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夫婦喧嘩をしてエスカレートしてしまうと「離婚だ」と言われることがあります。あまりにも唐突にこのようなことを言われると、ショックで頭が真っ白になってしまうと思いますよね。

突然の離婚宣言などに、どう対処すれば良いのでしょうか?今回は、夫婦喧嘩で離婚と言われたときの対処法や注意点などについて解説します。

この記事でわかること
  1. なぜ、勢いだけで離婚というの?
  2. もう別れるといわれたときの対処方法
  3. 夫婦喧嘩から離婚問題が起こった場合、何に注意すべき?

夫婦喧嘩で離婚と言われる理由

ここでは、なぜパートナーが夫婦喧嘩の時に「離婚する」などのように伝えてくるのか、その理由についてお伝えします。その理由を知ることが対策にも繋がるからです。主な理由としては下記のものがあります。

理由についての図解

感情的にエスカレート

夫婦喧嘩で離婚という言葉が出る理由としては、相手の感情的なエスカレートが一因です。通常、夫婦喧嘩では大きな感情の問題を含みます。例えば「もう絶対に相手のことを許せない」などの怒りの気持ちなどが代表的です。こういった感情がエスカレートすることによって、結婚生活にさじを投げ、「離婚する」などのことを相手が伝えてきます。

相手の譲歩を引き出す

離婚といわれる理由として、相手がこちらの譲歩を引き出すために使うということがあります。この場合、「離婚」という言葉は、実際に離婚を望んでいるわけではなく、喧嘩や議論で優位に立つため、こちらが情報することを狙って伝えてきます。ただし、このような言葉の使用は、相手をコントロールしようとする試みですので、夫婦関係が後退していくキッカケとなります。

「離婚」という言葉を夫婦喧嘩で勝つための道具として使うことは、短期的にメリットがあるかも知れませんが、夫婦関係にとっては中長期的にマイナスになることが多いです。

本気で離婚を考える

相手が離婚ということを伝えてくるのは結婚生活にウンザリして、本気で離婚を考えているという場合もあります。
本気で悩んでいる夫の姿
この場合、離婚と伝えるのは単なる感情的になっているのではなく、以前から結婚生活に不満があったなどのことが背景にあることが多いです。繰り返される夫婦喧嘩にウンザリしてしまったというものもあるかも知れません。

夫婦喧嘩で離婚と言われたときの対処法

相手から離婚と言われたとき、どのように対処すれば良いのでしょうか?ここでは、主なポイントを取り上げ解説します。
対処法についての図解

その場から離れる

離婚だと言われたその直後は、動揺も大きいと思います。そのため、出来ることの1つは「早めにその場から立ち去る」ということです。なぜなら、そのままご主人と夫婦喧嘩を続けても、状況をさらに悪くしてしまうからです。こちらも動揺しているために、どんな発言をしてしまうか分からないですよね。

そこで例えば「あなたの怒りは十分伝わった。そのことは大事な事なのでまた後で話をしましょう。今は私も気持ちが動揺しているので、少し外を歩いて落ち着かせたい」のように伝えるのは1つの方法です。そして、実際に外の空気に触れて、歩くだけでも気持ちが落ち着いてきます。

経緯を振り返る

夫婦喧嘩で離婚という言葉が出たとき、その喧嘩に至った経緯を振り返ることも重要です。まず冷静になり、何が喧嘩の引き金となったのか、どのような言葉や行動がエスカレートさせたのかを考察します。喧嘩の原因を理解することで、今後、パートナーに対してどう対処すれば良いのかが次第に明確になるからです。

自分の非は謝罪

もし、夫婦喧嘩になった経緯を振り返り、自分にも非があると確認できたときは、その事について謝罪をおこないます。自分の過ちを認め、心からの謝罪をすることで緊張を和らげ、コミュニケーションを再開する第一歩になるからです。

謝罪する際には単に「ごめんなさい」と言うだけではなく、どのような行動が問題だったのかを具体的に伝えてください。それがないと、表面的だと相手から思われてしまうこともあるからです。

