして当たり前」「自分はもっと頑張っているから、これくらいしてくれて当然」と考えます。このような思考があると、妻の好意や努力が軽視されます。

育った家庭文化の違い

育った家庭文化が違うという点も、夫が感謝しない理由の1つになります。これは親の育て方や家庭内の習慣が異なることに起因します。

例えば、夫の育った家庭では感謝の言葉を口にする習慣がなく、感謝を表現することが少なかったかもしれません。一方、妻の育った家庭では、何かをしてもらったら必ず「ありがとう」と言うようにしつけられていた場合、この違いが感謝の表現におけるギャップになります。

負けだと思っている

感謝することを負けだと思っているということがあります。夫が感謝の言葉を口にすることで、妻に対して頭が上がらなくなり、自分の立場が弱くなると感じているような場合、安易には感謝しません。

感謝を示すことは、自分の優位性や権威を損なうと考え、あえて感謝を表現しないということです。このような考え方は、対等な夫婦関係を築く妨げにもなります。
負けたらダメだと思う夫

夫婦喧嘩を引きずっている

夫婦喧嘩を引きずっているので感謝しないこともあります。例えば、過去の喧嘩や対立に対して夫がまだ不満や恨みを持っていることがあります。このように根に持つということがあると、感謝の気持ちを表現することができません。

参考ページ:夫婦喧嘩が繰り返されて困る!頻発する原因や対策など解説

夫に感謝される夫婦関係の築き方

ここでは、夫に感謝されるような関係を築くための方法について解説します。良好な関係を築き、お互いが感謝し合えるようにしていきましょう。

自分が模範になる

最初に出来ることとしては、自分が模範になることです。自分から率先して感謝の気持ちを伝えることで、自分の言動にも説得力が伴うようになります。

既に出来ているよ、という人も、もう一度意識してみてください。例えば「夕飯を作ってくれてありがとう」や「掃除をしてくれて助かった」など、小さな事でも良いので感謝の言葉を伝えるようにします。

重要さについて学ぶ

場合によっては、感謝の重要さについて学ぶことも必要です。一緒に感謝に関する本を読んだり、動画や映画を観て、感謝の重要性について学ぶということです。妻が自ら「感謝は大切だ」と説明するよりも、効果が高いときもあります。

感謝がもたらすポジティブな影響や、感謝の気持ちを表現することの意義を深く理解できれば、行動を変えていくキッカケになります。

感謝について話し合う

最終的には、感謝について話し合うことも考えてください。これは夫に対して「感謝してくれないことが不満だから、改善してほしい」自分の気持ちや要望を伝えるということです。

問題点を直接伝え、話し合いによって解決を図ります。話し合いでは、感謝の欠如がどれほどの夫婦関係に影響を与えているかを説明し、行動の改善によって、どれだけプラスになるのかを伝えます。
話し合う様子

夫が感謝しない場合の注意点

ここでは、夫が感謝しない場合、どういったところに注意すれば良いのかをお伝えします。これらの点を守って対応を進めるようにしてください。

2つのアプローチで対応する

夫が感謝しないときの注意点として、短期的視点と長期的視点の2つのアプローチで取り組むことが重要です。感謝の習慣を持たない人を感謝できる人に変えるには時間がかかります。

長期的な視点では、夫婦関係全体の改善を目指し、持続的な努力が必要です。一方、短期的な視点では、毎日の生活の中で感謝の言葉を促す具体的な行動を取り入れます。この両方のどちらが欠けてもよくありません。

参考ページ:夫婦関係を修復するためのアプローチ!2つの取り組み方や体験談など解説

注意が重ならないようにする

注意が重ならないようにすることも大切です。夫が感謝しないことがあれば、注意したくなります。しかしそれが頻繁になってしまうと夫が萎縮したり、不満をため込んだり、感謝を強制されていると感じることがあります。

これは、夫婦関係の悪化を招き、本末転倒な結果を招きます。あるいは、感謝の気持ちを表現することがさらに難しくなる可能性もあります。

まとめ

今回は、夫が感謝しない理由やその対応などお伝えしました。感謝の気持ちを示すことで、家庭の雰囲気は大きく変わります。早速参考に進めてください。また、具体的な方法については、夫婦関係修復ニュスーレターでも公開していますので、ぜひ下記より登録して読んでみてください。

よくあるご質問

ここでは『夫が感謝しない』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

文句ばかり言う

【Question】
夫は感謝するどころか、私のすることに対して文句ばかり言います。例えば、家事や育児に一生懸命取り組んでいるのに、ちょっとしたミスや自分の期待に沿わないことがあるとすぐに不満を口にします。

少しの「ありがとう」や「お疲れ様」の言葉さえありません!家事や育児の負担が大きくなる中で、夫の文句が積み重なると、私自身のストレスや不安が増してきました。どうすれば夫が少しでも感謝の気持ちを持ってくれるようになるのでしょうか?

【Answer】
文句ばかりだと、辛いものがありますよね。減点方式でものごとを捉えてしまっているのだと思いますが、これでは、感謝がなかなか生まれにくいです。減点方式とは、100点から、良くないところをみつけて減点していくということです。減点することを見つけようという思考なので、問題点しか目につきません。

逆に加点方式だと、最初がゼロ点から始め、そこから加えられる点を見つける事になるので、プラスのことを一生懸命見つけようとします。このように加点方式の方が、お互いのストレスも少ないと思います。

今すぐは難しいかも知れませんが、いずれこういった点を踏まえて、話し合いなどできるよう

無関心で、感謝の言葉を口にしない

【Question】
夫は私が何をしてあげても無関心で、感謝の言葉をほとんど口にしません。家事や育児、仕事のサポートなど、毎日全力で取り組んでいるのに、夫からの反応はいつも冷たく、まるで当たり前のように受け取られてしまいます。

この状況が続くと、自分の努力が全く認められていないように感じ、心が疲れてしまいます。どうすれば夫が少しでも感謝の気持ちを持ってくれるようになるのでしょうか?

【Answer】
このような場合、出来ることの1つは率直に「感謝してほしい」ということを伝えることです。何度かそれを繰り返す必要があるかもしれませんが、ご主人がその事に気づいてい、行動を改めてくれる可能性もあります。

ただ、もちろん、これだけで解決できるとは限らないので、その場合はまた別の方法を検討することになります。

参考ページ:無関心な夫に困る!旦那の行動パターンや関係改善に役立つポイントなど解説