離婚回避できた人は何をしている?

離婚回避ができたという人は、一体、どんなことに取り組んだのでしょうか?上手くいった人が「何をしているのか?」ということを参考に、自分の行動を決める際の参考にしてください。

ご相談者様ご相談者様

確かに私も離婚を回避するために何をすれば良いのかな?と迷っていたので参考にしたいと思います。

離婚回避できた人のマインド

離婚回避ができた人が、何か特定の行動をとっていたとしても、その行動に移すマインドにも注意しておかなければいけません。例えば、「話し合い」という行動は、離婚回避できた人も、そうでない人も共通して取り組むことが多いです。

しかし、表面的に同じ事をやっていたとしても、実は離婚回避できた人はそうでなかった人と比較してその取り組む姿勢が異なっています。つまり、マインドが異なるのです。そこでここでは離婚回避できた人のマインドについて触れおきます。

マインドについての図解

目的意識が明確

目的意識が明確という面があります。例えば「次の話し合いでは、このことについて話をしたい」など、一つひとつの行動にこれを達成したいと言うことを決めて取り組むことが多いです。これは、修復を進める上で重要なポイントといえます。

相手を変えようとせず、理解と共感をする

離婚回避できる人の共通したマインドとしては「常に相手の立場から物事を考えることができる」という点があります。そのため、会話がスムーズになりやすいです。相手はこのことについてどう思うだろうか?というマインドを意識するようにしてください。

心理学的解説

共感とは、愛している相手の立場に立って一緒に気持ちを感じることです。そして、それはポジティブな感情に対してだけでなく、ネガティブな感情に対しても、そうすることが大切です。例えば悲しみ、落ち込み、怒りなどです。また、相手のことを強引に型にはめようとしたり、条件付きで話を聴かないことも重要です。相手の話しを聴いて「あなたが、こうすべきだと思う」などのようなことを伝えれば、共感する行動は台無しになってしまうかも知れません。
参考:Stop Trying to Fix Your Partner’s Feelings

過去より未来重視

過去にこんなことをされた…といった過去の事についてこだわるよりも、むしろ「今後はこのように変えていきたい」と未来志向を持っていることも一つの特徴です。もちろん、離婚だという相手が過去思考のこともあるのですが、そこに流されないように未来志向を持つことが大切です。

離婚回避できた人が取り組んだ5つの行動

では、ここからはき具体的に離婚の回避ができたという人が良く取り組んでいることを5つピックアップして紹介したいと思います。

もちろん、おかれている環境によって「できる、できない」というのはあると思いますが参考にしてください。

トピック

1.話し合い

離婚を回避できた人が取り組む事が多いのは話し合いです。もちろん、必須ではなく、話し合いをしないで解決することも多々ありますが、離婚問題を解決できるみ見込みの高い行動の1つです。

実際、ヨーク大学Ronald J.Burke博士が57名の経験豊富な管理職を対象に「部下と衝突したときにはどのような方法で解決しますか?」ということを尋ねたところ、経験上、最も効果的であるとしたのは「意見を交換して粘り強く話し合う」(58.5%)でした。

論文『Methods of resolving superior-subordinate conflict』
出典:Ronald J.Burke(1970)

「既に話し合いには取り組んでいるよ。だけどいつも平行線なのだ」という人もいると思いますが、それは話し合いが悪いという訳ではなく、「話し合いの進め方が悪い」ことが原因だと考えられます。

また、離婚回避のための話し合いについは下記に詳しいのでご案内しておきます。

参考ページ:離婚回避したい!話し合いで結果を出す8つの心理法則

2.手紙を書く

手紙を書くことは、離婚回避できた人がよくとる方法の1つです。ただ、これも話し合いのところと同じく「手紙を送ったけれど、何も変化がない」という人は、その内容を変える必要があります。

手紙を送ることで、夫婦関係が良い方向に進むかどうかは、その内容次第だからです。とにかく何でもいいので手紙さえ書けば良いと言うことではないので注意してください。

また、離婚回避のための手紙についての詳細は下記を参考にしてください。

参考ページ:離婚を回避するための手紙の書き方

3.自分のご機嫌を取る

離婚問題になっているときは、自分の精神状態も大変しんどいときが多いと思います。だからこそ、自分で自分のご機嫌を取る時間が欠かせません。

離婚を回避できた人の多くは、自分のご機嫌を取る時間を欠かさずとることが多いです。例えば「一日の中で、夕方の1時間は自分のための時間」として、軽い運動をするとか自分の趣味に充てるなどのことに取り組みます。

