記事のテーマについて
夫婦関係において、喧嘩や意見の不一致が生じることは珍しくありません。しかし、夫婦喧嘩がエスカレートしてお互いが無視し合う事態に陥ってしまうと、離婚問題などに発展することもあります。

そこでこの記事では、夫婦喧嘩をした後の無視について、心理や解決策、注意点などについて詳しく解説します。

夫婦喧嘩でお互い無視する心理

ここでは、夫婦喧嘩になりお互いが相手を無視するときの心理について解説します。
無視する心理についての図解

感情の高ぶり

夫婦喧嘩に感情の高まりはつきものです。このような状況になると、相手に対しての怒りや不満が一時的にコントロールできなくなってしまいます。そのため、相手を無視するということで、どうにか自分の感情をコントロールしようと試みてしまいます。

自己主張

何かの意見が相違になって夫婦喧嘩になったという場合、自分の意見を受け入れてくれないという不満を抱えています。そのため、お互いが無視するということで自分の意見を主張するということがあります。ハッキリ言葉にして言うということで意見が通らなかったので、その正反対の無視すると言うことで、暗黙のプレッシャーをかけたいなどの心理です。

相手に対しての嫌悪感

夫婦喧嘩になり、相手に対して嫌悪感を抱いてしまうときがあります。例えば「こんな人だったなんて信じられない」のような気持ちです。このような嫌悪感から、相手のをこと無視するということで、その気持ちを相手しに知らせるということがあります。

自分を守るため

相手とのコミュニケーションを一時的に避けたいので無視するということもあります。例えば夫婦喧嘩をして、争ってしまったので精神的に疲れてしまうということがあります。その場合、自分の気持ちを回復させるために当面、相手のことを無視してしまうということもあります。

以上、個々に違う心理もあると思いますが代表的なものを挙げてしました。次にこの夫婦喧嘩でお互いが無視することが続いた場合の影響についてお伝えします。

夫婦喧嘩後にお互いを無視した場合の影響

ここでは長期的影響についてお伝えします。夫婦喧嘩をしてお互いを無視する状態が続けばどのようなデメリットが生じるのでしょうか。

影響についての図解

コミュニケーションの減少

当然なから会話が減っていき、夫婦間のコミュニケーションがとれなくなってしまいます。これにより、夫婦関係の心理的距離が離れてしまうと言うことを招きます。無視というのは、そもそも相手との関係を一時的に断絶するということなので、結果としてコミュニケーションの不足になります。

仮面夫婦になる可能性

夫婦喧嘩でお互いが無視に陥ってしまうと、そのまま仮面夫婦になってしまうという可能性があります。例えば、事務用件では話ができると言うことがあるかも知れませんが、実際に心が通ったコミュニケーションがなくなり、ほとんど一緒に時間を過ごすこともなくなります。仮面夫婦なので、相手に対して関心を持つということがなくなってしまいます。

相手の感情がわからなくなる

無視するという期間が一定以上生じると、相手の感情が分からなくなります。つまり何を考えているのか見当がつかない状況になります。言葉を交わせばある程度どういうことを考えているのかと言うのが掴めますが、無視が続いてしまうので気持ちや考えが分からなくなるということになります。

離婚危機

長期間にわたり無視が続いてしまうと、そのまま離婚問題に発展しやすいです。無視が続いているということは、お互い、あるいは一方が不満を抱えたまま生活をしているということです。そして、それが沈静化しないので離婚危機になってしまいます。

夫婦喧嘩でお互い無視になった時の解決策

ここでは、夫婦喧嘩後、お互いが無視するという状況になったときの解決策についてお伝えします。

解決策についての図解
参考ページ:After the Argument: How to Begin Again

感情を落ち着かせる

夫婦喧嘩で感情が高ぶっている場合、まずは冷静になることを優先させます。喧嘩したことについて考えていると、いつまでも怒りを引きずってしまうため、極力別のことに意識を向けるなどして気持ちを落ち着かせることが必要です。ウォーキングなど軽い運動も望ましいです。

相手の気持ちを想像する

夫婦喧嘩になった出来事について、相手は一体どのような主張をしたかったのか。そして、それはどんな気持ちがそう主張していたのかを想像します。「自分の意見の方が絶対に正しい。相手は間違っている」あまりにも強く思いすぎていると、自分の怒りもなかなか癒えません。全面的にではないかもしれませんが、相手が主張している事柄に少しは肯定できる面があると気づくことができれば、和解に向けた手がかりを掴むことができます。

自分に非がある点は謝罪する

もし、夫婦喧嘩になった事柄について自分に非があるという点ずあれば謝罪は、今後その点を改めることを伝えます。例えば「自分がお節介だった」ということがあれば、その点を謝り、改めるよう相手に伝えるので例えば「今回、自分が出しゃばってしまったと思う。本当にごめんなさい。今後はそうならないように注意する」などのことを伝えます。

お互いの無視をやめるタイミング

では実際に無視をやめるタイミングとしていつが適切でしょうか。答えとしてはいくつかありますが、典型的なものをとりあげ解説します。

タイミングについての図解

感情が落ち着いたとき

夫婦喧嘩の直後はたいてい感情が高ぶっています。しかし、それが落ち着いてきたという手がかりをえることができれば、無視をやめる良いタイミングの1つになります。手がかりとしては、例えば相手の表情や態度があります。そういったみまが落ち着いたと読み取れるときは、声をかけるチャンスになります。

