夫が家出をしたもののその後、帰ってきたということがあります。このようなとき、何となく気まずかったり、また家出するのではないかといった心配もあるのではないでしょうか。そこで、このような場面での接し方や注意点など詳しく解説します。

夫が家出して、帰ってきた時の問題点

夫が家出後、帰ってきた時にはいくつかの問題点が生じる可能性があります。そこでここでは、問題になる点を取りあげ解説します。

信頼できない

夫が家出後に帰ってきた時、妻が夫を信頼できないという問題点があります。これは、夫が今回、家出をしたと言うことを踏まえ、妻が「また家出をするのではないか?」という不安が原因で生じます。妻は常に「また家出するかも」という不安を感じるため、なんだか夫婦関係が不安定だと思ってしまいます。また、言いたいことが言えないなどのコミュニケーション上の障壁が生じることもあります。
不信感について

会話がギクシャクする

夫が家出後に帰ってきた時、夫婦の会話がギクシャクすることがあります。これは、家出をしたことに対してのショックが大きく影響するからです。家出は夫婦関係に大きなストレスを与え、特に妻にとっては裏切られたような感覚や不安定さを引き起こす可能性があります。自宅に帰ってきても、当面この動揺が続いてしまい、会話がしにくくなりやすいです。
ギクシャクする

夫が家出して、帰ってきた時の接し方

ここでは、夫が家出をしてその後、帰ってきたとき、どのように接すれば良いのかということについて解説します。家出をしたあとは、相手も非常に興奮していることもあるので、下記の内容を参考に落ち着いて対応してください。

落ち着かせる

まずは本人が落ち着けるようにする事が大切です。家出という行動は、夫自身も精神的に不安定な状態にあることが多いため、安心できる環境をまずは整えます。例えば、しばらくまともな食事をとっていない様子であれば、栄養バランスの取れた食事をとらせます。あるいは、十分な睡眠がとれていないようであれば、しばらくゆっくり布団で寝かせるなどのことがあります。このような基本的な体調を整えることがまずは基本です。

家出した理由を尋ねる

夫が落ち着いてきたら、家出の理由を尋ねることも検討してください。夫が家出をした理由には様々な問題や感情があると思います。そして、その理由を理解することは、夫婦関係の修復や今後の問題解決に向けた重要な一歩となるはずです。ただし、焦らず、夫のペースで丁寧に話を聴くようにしてください。

繰り返さないことを約束してもらう

今後は、無断で家出をすることはやめてほしい、このようなことを繰り返さないでほしいという点を夫に約束してもらうことも大切さです。無断で家出することは、夫婦間の信頼を損ねたり、関係にマイナス影響になるだけでなく「きちんと生活しているのか?生きているのか?」といった深刻な不安をもたらします。なので、衝動的にこのような行動をとるのではなく、不満があれば家出以外の解決策を一緒に探りたいというこきとを伝えます。

体験談『家出して帰ってきた夫と仲直り』

ここでは、夫婦やりなおし相談室にご相談いただいた方が、体験談を送ってくれたのでご紹介します。

夫婦喧嘩で家出

私たち夫婦には、忘れられない出来事があります。以前、些細なことから夫と大喧嘩をしてしまいました。私が口が立ってしまうので、夫は何も言えなくなり、そのまま勢いで夫が家を出てしまいました。1週間近く連絡が取れなくなり、私は不安でいっぱいで、義理の実家にも連絡しましたが、夫は帰っていないと言われ、Lineもブロックされることに。。途方に暮れているとき、夫婦やりなおし相談室を知り、相談を決意しました。

リフレッシュさせる

夫が帰ってきたときの接し方について色々教わりました。まずは夫の気持ちをリフレッシュさせることが重要だと教えられ、夫がもしかしたら車中泊などしている可能性も十分あるため、確かに重要だと思いました。そして、焦って相手を問いただしたりしないという点も、私が気をつけなければいけないと思ったことです。

二度としないと約束

数日後、夫は突然自宅に戻ってきました。私は学んだ通りに行動し、比較的、落ち着いて夫を迎えることができたと思います。夫は疲れた様子でしたが、「責められない」と思ったのか少しずつ壁がなくなっていったような感じです。やがて、私たちは落ち着いて話し合い、喧嘩の原因について解決することができました。そして、二度と家出はしないとも約束できました。本人の決意に嘘はないだろうと、思っています。もちろん、夫婦関係の修復はまだ途中ではありますが、それでも今回のような事態にはならないかと思うので、その点は安心しています。

夫が帰宅したときの注意点

ここでは、夫が帰宅した時に守ってほしい注意点を挙げます。

責めない

注意点の1つ目は、夫が家出したあと怒りをぶつけたり、責めたりすることは避けるようにしてください。確かに、家出をしたと言うことに対して怒りを感じることもあると思います。しかし直ぐにその点を取り上げて相手を責めたり、怒りをぶつけてしまったら、責任追及をしているような形になるため、相手がより頑なな態度をとったり殻に入ってしまうなどのことが生じてしまいます。

本人のペースでしゃべらせる

帰宅後、夫から話を聴く際は、本人のペースでしゃべらせるようにしてください。これは、夫が自分の感情や考えをできる限り思ったまま表現してもらうために必要なことです。こちらが「何もかも話して」というような気持ちで、急かしたり圧力をかけたりすると、夫は殻に閉じこもってしまい、本音を話せなくなる可能性があるため逆効果です。

まとめ

家出されてしまうと、混乱してしまいます。しかし、帰宅したときも慎重に対応してください。ここで適切な対応をするかどうかで、再発するか、修復できるかの違いが生まれます。その他、夫婦関係の修復についてのノウハウは専用ニュースレターで公開していますので参考にしてください。

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