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夫婦喧嘩も繰り返されるとウンザリしてしまいますよね。毎日、怒鳴られたり、イライラしたりで、生活が乱されてしまいます。また、夫婦喧嘩は、繰り返される事で、別居になったり、離婚問題に発展してしまったりする子とが多々あります。

そこで今回は、夫婦喧嘩をしないですむ方法について詳しくお伝えしたいと思います。頻発しているなら、今回の記事は必見です。

ご相談者様ご相談者様

確かに、何度も繰り返してしまうので、本当に気持ちが憂鬱なんですよね。。最近では、夫婦関係もかなり悪化してしまったように思います。どうすれば良いですか?

夫婦喧嘩を繰り返すことで生じる問題

もし夫婦喧嘩を頻繁に繰り返していると、どのような問題が生じるのでしょうか。ここでは、その生じる弊害について整理してお伝えします。

生じる問題についての図解

次第に無視されることが増える

繰り返し夫婦喧嘩をしてしまうと、次第に関係性が悪いということが常態化してしまいます。そして、相手が無視するということもあります。このようなになると、お互いが不機嫌に過ごすことになってしまい、家庭内の雰囲気が悪くなってしまいます。

参考ページ:夫婦喧嘩をしてお互いに無視!この状況の影響や解決策など解説

衝動的な家出

場合によっては、お互いが感情的になり、そのまま家出をしてしまうことがあります。気持ちが落ち着いたら戻ってくることもありますが、場合によっては実家に帰ってしまうなど、本格的な別居になることも。少なくとも自宅にしばらく帰ってこなくなると、残された方は心配になります。

参考ページ:夫婦喧嘩で家出した夫!仲直りして自宅に戻ってもらうには?

コミュニケーションの悪化

頻繁に夫婦喧嘩をおこなえば、夫婦間のコミュニケーションが大きく悪化します。例えば、数日間、数週間と会話がまともにされない状況になれば、パートナー間の信頼や理解が徐々に失われます。これは、さらにお互いの不満や誤解を生み出す形になり悪循環です。

相手が心を閉ざす

夫婦喧嘩が繰り返されることで「相手が心を閉ざす」ということがあります。これは、頻繁な対立や衝突が続くことで精神的に疲れ果て、自己防衛のために心を閉ざす状態になります。このような心の閉ざしは、相手への不信感や不満、失望、傷つきなどが原因です。心を閉ざしたパートナーは、相手に対して無関心を示したり、感情を表に出さなくなったりします。

敵対心が芽生える

弊害の1つに「相手が敵対的な態度を頻繁に取るようになる」ということがあります。頻繁な夫婦喧嘩がお互いの感情に悪影響を与え、相手に対して常に反発的な言動を繰り返します。これは一方のパートナーが、相手の言動を常に否定的に解釈することによって、生じることです。

夫婦喧嘩が繰り返される原因

夫婦喧嘩が繰り返される原因はいくつかあります。ここではその主なものを取り上げて解説します。

原因についての図解

参考ページ:7 Causes for Conflict in Marriage and How to Resolve Them

期待のズレ

夫婦喧嘩が繰り返される一因として、一方のパートナーが持つ期待と、もう一方のパートナーの現実の行動との間に生じるズレが挙げられます。相手に対して特定の行動や反応を期待していても、実際にはその期待が満たされない場合に発生します。

例えば、妻はまだ幼い子供の育児を当然夫が手伝ってくれると期待します。一方、夫は「子供が生まれたのだからもっと仕事に精を出さなければ」と思って、育児に関わらないということがあります。

このようなズレが生じるとお互いに不満をため込み、夫婦喧嘩が頻発するようになります。

いつも不機嫌

夫婦のどちらかがいつも不機嫌と言うことがあれば、夫婦喧嘩が繰り返される原因となります。イライラというのは、周囲に伝染してしまうからです。例えば、夫が帰宅してきたらいつも不機嫌だということがあれば、妻も同時にそれを感じ取って不機嫌になってしまいます。

