相手と会話をしても、スグに夫婦喧嘩になってしまう?ということで悩んでいませんか?周囲の夫婦は上手くやっている感じなのにどうして自分達は上手くいかないのだろうか?と悩んでしまいますよね。その原因とは一体なんでしょうか?原因を理解することで、解決もしやすくなるので、今回はそのことについて詳しくお伝えしたいと思います。

夫婦喧嘩の原因を考えることの重要性

夫婦喧嘩の原因を特定することにはどのような理由があるのでしょうか?ここでは、その重要性について整理してお伝えします。

原因を考える重要性についての図解

問題解決の土台になる

夫婦喧嘩の原因を特定することが問題解決の土台になることがあります。夫婦喧嘩の原因を理解することで、今後の対応が的確にできるということにつながるからです。例えば、コミュニケーションの欠如や期待の不一致、子育てに対しての価値観の相違などのように、具体的な原因が明確になると、今後の対応がそれだけしやすくなります。

相手への理解が深まる

夫婦喧嘩の原因を理解することで相手のへの理解が深まることがあります。相手が怒っていることに関して理解すれば、相手が普段どのような感情をもっているか、ニーズや期待は何なのか?ということ知ることに繋がります。

例えば、喧嘩の原因がコミュニケーションの不足と分かれば「もっと会話をすることを相手は重視しているのだ」ということを理解することができます。

コミュニケーションのとっかかりを掴める

夫婦喧嘩の原因を明らかにすることで、相手とかいわを再び再開するきっかけになることがあります。仮に相手がなぜ機嫌を損ねたのか全く理解できなければ、声をかけるハードルも高くなります。

しかし、このことが原因で相手が怒ったのだということを把握できれば、そこから会話を再開できます。例えば、相手がどうして悲しい思いをしたのかということを自分が理解したことを示すことができれば、それだけ相手と会話を進めやすくなります。

夫婦喧嘩の原因にはどのようなものがあるか?

夫婦喧嘩の原因はさまざまです。ただ、よくこれが原因になるというものはいくつかありますので、ここではその代表的なものを取り上げ解説します。

参考ページ:The 10 Most Common Sources of Conflict in Relationships

子供の教育方針の違い

子供の教育方針に関する違いによって、夫婦間での緊張や喧嘩の原因になることがあります。夫には夫の考えが、妻には妻の考えがあり、その意見が異なり歩み寄りがないと、それはしばしば摩擦や対立を生みます。

例えば、一方の親が厳しい教育方針が良いと考え、もう一方が柔軟かつ放任な対応を良しとするなどのことです。夫婦間で子供に対しての関わり方、声のかけかたなどが大きく異なり、夫婦喧嘩につながっていきます。夫婦やりなおし相談室でも、子供のしつけや進学先のことで、夫婦喧嘩になってしまうという事例は非常に多いです。

教育方針についての図解

家事分担の不均衡

家事の分担は、夫婦喧嘩の原因になりやすいです。例えば、共働きなのに家事の負担が一方に偏っているなどの場合、不満を募らせやすいです。負担が大きい方のパートナーは、過剰なストレスや疲労を感じるからです。

家事分担の不均衡についての図解
こういった不均衡は不満を少しずつため込ませ、それが限界に達すると喧嘩にエスカレートしていきます。

例えば、一方のパートナーだけに家事の大部分も負担している場合、その人は自分の趣味や友達との交流時間などを持つことができません。さらに状況が悪い場合、負担が少ない方のパートナーが自由に過ごしていると怒りが募る原因となります。

夫婦生活の不一致

夫婦生活の不一致は夫婦喧嘩の一因になることがあります。例えば、相手が週に数回程度の性生活を臨んでいるにもかかわらず、もう一方は、基本的にそれがなくてもOKなどのように考えている場合、ここにズレが生じます。

これはなかなか話し合いなどで解決すると言うことが難しい場合も多いため、不満をため込むと夫婦喧嘩に発展します。解決にはよりオープンで正直な会話が必要になります。

優先順位の違い

夫婦間で何を大切にするか?という優先順位が異なることで、夫婦喧嘩の原因となることがあります。日常生活で生じる些細なことから、介護・親の同居・子供の進路など人生の大きな選択に至るまで、さまざまな状況で怒る可能性があります。

些細なことで言えば「次の長期休みを家族でどう過ごすか?」というレクレーションの取り方で話になるとき、一方は「親の体調も心配だから実家で過ごしたい」という思いもあれば、もう一方は「家族で過ごすのが恒例なんだから、自分達家族だけでどこかに行きたい」などのようなことです。どちらも正しいのですが、優先順位として一方は親を、もう一方は家族での時間を挙げています。

転職

転職によって仕事環境が変わると、それが夫婦関係において緊張や喧嘩の原因となることがあります。転職は通常、新しい職場の人々との関係構築をしなければいけません。その他、仕事の内容と責任の変化、勤務地や勤務時間の変動など、多くの調整が必要です。

