夫婦間で喧嘩ばかりしていると、お互い疲弊してしまいますよね?いい加減「喧嘩なんて、やめたい」と思っていても、顔を見るとお互い批判や嫌味を繰り返してしまう…と言うことがあると思います。一度、喧嘩になってしまうと、無視や暴言などが続くので大変辛い状況だと思います。

しかも、毎回、どうして喧嘩になったのか?と考えても、些細な理由だったりしますよね。そこで今回は、夫婦喧嘩を避ける方法についてお伝えします。

ご相談者様ご相談者様

確かに私も夫が仕事から帰って来て、とくに疲れているときは一触即発という感じですね。。夫婦喧嘩はたいてい、この時間帯に起こっているように思います。どうにか無駄な夫婦喧嘩を避ける工夫はできませんか?

夫婦喧嘩を避けるメリット

もし夫婦喧嘩を避けることができれば、不快な気分を味わうこともありませんし、関係性もキープすることができます。このように夫婦喧嘩を避けることができれば、さまざまなメリットがあります。そこでここでは、その内容について整理してお伝えします。

離婚危機を招かない

夫婦喧嘩を避けることで、無用な離婚危機を招かないで済みます。度重なる夫婦喧嘩は2人の信頼関係や絆を弱め、感情的な隔たりを生じさせます。結果として勢いで「離婚に突き進む」ということも考えられます。このような事態を招かないで済むというのは、大きなメリットです。

精神的な疲弊を防ぐ

精神的な疲弊を防ぐことができるという点は、夫婦喧嘩を避けることのメリットです。頻繁な夫婦喧嘩は、ストレスや不安、そして感情的な消耗を引き起こします。精神的な健康に悪影響を及ぼしてしまいますし、時には相手から言われた言葉などで傷つくこともあります。

穏やかな問題解決が図れる

夫婦間で何か対立することがあれば、スグに喧嘩をしてしまいです。しかし、それでは問題が解決しません。そのため、夫婦喧嘩以外の方法で、問題の解決を図りたいものです。つまり、穏やかな対話をとおして、お互いに相手の話しに耳を傾け、問題をより効果的に解決することことを覚えることができます。

夫婦喧嘩を避けられない原因

夫婦喧嘩を避ける方法についてお伝えする前に、それが避けられない主な原因についてお伝えしたいと思います。いくつか考えられますので、代表的なものを取り上げたいと思います。

コミュニケーション不足

根本的に夫婦間の会話が不足しているということが考えられます。慢性的にコミュニケーションが不足しているので、会話をしても誤解や意思の疎通が上手く図れないなどのことが多発します。

逆に言えば、普段から会話の量が多ければ、それだけ共有出来る情報量も多くなり、誤解が生じにくくなっていきます。そのため、つまらないことで喧嘩になるなどのことを避けることが出来ます。
コミュニケーション不足が原因の喧嘩

我慢していることがある

何か相手に対して不満を抱えているけれど、それが解消されることもないという場合、やはり夫婦喧嘩が多くなります。たいてい、何か我慢していることがあって、表面的に平常心を装っていてもそれを誤魔化すことは出来ないものです。

何かの会話をしているときに嫌味が出たり、批判が出たりしてしまうからです。そして、それが出た途端に夫婦喧嘩に発展してしまいます。

セルフコントロールの低下

あまり意識されていませんが、セルフコントロール(意思の力)の低下は夫婦喧嘩に直結します。

例えば、午前中は比較的、セルフコントロールがしやすいはずです。まだまだ人の活力がみなぎっているので、多少のことは乗り越えられます。しかし、日中、様々なストレスを受けて、次第にセルフコントロールを失っていきます。

そうすると、夕方以降、些細なことでもカチンときてしまって思わず、喧嘩になってしまうなどのことに発展します。

コミュニケーション不足、我慢していることがあるなど、夫婦喧嘩には様々な原因がありますが、今回は、その中でも重要な要素、セルフコントロールが不足している場合の対処方法についてお伝えします。というのも、このセルフコントロールを高めることは、夫婦喧嘩を防ぐ上で最も即効性があることの1つだからです。