心理学的解説

自分がイライラしていれば、嫌なことばかりを連想してしまいます。また、相手の気分が悪いときも、その気分が伝染しやすくなります。このように気分が悪い状態で関わることは夫婦関係においても悪循環の元、喧嘩の元になりやすいです。
参考:mood-congruent memory – APA Dictionary of Psychology

発言が乱暴

発言内容や言い方が悪いという場合、やはり夫婦喧嘩を繰り返してしまう原因になります。言い方が悪いと、それだけでカチンと来てしまうことも多くなります。

参考ページ:夫に言われた暴言が忘れられない!気持ちを切り替えるには?

夫婦のどちらかが神経質

夫婦のどちらかが神経質で、いつも細かい点を指摘していると、夫婦喧嘩が繰り返される原因となります。細かい点を指摘していると相手も居心地が悪くなってしまうからです。もちろん、指摘する側とすれば、どうしてそんなにいい加減にできるのだ…な窓のような気持ちもあると思います。

参考ページ:夫が神経質すぎる!旦那の心理やデメリット、対処方法など解説

教育方針や受験に対する考えの相違

夫婦間での喧嘩の1つの原因は、教育方針や受験・進学に関する考えの相違です。子どもの教育に関する観点や方法論において、両親が異なる立場を取ることがあります。

例えば、一方の親が厳しい教育が良いのだと思っているとします。しかし一方で、もう一方がより自由な育て方を好むということがあります。その他、希望する進学先が異なる、勉強に対しての姿勢、受験に対しての理解が得られない、スポーツや芸術への関心度、ゲームをやせらる、させないなど、様々な面で意見の相違が生じる可能性があります。これらの対立によって、夫婦喧嘩が繰り返されることがあります。

参考ページ:子供の受験で家族崩壊?不和に繋がる理由やリスクから守る方法など解説

夫婦喧嘩を繰り返さないようにする方法

喧嘩が頻発してしまう人の多くのは「夫婦喧嘩になってしまった後、どうすれば良いだろうか?」と、後手の対策を考えている人が多いように思います。

しかし、一度、喧嘩になってしまうとお互いが感情的になっているので、そこから軌道修正させていくのは大変ですよね。実際問題、夫婦喧嘩が勃発してしまった後では、出来ることはほとんどないのではないでしょうか?そこで、繰り返される夫婦喧嘩を繰り返さないための対策は『予防策を中心に考える』ことが大切です。具体的に出来ることはどんなことがあるのかお伝えします。

対策についての図解

自分のメンタルを整える

夫婦喧嘩を繰り返さないために相手をどうにかしなければと思ってしまいますが、最初にできることは自分のことです。「自分のメンタルを整える」ようにしてみてください。自分自身の感情を整えることで、自分が衝動的な行動を取らないで済むからです。

例えば、怒りやイライラが高い状態だと、相手のちょっとした言動にも過剰に反応してしまい、そのまま夫婦喧嘩になってしまいますよね。しかし、自分が冷静さを保つことができれば、相手も1人で何時までも怒るわけにもいかないので、喧嘩が起こりにくいということになります。

具体的には瞑想や深呼吸などのすぐに取り組めるリラクゼーション方法などを試してみてください。

口論になりやすい話題を特定

口論になりやすい話題を特定するというのは、夫婦喧嘩を繰り返さないためにも有効です。

例えば、「この話題をする時はいつも口論になってしまう」など喧嘩になる話題がある程度決まっているのであれば、極力、普段はその話題を避けた方が良いですよね。仮に「夫の親の介護の話しをすると決まって夫婦喧嘩になる」ということであれば、当面、その話題を避けるのが妥当です。しかし、「子供のこと」など、どうしても話をしなければいけない話題があるのであれば、周到な準備をして臨むようにしましょう。

内面をオープンにする

自分がどういうことをされると嫌なのか?あるいはどいうことをされると嬉しい気持ちになるのか?そういった自分の内面をオープンにすることはとても大切です。いわゆる自己開示です。相手に自分のことを伝え、逆に相手のことを伝えてもらうことは、夫婦喧嘩を減らしていく予防策として効果的です。