また、謝罪は信頼関係の回復にも役立ちます。人間ですから、だれにでも誤解や誤った行動はときにあるものです。そのため、それらを素直に認め、謝罪することで信頼が回復していきます。
謝罪をしている姿
参考ページ:夫や妻から許してもらうための方法!効果的な謝罪でスムーズ解決

冷静な話し合い

もし夫婦喧嘩の発端となった出来事について、解決を図らないと行けないのであれば、そのまま話し合いをおこないます。冷静な話し合いを通じて、物事の解決を促します。

夫婦喧嘩になったという経緯もあるため、再び感情的になってしまう可能性もあります。そのため、もし再び感情的になりそうなときには、話し合いを一時中断するなどのことも検討してください。冷静な話し合いは、問題の解決だけでなく、お互いの理解を深め、信頼関係を強化する機会にもなります。

参考ページ:離婚回避したい!話し合いで結果を出すための8つの心理法則

体験談『喧嘩の勢いで離婚と言われた』

ここでは、夫婦喧嘩で離婚問題になったご相談者様の体験談をお伝えします。ブログ読者さんの参考になればと言うことなので、ここでご紹介させていただきます。ぜひ問題解決の参考にしてください。

頻発する喧嘩に疲れていた

夫とはつまらないことで夫婦喧嘩になりました。その時、夫が勢いで「離婚だ!」と告げてきたのです。私も感情に任せて「離婚でかまわない」と言い返してしまいました。
離婚に承諾してしまう様子
これまでの結婚生活を振り返ると、夫婦喧嘩は私が思っていた以上に多く、私はそのとき疲れ果てていました。そのため、つい爆発してしまい「離婚でかまわない」と私も言ってしまったのです。しかし、本当は離婚したくないという気持ちが心の底にありました。

参考ページ:夫婦喧嘩が多いので疲れた!兆候や対処方法、体験談などお伝えします

親に介入してもらうと、逆効果になった

翌日、夫は本気で離婚するつもりで、離婚条件についていろいろ話してきました。私は「離婚には応じない」と伝えたのですが、夫は「昨日は離婚すると言ったはずだ」と言ってきかないのです。困り果てた私は、義理の両親に連絡し、間に入ってもらうことにしました。

義理の両親は夫に離婚を思いとどまるよう伝えてくれましたが、逆効果で夫はますます頑なに「離婚だ」と言い張るようになり、どうしたものかと。。途方に暮れた私は、夫婦やりなおし相談室に相談することにしたのです。

参考ページ:夫婦喧嘩に親を介入させるのは正解?メリットやデメリット、方法など解説

2人の話し合いに緊張

相談室では、基本的に二人で話し合うように勧められました。複数人が話し合いに入ると、本音が出にくくなり、意地を張りやすくなるためだというのです。そこで、夫と再度二人で話し合うことにしました。

再び夫と二人での話し合いに臨むことになりましたが、また「離婚」と言われるのではないかと非常に緊張していました。それでも、なんとか乗り越えようと思い深呼吸をして気持ちを整え、事前に相談室で準備した発言を心に留めて臨みました。
緊張する様子
参考ページ:5分前でもOK!夫婦問題の話し合いで緊張しない方法

一旦保留で話を終える

夫は一旦「離婚するかどうかは今後の様子を見て決める」と言いました。離婚が保留になり、正直、安心しました。もちろん、完全に解決とはなっていませんが、最近の夫の様子は落ち着いてきているので、おそらくこのまま離婚については話しがないのではないか?と思っています。

夫婦喧嘩で離婚と言われた時の注意点

ここでは離婚と言われたときの注意点についてお伝えします。こういったNG行動をとってしまうと、問題が悪化してしまうことがあるので気をつけてください。

応酬はしない

相手から「離婚したい」と言われると思わず、「こっちから離婚してやる」などといった応酬をしてしまいがちです。しかし、これは自体を悪化させることになるので注意してください。
言い合いになっている様子
このような反応は感情的なエスカレーションを招き、本当に離婚リスクを高めることになります。感情的な応酬は、問題解決には役に立ちませんし、お互いのコミュニケーションを断絶する事になります。

