別居していると、どれくらいの頻度で相手と会えば良いのかと疑問に思うことも多いと思います。実際、頻度がどんどん減っていくというとであれば、それは離婚リスクを高めている可能性があります。
そのため、できれば現状の頻度をキープしたり、あまりにも少ないのであればそれを増やすことを考えたいところです。そこで今回会う頻度の重要さや、それを増やすポイントなどについて解説します。
別居中の会う頻度が重要な理由
ここでは、そもそもなぜ別居中の会う頻度が重要なのかについてお伝えします。特にこれから夫婦関係を修復させたいと思っているのなら、この会う頻度は重視してください。
夫婦関係の維持
夫婦関係の維持のためにも、別居中の会う頻度は重要です。物理的な距離が生じることで夫婦間の感情的なつながりが希薄になることも多いですが、会う頻度を維持したり、増やすことでそれを防ぐことができます。
別居は一時的な解決策や関係の再評価の機会となり得ますが、長期間のコミュニケーションの欠如は関係の断絶につながりかねません。定期的に会うことでお互いの気持ちを共有し、理解を深める機会を持つことができます。
不貞の予防
別居中の会う頻度を維持したり、向上させることは不貞の防止に役立ちます。別居すると、夫婦は自宅から物理的に離れることで、女性関係が生じやすくなります。そもそも別居は、孤立感や疎外感を生じさせるため、同居の時と比べて不貞の問題を引き起こしやすいと言えます。そこで、定期的に会うことにより、夫婦はお互いの信頼関係を維持し、不貞を防止することに繋がります。
同居に向けての準備
同居に向けての準備をすることができるので、別居中の会う機会は重要です。仮に、別居中に会うこともなければ、同居に向けての話も進みません。定期的に会うことにより、夫婦はお互い同居再開に向けての意思を確認でき、それが整えば実際の行動に移すことができます。また、場合によっては今後の別居解消に向けての話し合いができるので、会う機会は何としても作りたいところです。
パートーナと別居中の会う頻度を決める方法
別居中の会う頻度として「このくらいが適切」というものが決まっているわけではありません。夫婦お互いの都合や関係性などを踏まえて、最終的に話し合って決める必要があります。そこでここでは、どのようして別居中の会う頻度を決めれば良いのかについてステップバイステップで解説します。
Step1.率直に提案
別居中の頻度を決める際には、最初にそのことを決めたいということを相手に伝える必要があります。例えば「別居が始まったら、どれくらいのペースでお互い会うようにするのか決めておきたいのだけど」のように伝えてみてください。もちろん、そのように伝えても反発される可能性はありますが、まずは率直に伝えることから始めていきます。
Step2.メリットを伝える
普通に提案しても相手が夫婦関係に嫌気がさしている場合、簡単には合意してくれません。なので、まずは別居後も会う頻度を決めておくことがどのような点メリットがあるのかを伝えていきます。このメリットはどちらか一方のメリットではなく、お互いにとってメリットがあるということを伝えてください。
Step3.デメリットを伝える
次は、Step2とは反対にデメリットを伝えます。このデメリットは「会う頻度を決めておかないことのデメリット」を伝えてください。自分にとっても、相手にとっても不利益になる点を伝えるようにします。
会う頻度を増やすポイント
ここでは、別居中の会う頻度を増やすためのポイントについてお伝えします。
共有時間を楽しむ
会う頻度を増やす際の重要なポイントは会えたときの共有時間を楽しむという点です。例えば「会っているときに夫婦喧嘩ばかりだった」というようなことがあれば、相手ももうこのような時間をとりたくないという思いで一杯になります。逆に「楽しくお互いが過ごせた」ということがあれば、また、次回もこのような会う機会を作りたいと思ってくれます。このように共有時間をどのように過ごすかは、会う機会を増やす上でのポイントなります。
同じ問題を繰り返さない
同じ問題を繰り返さないという点も重要です。特に夫婦関係が喧嘩や誤解から別居に至った場合です。過去に問題となった行動や言動を繰り返すことは「もう何も変わらない」という思いを相手に抱かせ、別居が長引く可能性があります。そのため、会う頻度を増やす目的が関係の修復や再構築である場合、過去の誤りを繰り返さないようにしてください。
相手の話しを聴く
相手の話を聴くことは、お互いの理解と信頼を深めるため、会う頻度を増やすために役立ちます。自分のしゃべりたいことをしゃべるのではなく、相手の話を聴く時間を増やし、その内容によく耳を傾けることが重要です。こうすることで、相手は自分が大切にされていると実感し、今後の夫婦関係見直しや、別居についての再考に繋がりやすくなります。
別居中、会う頻度が少ない場合の注意点
合う頻度を増やしたいと言っても、そう簡単にそれが進むわけではありません。場合によっては、会う頻度が少ない状況が続くこともあります。このような場合、どのような点に注意すれば良いでしょうか?
Lineなどを利用し連絡を絶やさない
別居中に会う頻度が少ない場合、LINEなどで連絡を取るなどしして、連絡を絶やさないようにしてください。関係の断絶を防ぐための手段です。たとえ直接会うことができないとしても、Lineやメールを活用することで、音信不通を防ぐことができます。
ただし、メッセージのやり取りでは、言葉のトーンや非言語的な要素が伝わりにくいため、誤解が生じるリスクもあります。そのため、メッセージを送る際には言葉選びに注意し、誤解を避けるために明確で思いやりのあるコミュニケーションを心がけることが大切です。
同居に戻す意思を伝える
仮に会う頻度が少ないとしても、いずれは同居に戻したいということは伝えておきます。相手から「もう結婚生活はさじを投げているのだろう」のように思われると、適切ではありません。ただし、このような意思を伝えても、相手から反発があるなどのことも考えられます。なので、定期的に同居にも度したい意思は伝える必要がありますが、伝え方には工夫も必要です。
まとめ
今回は、別居中の会う頻度について解説しました。夫婦関係を修復したい場合、少しずつでもこの頻度を高めたいところです。今回お伝えしたポイントを踏まえて対応してください。その他、具体的なノウハウについては専用ニュースレターをご確認ください。下記の間フォームよりご登録いただけます。
よくあるご質問
ここでは『別居中の会う頻度について解説』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
事前にルールとして会う頻度を決めたい
【Question】
早速、別居になる前にルールを決めておきたいと思いますが、どんなルールでもかまわないのでしょうか。例えば、会う機会を週に1回は設けるなどのことです。
【Answer】
基本的には相手が合意してくれるのであれば、こちらの要望を伝えてかまいません。特に会う頻度については、お互いで話し合って決めるようにしてください。また、ルールを提案するときには、相手にとってそのルールはどんな意味があるのか?どんなプラスがあるのか?ということを踏まえて伝えていくようにしましょう。例えば「週1回は会うようにしておくことで、疎遠になってしまうという事態を避けることができるので」などのように伝えておきます。
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