心理学的解説

自己開示とは自分のことを他者に伝え、そのことについて共有することです。また、パートナーと自己開示することによって、信頼関係が築けたり、高いレベルで共感し合えると言うことにもつながります。
参考:How Self-Disclosure Affects Relationships

体験談『繰り返される夫婦喧嘩のことで悩む』

ここでは、夫婦やりなおし相談室に御相談いただいた方から、繰り返されている夫婦喧嘩について体験談を送ってもらったのでご紹介します。体験談は、ブログ読者さんのためにお役に立てればという趣旨なので、ぜひ参考にしてください。

感情的にエスカレートする

結婚してからずっと些細なことで口論が多く、大きな喧嘩に発展することも多々ありました。夫はもうこれ以上喧嘩を続けることにうんざりしており、話すことさえ避けるようになっていました。私も本当は望んでいませんが、些細なことにカチンときてしまうと、つい責めるような言葉を口にしてしまうのです。ですがそれに輪をかけて夫が酷い暴言をいうので、感情がエスカレートしてお互い止まらなくなってしまいます。

引き寄せの法則が大事

どうして良いのか分からなくなった私は、ある日、友人の勧めで夫婦やり直し相談室を訪れることにしました。そこでのカウンセラーは、まず私自身のメンタルを整えることが重要だと説明してくれました。彼は私に「穏やかな生活を送っている自分」をイメージすることの大切さを教えてくれました。引き寄せの法則によれば、まず自分の望む形を心に描くことで、それに向けた行動が自然と取れるようになるというのです。

参考ページ:夫婦関係を改善する引き寄せの法則

穏やかな結婚生活をイメージ

言われたことを信じて、私は毎日、穏やかな結婚生活を送る自分の姿をイメージすることに努めました。心の中で、夫と笑顔で会話し、お互いを尊重し合う穏やかな時間を繰り返し描くようになりました。毎日このイメージを続けるうちに、次第に自分が穏やかに対応できる姿をある程度、具体的に想像できるようになっていきました。
妻がイメージする姿

喧嘩が減ってきた

夫との会話の中でカチンとくることも依然としてあります。しかし、毎日のイメージトレーニングのおかげで、以前のように感情的にならずに落ち着いて対応できることが増えてきました。夫も少しずつですが、以前よりも話しやすくなってきた様子です。完全に喧嘩がなくなったわけではありませんが、その頻度は大幅に減ったと思います。この状態がずっと続けば良いなと今は願っています。

まとめ

人は、「何か起こってからようやく行動に移す」ということが多いものです。夫婦喧嘩の場合も、結局「喧嘩になった後で、どうにかしなければ」と思ってしまいます。しかし、夫婦喧嘩の場合、予防策が全てです。先を読んで「事前にこれをやっておこう」という先手の予防策をとる方が、遙かに効果的です。

そこであなたも頻発していると言う場合、ぜひ、「予防で対応する」ということを実践してみてください。

よくあるご質問

ここでは『夫婦喧嘩が繰り返されて困る』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫婦喧嘩がこじれた

【Question】
数日前から、私と夫の間で小さな意見の相違が重なり、それが大きな争いに発展してしまいました。今では、お互いに冷たい態度をとり、会話もままならない状態です。私たちは今まで仲良くできていたのですが、どうしてこんな風になってしまったのかとても悔しい気持ちでいっぱいです。私たちの関係を取り戻すために、どのように行動すれば良いのか分かりません。

【Answer】
ちょっとしたトラブルが重なることで、大きな問題に発展してしまうこともありますよね。そのようなことがあると、辛い気持ちになってしまいますし。

もし今、どちらか、あるいは両方が感情的になっているという場合は、少し落ち着くのを待ってからアプローチを検討した方が良いです。相手が感情的な気持ちになっている場合、なかなかこちらの話しが耳に届かないからです。その間、相手が別居などしてしまうのではないか?などの恐れがある場合は、謝罪だけは伝えておいて「落ち着いたら話をしたい」と一言だけ伝えておいても良いと思います。