夫婦喧嘩を避ける方法

ここでは、夫婦喧嘩を避ける方法について取り上げ解説します。

話を中断する

話を中断する方法は、感情がエスカレートしていく場面で役立ちます。例えば、相手から非難されたり、意見が対立するようなときが該当します。このような感情が高まりそうな状況では、一時的に話を中断してみるなどのことをおこなってください。このように感情をクールダウンさせることは、大きな喧嘩に発展することを防いでくれます。

穏やかな言葉遣い

穏やかな言葉遣いはコミュニケーションを改善し、夫婦喧嘩を防ぐのに役立ちます。悪い例としては、批判的または非難的な表現を使うことです。

例えば「あなたが悪い」「どうしてそんな問題ばかり起こすの」といった非難や責めるような表現です。代わりに「私はこう感じる」「私にとってはこのように重要」といった自分自身の視点から話すことで、相手を防衛的な気持ちにさせることなく自己の意見や感情を伝えることができます。

食事の改善

日中、疲労が溜まってくると、次第に人はセルフコントロール出来なくなっていきます。自分の意思が弱くなり、午前中であれば我慢できていたことも、我慢ならなくなりつい嫌味を言ってしまったり、抗議してしまったりするということも多々あります。
夫婦喧嘩の原因
では、このセルフコントロールを失いつつある場合、どうすれば回復させる事が出来るのでしょうか?

その解決策は意外に簡単です。セルフコントロールをする力の源は、ブドウ糖です。ブドウ糖はセルフコントロールをするためのエネルギー源になっているのです。なので、ブドウ糖の摂取を心がければ、再びセルフコントロールを取り戻す事が出来るのです。糖質にはいくつかの種類があります。それがブドウ糖に分解されて吸収される必要がありますが、エネルギー源として使えるようになるまでには少し時間もかかります。

そのため、その効率(短時間でエネルギーになる)も大切です。その点からお勧めは、バナナです。バナナはブドウ糖をそのまま含んでいるので、比較的短時間でセルフコントロールを取り戻す事ができるからです。その他、はちみつなどもブドウ糖摂取には良いと思います。

また、駄菓子のラムネも、ブドウ糖を主原料としているものもあるので、バナナやはちみつがないときはそれで代用しても良いかなと思いますが極力、自然食品で栄養分は摂取したいところです。バナナなどを摂取する時間は、もちろんブドウ糖が減って喧嘩が起こりやすい時間帯。つまり、夕方以降です。

実際、セルフコントロールの不足が夫婦喧嘩の元になっているというある実験を紹介しておきます。
論文
出典:pnas.org

オハイオ州立大学のBrad J. Bushman博士らは、107組の夫婦に21日間、毎晩、パートナーに腹が立つ!ということがあったらわら人形にピンを刺して良いという実験を行いました。ピンは、腹が立っただけ刺しても良いことになっています。すると、夜の血中に含まれるブドウ糖が少ない日ほど、わら人形にたくさんのピンを刺しているということが分かったのです。

この実験からも分かるとおり、ブドウ糖が減ってセルフコントロールが出来なくなると、夫婦喧嘩が頻発する可能性が高くなります。

体験談『夫婦喧嘩を避けるために必要なこと』

ここでは、夫婦喧嘩を繰り返して苦労したご相談者さんが、ブログ読者さんに体験談を送ってくれたのでご紹介しておきます。

夫婦喧嘩でイベントも台無し

世の中にはほとんど喧嘩をしない夫婦がいる一方、しょっちゅう繰り返す夫婦がいます。私たち夫婦は紛れもなく後者です。夫婦喧嘩をするとエネルギーを消耗しますし、家の中の雰囲気が悪くなるなど良いことがありません。

何日も前から準備していた楽しいイベントも、喧嘩によって中止になるようなことは我が家ではよくあります。お互いに得るものがない喧嘩をどうすればなくすことが出来るものかと悩んできました。

過去の女性関係を思いだして責める

何日も口を利かないような大きな喧嘩を振り返ると、その原因はいつも同じでした。私が夫の行動を責めた時です。

そして責めたくなるような夫の行動とは、女性関係に関するものでした。

これは夫が現在進行形で不倫をしている、とかいうのではなく、交際期間中、他の女性が絡んだいざこざがいくつかあったという過去の話です。過去に起きたこのいくつかの事件によって、私の夫に対する信用は(女性関係に関しては)ほぼなくなりました。同じことが起きていないにも関わらず、彼を責め同じような喧嘩を繰り返しているのです。

夫婦喧嘩が起こる要因はお酒?