4.マイナス行動を見直す

自分の変えるべき行動は、素直に変えていくということも必要です。例えば「今まで、心ない発言が多く、それが原因の1つで離婚問題になった」ということがあれば、それは早めに変えていくことも必要ですよね。

また、離婚を回避するためにプラスの行動をとれなくても、マイナス行動を減らすだけでも夫婦関係は前進します。離婚回避ができた人の多くも、最初はそこから始めていることが多いので参考にしてください。

5.今できることにスポットライトを当てる

過去の事を悔やむ気持ちはあると思いますが、そこばかりにとらわれていてもしんどくなるばかりです。それよりも、今、できることにスポットライトを当てていきます。

もちろん、離婚回避できた人だって、過去の事を振り返らないわけではありません。しかし、それは悔やむためではなく、今後に活かすためにそうしてみてください。そして、今、その教訓を踏まえてできることを1つずつ行動に移していきましょう。

離婚回避の行動をとる際のポイント

離婚回避を成功させるために、さまざまな方法がありますが、重要なのは「1つの行動だけでどうにかしよう」と思わないことです。

基本的に何か1つの行動をとれば、それで状況が一気に良くなるということは稀です。むしろ、複数の行動をとることによる相乗効果を考えてみてください。

例えば「手紙を書く」ということだけに頼るのではなく、「手紙を書くことによって、話し合いがスムーズに進むようにする」というような要領で、1つの行動が別の行動に良い影響を与え、好循環をつくっていくというイメージになります。

以上、5つの行動とポイントを抑えておいてください。

離婚を回避できた人が取り組んでいないこと

自分は良いと思って取り組んでいたけれど、実はそれが逆効果と言うこともあります。そこで、離婚回避できた人が、やらなかったこと、あるいはあまり力を入れなかったことについてお伝えします。

効果についての図解

1.友達への相談

友達に相談して、それが功を奏する場合がないわけではありません。それがプラスに働くこともあるのですが、ケースとしては少ないです。ここで、友達に相談して失敗したという体験談を紹介しておきたいと思います。

【体験談】
私は交際期間中から、今の夫に対するなやみがありました。それは夫がとても女性好きだということです。

今までの交際や結婚で男性の浮気癖に悩んだ経験がほとんどなかったので、最初はずいぶんとショックを受け、悩みました。

何度も「嫌だ、やめてほしい」と気持ちを伝えても変わらない行動に苦しみました。夫を責めても謝ることもなく、開き直るか逆ギレするかのどちらかなので、私の不満は解消されませんでした。一人で悩んでいても悶々とするばかり。

いつしか私は夫に関することを逐一友人に相談するようになりました。相談というか、報告ですね。スマホチェックをして何かしらのものを見つけ喧嘩をし、翌日には友人に事細かに報告しました。人にもよりますが、私が話すエピソードに、驚き、怒り、嫌悪します。私は自分の感情を理解してもらえたような、慰められたような気持になりました。それからは何かあれば、彼女たちに話を聞いてもらうようになりました。

ところがこれが失敗だったのです。

怒りに任せて夫の行動を非難し、それに同調してもらうことを繰り返していくうちに、私は自分の行動や受け止め方に疑問を感じなくなっていきました。

結果としての夫の行動にばかり注目し、その行動へと追いやった原因を振り返ることが出来なくなったのです。夫のあら捜しをし、責め、同僚にぶちまける。同調してもらうことで、その行動の異常さに気づくこともなく、被害者意識を増長させていきました。

上記の体験談以外にも、友達、あるいは親族に相談すると、相談された方があなたのことを心配するあまり「もう離婚したら良い」「実家にもう帰ってきなさい」のように言われることが頻発します。そして、結果として離婚を回避するというモチベーションが下がることが多くなりますので注意してください。