落ち着いてから、自身に非がある場合は謝罪を伝えることになります。謝罪を伝える場合は、部分的にでも自分に責任があれば、その点について責任を認め、それに対しての反省の気持ちを伝えていきます。また、必要があれば、今後どう改善をするのかということも必要に応じて伝えてみてください。

夫婦喧嘩後、夫が仲直りする気がない

【Question】
夫との間で喧嘩があり、その後、夫が仲直りする気配を見せない状況に困っています。数日前に私と夫の間で口論になりその後、夫が冷静さを失ってしまいました。喧嘩の中での言葉が、お互いの感情に深い傷を残してしまったようです。

しかし、私は関係を修復たいと考えています。ところが、夫はまだ怒りや不満を引きずっているようで、仲直りの兆候が見当たりません。どのようにコミュニケーションを取るべきか、また仲直りするためにどうすれば良いでしょぅか。

【Answer】
夫が仲直りの気配を見せないというのは、ある意味夫が「自分は正しい。あなたが間違っている」という考えが非常に強い状態です。

そのため、理想を言えば相手の言い分を聞き、確かに正しいと肯定できる点があれば、その点を肯定していくことが必要です。相手も、自分が主張することの一部でも肯定されれば、こちらの話しにも耳を傾けてくれる可能性が出てくるからです。

ただ、そうはいっても「夫が気持ちを話してくれない」という側面もあると思います。もしそのような状態であれば、手紙やメールで良いので気持ちを話してもらえないか促してみてください。口頭で伝えてくれないということでも、手紙やメール/LINEであれば、話してくれる可能性が出てくるからです。

また、タイミングも重要です。ある程度落ち着いたタイミングでないと、本人の気持ちを話してくれないこともあります。様子を注視しながら話しを促してみてください。

喧嘩になった勢いで別居

【Question】
最近、夫と大きな喧嘩をしてしまい、その結果、夫が別居を考えるようになりました。何度もこれまで喧嘩がありましたが今回の喧嘩は特に激しく、感情的になりすぎてしまいました。夫に言い過ぎたことを後悔しています。夫は「しばらく距離を置きたい」と言って実家に帰りたいと伝えてきています。別居も心配ですが、夫が離婚を考えているのではないかと不安で仕方ありません。どうすれば良いでしょうか?

【Answer】
ご主人に対しては、一旦「別居する、しないと言うことにかかわらず、落ち着いたらどうするか考えよう」ということを伝えてみてください。感情的になっている時に物事を判断するのは良く事にはならないですよね。また、それで納得しない場合は「別居後、きちんと落ち着いたら話し合いの機会をとりたい」ということを約束してもらうという対応でも良いと思います。その他、できることはあると思いますが、まずは上記のことを先に検討してみてください。

参考ページ:夫婦喧嘩から別居する!その後の対策や注意点について解説

6ヶ月間も無視が続く

【Question】
6ヶ月前に夫と大きな喧嘩をして以来、ずっと無視され続けています。喧嘩の原因は夫が飲み会ばかり行くので、その事をとがめたからです。。飲み会に行くきこと自体は控えるようになりましたがその後、夫は私を無視するようになり、会話もほとんどなくなりました。

家の中では完全に別々の生活をしています。私がどれだけ謝っても、夫の態度は変わらず、この状況がとても辛いです。どうすれば良いでしょうか。

【Answer】
半年以上もの間、口をきいてくれないということだと、つらいものがありますよね。ご主人には機嫌を直してほしいところです。ただ、このまま平行線を続けるというわけにもいかないと思うので、手紙を書くなどの行動をとってみてくださぃ。内容によって相手の反応は大きく変わりますが、手紙なら無視されている期間でも、相手が読んでくれる可能性があります。

参考ページ:夫婦喧嘩をして無視が半年以上続いてしまう!対応や注意点などを解説