相手にも気分転換を促す

相手にも気分転換を促すようにしてください。自分が感情的になっている時は、たいてい相手も同じ状態です。そのため、一時的でも問題になっていることについて考えるのをやめ、心を落ち着ける時間を持つことが必要です。

具体的には、散歩をする、好きな音楽を聴く、運動をする、または単に静かな場所でリラックスするなど、様々な形で行うことができます。こういったことを相手にもするように促していきます。

手遅れにならないように放置はしない

夫婦喧嘩をしてしまい、気まずい雰囲気なので、しばらく何もせず放置してしまうということがあります。しかし、この期間が長くなってしまうと、逆に相手と会話することが困難になってしまい、家庭内別居などのような状況に陥ることもあります。

そのため、手遅れにならないように、一定期間経過後は働きかけをするようにしてください。

参考ページ:もう手遅れ?夫婦関係の修復に遅すぎることはない

まとめ

ここでは、夫婦喧嘩で相手から離婚といわれた時の対処方法や中点などについてお伝えしました。突然のことで頭が真っ白になってしまうということもありますが、ここでお伝えしたポイントを踏まえて対応を進めてください。その他、夫婦関係修復のためのノウハウ専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームよりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫婦喧嘩で離婚と言われる』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

毎日のように離婚を急かされる

【Question】
夫婦関係が悪化し、毎日のように夫から「離婚だ」と急かされています。夫婦喧嘩が増えたのはここ1年ほど前からです。夫は些細なことでも怒り、すぐに離婚を口にするようになりました。初めは喧嘩の勢いだと思っていましたが、次第に本気で言っていることがわかりました。離婚を急かしてくるあいてにどう対処すれば良いでしょうか?

【Answer】
急かしてくると言うことだと、気持ちも落ち着かないですよね。一旦、ご主人には「今は何も考えられないから、落ち着いたら話しをしよう」などのように保留にしてもらうように促してみてください。それは、結果としてご主人の気持ちを落ち着かせることにもつながります。

参考ページ:離婚を急かされる!どう対応すれば良い?

夫が激怒して手がつけられない

【Question】
夫が夫婦喧嘩で激怒することが増え、手が付けられなくなっています。夫婦喧嘩はどの家庭にもあることだと理解していますが、ここ半年ほど前から夫の怒り方が尋常ではなくなりました。怒鳴り声を上げることが日常茶飯事になっています。私が冷静に話し合おうとしても、夫は感情的になりすぎて話が通じません。2人で冷静に話し合うことが難しい現状で、解決策が見つかりません。

【Answer】
感情的になり、激怒するということだと、なかなか手が付けられないものがありますよね。当然のお気持ちだと思います。感情が高ぶってしまえば、そのタイミングでどうこちらが働きかけようとしても、相手が聞く耳を持たないものかもしれません。なので、それ以外のタイミングでどうアプローチするのかが重要だと思います。例えば、冷静になっているときにこのことについて話しをするのは、良い方法だと思います。

参考ページ:夫婦喧嘩で夫が激怒!対応や注意点、体験談などお伝えします

離婚回避できた人が何をしていたか?

【Question】
夫婦喧嘩後、夫との関係が離婚問題に発展しています。このままでは離婚を避けることができないかと悩んでいます。同じような状況を乗り越えた方々がどのようなアプローチをされたのか、参考にしたいと思っています。どのような対処法や心構えが効果的だったのか、教えてもらえませんか?

【Answer】
置かれている状況が異なるので一概には言えませんが、話し合いや謝罪、感情的なトーンダウンを狙った行動など様々です。全てをすれば良いわけではなく、自分の置かれている環境の中で出来ることを進めてみてください。

参考ページ:離婚を回避できた人が取り組んだことは何か?