2.相手のご機嫌取り

よくあるのが「相手のご機嫌取りをしておけば、離婚せずに済むのだ」と思ってしまう点です。これは比較的多くの人が誤解しています。

相手の機嫌をとることによって、離婚回避できそうな気持ちになってしまいますが、逆効果になることが多いです。これをしてしまうと、相手は「離婚すると言っておけば、下手に出るぞ」と思って、益々不機嫌に過ごすということが起こるからです。

それに、そもそもこれだと、離婚を回避するためにいつまでもご機嫌取りをし続けないといけないということにもなってしまいますので、キリがないですよね。効果があったとしても一時的かむしろ逆効果になりますし、こちらも精神的に疲弊してしまうので注意しましょう。

離婚回避に取り組む際の注意点

離婚回避したいと思ったとき、いくつかの注意点があるので気を付けてみてください。

注意点についての図解

1.充電時間をとる

離婚を回避していくには、それなりに神経を使います。また、修復できるまでにはそれなりの時間もかかると思います。

そのため、精神的に疲労を感じた場合は、躊躇せず、休息時間をとるようにしていきましょう。無理を重ねていくほど空回りしていくことにもなってしまいます。

特に離婚回避をする初期の頃には、そのための時間を限定しても良いと思います。例えば「夕方から夜間の時間だけ離婚にならないようにするための行動をとる」というように決めます。そしてそれ以外の時間は自分が回復するための時間として利用してはどうでしょうか。

2.目標が大き過ぎない

最初から大きな目標を掲げすぎないようにしていきましょう。例えば、離婚危機に陥っている段階で「愛情溢れる夫婦関係をつくる」などだと、ややギャップが大きすぎますよね。

現状と目標のギャップが大きいと、モチベーションが落ちてしまいがちです。最終的に「愛情溢れる夫婦関係」ということが目標だったとしても、小目標として、現時点より一歩かニ歩程度先の目標を決めて取り組むようにしてみてください。

3.期限に惑わされない

離婚を回避していこうと思ったとき「いつまでに達成する」という期限を決めがちです。それも場合によっては効果があるのですが、多くの場合、逆に足を引っ張ることになりがちです。というのも、人間関係というのは、時間で管理することが出来ません。

人間関係と期限というのは、相性が悪いので、決めずに取り組んだ方がスムーズに進めていくことが出来ます。

まとめ

今回は「離婚回避できた人がやったこと」についてお伝えしました。

自分のおかれている環境によって、できること、出来ないことがあると思いますので、全部が全部、行動に移せるわけではないですが1つでも多く取り入れてみてくださいね。

さて、ここで朗報があります。朗報とは離婚を回避して、夫婦関係を修復するためのノウハウを公開した「夫婦関係修復ニュースレター」が今なら無料購読できるというものです。今の内に下記のフオームより登録しておいてください。

よくあるご質問

ここでは『離婚を回避できた人が取り組んだことは何か?』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

離婚回避カウンセリングはどんな人にお勧め?

【Question】
妻とは、離婚問題になっています。私は何とか回避したいと思っていますが、連日相手からLineで離婚したい旨が届きます。そこで、離婚回避のカウンセリングを受けたいと思っています。妻もその事については同意してくれました。ただ、そもそもどのような人が離婚回避カウンセリングを受けた方がいいのか?ここにきて疑問に思っています。自分のゆうなケースでも受けても意味がありますでしょうか?

【Answer】
離婚回避カウンセリングを受けるのに適しているのは、次のようなケースです。例えば、夫婦どちらか一方が離婚を回避したいという場合や、そのための話し合いをしたいと思っているのに、できないような時です。詳細は下記も参考にしてください。

参考ページ:離婚回避カウンセリング!活用方法や注意点について解説

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頑なな態度にどう対応する?

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離婚回避のためのノウハウ

離婚回避の方法について
離婚危機を回避するための具体的な方法を知りたいと思ったら、下記の記事が役立ちます。参考にしてください。

参考ページ:離婚を回避するための効果的な方法

離婚回避に不適切な行動は?

不適切な行動
離婚回避のためにやってはいけない行動というのがあります。5つのNG行動を取り上げますので、手遅れになる前に一度、確認してみてくださいね。詳細は下記よどうぞ。

参考ページ:離婚回避のためにやってはいけないこと