特にお酒を飲んだときはヒートアップします。

夫も私もお酒が好きで、家でも外でも二人で楽しんでいたのですが、次第に私の飲酒を夫が嫌がり止めるようになりました。過去を引き合いに出し夫を責めるときはたいていお酒を飲んでいる時です。

自分ではそんなつもりはないのですが、確かにふっと過去の出来事を思い出すのは飲んでいる日が多いことに気が付きました。その日以来、お酒を飲むときは極力、夫が外で1人で飲んでもらうように対応しました。そんなこんなで、夫婦喧嘩の頻度は少し落ちてきたように思います。

夫婦喧嘩を避ける際の注意点

ここでは夫婦喧嘩を避けようとする際の注意点について解説します。

1.自覚はしにくい

夫婦喧嘩を避けようと思っても、意外に自分達の喧嘩の様子をモニタリングすることは難しいです。どういうタイミングで喧嘩が起こっているのか、どんな話題で喧嘩が生じやすいのか。他人から見ると比較的発見しやすいのですが、当事者になってしまうと感情にのまれてしまいなかなか自覚出来ません。当事者には、なかなか原因が掴めにくいので対策も難しいと知っておきましょう。

2.簡単にできる対処

夫婦喧嘩の原因を掴むのは難しいです。そこで、できることの1つは夕方になったら早めに糖分を摂取しておきます。夫婦喧嘩の原因が掴めないのであれば、原因についてこれ以上深く考えるよりも、予防として出来ることを1つでも多く実践していくことの方が手っ取り早いからです。原因が掴めてから対策ということを考えていても、どれだけ時間がかかるのか?ということにもなりますよね。ですので、出来そうなことを今日からはじめてみるようにしてみてください。

まとめ

今回は、セルフコントロールで意思の力を失うと夫婦喧嘩に発展しやすくなりますよということをお伝えしました。実際、Brad J. Bushman博士らの実験でも、ブドウ糖が減ることで、パートナーに対して腹立たしさを感じるようになっていることも分かりました。

特に、セルフコントロールを失っていきやすい夕方以降では、ブドウ糖を摂取することを心がけてみてください。バナナ等の果物、ハチミツなどがオススメです。

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よくあるご質問

ここでは『夫婦喧嘩を避ける簡単な方法。これで防止できる』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫婦喧嘩をして疲れた

【Question】
夫婦喧嘩を繰り返して、もう疲れてしまいました。なんとか今後は避けたいと思っていますが、どうすれば良いでしょうか?

【Answer】
頻繁に夫婦喧嘩が怒ってしまうのには相手にレッテル貼ってしまっているから…ということもありえます。例えば「あの人は分からず屋だ」という見方をしてしまうと、相手のする事なす事、全て自分にとって訳の分からないことをしていると思えてしまいます。

なので、繰り返し夫婦喧嘩になってしまっている状態を回避するには、このレッテルをのけるということが重要なポイントになってきます。

仲直りをしたい

【Question】
先日、夫と喧嘩をしてしまいました。私としては仲直りしたいと思っているのですが、相手が怒ったままです。どうすれば良いでしょうか。

【Answer】
既に行動に移しているかもしれませんが、まずは早めに謝罪を伝えることが大切です。タイミング的には早いほうが良いです。ただ、繰り返し喧嘩してしまっているという場合は、簡単に許してくれないということもあると思います。その場合は、謝罪メッセージを伝えただけで、全て解決するとは思わないようにして、話し合いなども含めて対応を検討するようにしていください。

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参考ページ:ネガティブ感情を早期に止める方法

夫婦喧嘩を避けるコミュニケーション

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夫婦で言いたいことを伝える方法

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