このような変化は家庭内でのストレスや緊張を高めることがあります。夫婦やりなおし相談室の相談経験から考えると、特に新しい仕事先が人間関係の悪い職場である場合、その影響が夫婦関係にも及びやすいと思います。

引っ越し

引っ越しによって生活環境が大きく変わると多くの場合、夫婦間での緊張や喧嘩の原因となる可能性があります。新しい場所での生活は、未知要素や新しいならわしが多く、これがストレスや不安を引き起こすことがよくあります。たとえば、新しい仕事や学校、地域との結びつき、あるいは生活スタイルの変更などが含まれる場合があります。

とりわけ、周囲に自分の知り合いなどがいないという状況は、孤独感を誘発して、それが夫婦喧嘩の元になります。夫婦やりなおし相談室に来る相談においても、夫の転勤などで引っ越しをしその後、環境になじめず夫婦喧嘩が頻発するようになったという相談はよく受けることの1つです。

経済的な問題

経済的な問題は、夫婦間での緊張や喧嘩の原因となります。借金、生活費の不足、お金の使い方が異なるといった経済的な課題は、多くの場合、夫婦の心理的なストレスを増加させます。特に長期的な経済的な問題は、夫婦関係を大きく後退させやすいです。また、夫婦やりなおし相談室でよく相談の話題として昔から出てくるのは、パートナーが買い物や趣味などにお金を使いすぎると感じる場合です。

夫婦喧嘩になった原因を解決する際の注意点

ここでは、夫婦喧嘩を解決する際の注意点を取り上げ解説します。

原因に応じた対策

夫婦喧嘩の原因に応じて、多少解決方法を変えていく必要があります。例えば、経済的な問題が夫婦喧嘩野本になっていると言うことであれば、通常、口頭で議論していただけでは喧嘩をやめることはできません。この場合、具体的な家計簿など数字がある記録をテーブルに載せて話をしていかないと全く進展しません。このように、原因によって対応が多少異なるという点は注意してください。

自尊心に配慮した解決

「何だか自尊心を満たされていない」「大切にされていると実感できない」。このようなことがあると、「じゃあ、相手のことをぞんざいに扱ってもいいや」と思ったり「腹立たしいから文句を付けてやる」と思ってしまうので、夫婦喧嘩に発展しやすくなります。

だからこそ、夫婦喧嘩を根絶していく1つの方法は「相手の自尊心を満たすこと」です。それぞれ認めてほしい個所は異なりますが、その認めてほしいところを見つけ出し、相手にそのことについて自信を持たせていくことが、日常の些細なことでの喧嘩を防ぐ大きな力になります。

「いや、私は夫のことをちゃんと時には褒めてますよ」

と思うかも知れません。もちろん、あなたは相手の自尊心を満たそうと気を配っていることも多々あると思います。しかし、この自尊心を満たしたいという思いは、単純な欲求ではありません。渇望している、と言えるほど常に満たしたい欲求が強いものです。

つまり、周囲が少し気にかけて時々褒める…という位だと、たいてい相手は自分が尊重されているという気持ちが不足してしまいます。食欲だって1日に3回満たす必要がありますし、睡眠欲だって1日に7、8時間は必要だと思います、しかし、自尊心を満たす行動は、それほど定期的に行ってもいなければ、時間もとっていないのが現状ではないでしょうか?

まとめ

今回は夫婦喧嘩の原因についてお伝えしました。対策については、原因を踏まえて進めるようにしてください。その他、詳しい夫婦喧嘩への対処方法夫婦関係修復ニュースレターで解説しています。今なら下記より無料登録していただけますので、早速ご登録ください。

関連記事

さて、今回の『夫婦喧嘩の原因はいつもこれ』についての記事はどうでしたか?夫婦喧嘩の原因が分かっていないと、何度もそれを繰り返してしまいます。

この記事を読んで、そういった案循環を断ちきるようにしてみてください。ではその他の関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、理解を深めてもらえます。

夫婦喧嘩がエスカレート

夫婦喧嘩のエスカレート

夫婦quarrelがエスカレートして、別居になってしまうということがあります、そこで個々ではその対策、特に相手が喧嘩腰の場合の接し方について詳しくお伝えします。

参考ページ:夫婦喧嘩から別居する

細かい事をグチグチ

家庭内の居心地が悪い

家庭内の居心地をどんどん悪くしてしまう原因の1つは神経質になっていくというものです。これがあると、家庭内は非常に居心地の悪いものになっていきます。

夫婦関係を後退させていかないためにもこのことに注意を払ってください。

参考ページ:細かい事をイチイチ言わないで

もう離婚だ

離婚問題に発展

夫婦喧嘩の末に「もう離婚だ」などといってしまうことはありませんか?このような発言は、いくら感情的になっていたとしても控えた方が良さそうです。そこで、「もう離婚だ」となるときの夫婦喧嘩のことについてこちらの記事で詳しくお伝えします。

参考ページ:夫婦喧嘩でよく出る発言「もう離婚だ!」