話しをする機会があるとき

状況的に会話が生じやすいタイミングで声をかけるというのも1つの方法です。例えば「一緒に食事をするとき」というのは、声をかけやすいかもしれません。最初は日常会話でなくても用件的なものでも十分です。例えば「明日の予定は?」などのことでかまいません。

相手から話しをしてきたとき

これは、もっともタイミングとして掴みやすいときです。相手が用件でも良いので、何か話をしてきたときは、そのまま無視をやめる良い機会になります。

夫婦喧嘩後にお互いが無視してしまったときの注意点

ここでは夫婦喧嘩をして、そのまま無視するという状態が続いてしまったときの注意点についてお伝えします。

攻撃的な言動は避ける

夫婦喧嘩もあったので、どうしても相手に対しての怒りを抱いてしまいますが、そのときに攻撃的な態度は控えるようにしていきます。それをしてしまうと、無視の期間が長引いてしまうため注意してください。攻撃的な言葉は相手のことを傷つけることになります。

謝罪が必要なときも

自分に非があるということがあれば、謝罪をすることも必要になります。無視があるので、その気持ちをいつ伝えることができるかはハッキリ言えませんが、それでも伝える準備だけはしておきましょう。準備ができていれば、チャンスが来たときにすかさず伝えることができます。

放置しないこと

無視している状態を放置してしまうと、夫婦関係が大きく後退することがあり、場合によっては離婚問題に発展します。そのため、できる限り早い段階で、無視の状態を解消できるよう働きかけをおこなうことが必要です。

無視や夫婦喧嘩を招かないための予防策

ここでは今後、夫婦喧嘩して無視するという状態を繰り返さないようにするためのコツをお伝えします。夫婦喧嘩と無視を何度も繰り返していると離婚危機を招くことになるので、今後の予防策として知っておいてください。

自分の気持ちを伝える

自分の気持ちを正直に、しかし相手のことを傷つけないように伝える練習は必要です。言い方がきつくなってしまったり、相手のことを配慮していない意見が多くなるとどうしても夫婦喧嘩が増えていくからです。

聴く姿勢

自分の意見を主張することは大切ですが、相手の話しを聴くことも大切です。相手が話している途中で、自分の意見を展開するなどのことは控えるようにしてください。相手が話をして、それを聞き終われば聴いた内容について確認し、そしてそれを踏まえて自分の意見を伝えるなどのような要領で話をしていきます。

以上のような点は夫婦喧嘩から無視になることを防ぐ予防策として考えてください。

まとめ

今回は、夫婦喧嘩後、お互い無視してしまうことの心理的背景や対策などについて解説してきました。その他、こういった問題を解決するためのノウハウは夫婦関係修復ニュースレターで解説しています。今なら下記のフォームより無料行動できますので、早速登録してみてください。

よくあるご質問

ここでは『夫婦喧嘩をしてお互いを無視する事態に発展』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫婦喧嘩後、謝っても許してくれない

【Question】
私たちは先日、あることをきっかけに大きな喧嘩をしました。私はその後、自分の非を認め夫に謝りました。しかし、許してくれません。夫はまだ怒っているようで、ずっと無視が続いています。

私は関係修復したいと願っていますが、夫が私の謝罪を受け入れない限り、私たちの関係は元通りにはなりそうにありません。口も利かない夫にどう謝罪の気持ちを伝えれば良いでしょうか。どう対処すれば良いのか途方に暮れています。

【Answer】
夫婦間の喧嘩は、どう気をつけていても、起こるときは起こるものだと思います。そしてその後の回復は難しいときもありますよね。ここは落ち着いて対応していきましょう。(続きは音声でどうぞ)

自分が無視してしまう

【Question】
夫婦喧嘩があれば、つい自分がむすっとしてしまい、しばらくの期間無視をしてしまいます。このような自分を変えることは可能でしょうか?

【Answer】
もちろん、自分で自分を変えようと思えば、いずれその弱点を克服できる可能性は十分あると思います。自分を変えていくための第一歩は「自分がその弱点を持っている」ということを自覚することです。自覚していない問題点を解決する事はできないですよね。なので、「変えたい」と思っているのであれは、既にあなたはその第一歩を踏み出しているといえます。次のハードルは少し高いかもしれませんが、例えば自分がむすっとして相手のことを無視してしまったと言うときに、気持ちが落ち着いたらそういう態度をとってしまった事を謝罪し、早めに自然な状態に戻れることを目指してみてください。

無視されているときの相手の気持ちは?

【Question】
お互い無視している期間が続くと「相手はどう思っているのだろうか」と気にかかることがあります。そして、夫婦喧嘩になってしまったことを後悔してしまうのですが、自分の気持ちをどう立て直していけば良いでしょうか。

【Answer】
そこまで分析できているのであれば、きっと気持ちはもう落ち着いているのだと思います。今後は夫婦喧嘩になった事柄について自分の主張と相手の主張を整理してみてください。夫婦喧嘩が起こった原因や、相手との関係性を振り返り、自分がどうしても譲れないことや妥協できることについて考えをまとめ、再度、相手と話し合いができたときにそれを伝えて見てください。

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