結婚生活を送る上で夫と衝突し、その勢いで家出。そして、離婚危機を招くということがあります。このようなとき、非常にストレスを感じるものですが、対応次第では十分離婚を回避することができます。

そこでここでは、夫が家出をして離婚問題に発展した場合の対処方法や注意点について解説します。

夫が家出して離婚を伝えてくる理由

夫が家出をして、そのまま離婚問題に発展する理由はいくつかあります。ここではその代表的なものを取り上げて解説します。
離婚を伝えてくる理由についての図解

心理学的解説

妻が不意に夫から離婚を告げられるなどのことがあります。そして、その理由はたいてい、誇張されていたり、些細なことであったりすることも。そして、妻を責めて自分自身を被害社田などと伝えてくることがあります。こういったことを「Sudden Wife Abandonment Project」というプロジェクトを進行するVikki Stark氏は「妻捨て症候群」と呼んでいます。
参考:Runawayhusbands

1.コミュニケーション不足

コミュニケーション不足で、夫婦間の意思疎通がうまくいかず、家出となり離婚問題に発展することは時々あります。コミュニケーションがとれないので「自分がどこで何をしていてもかまわないだろう」などのような投げやりな態度を生む込みともあります。

2.結婚生活が苦痛と感じる

例えば、夫が抱いている結婚生活のイメージと異なっているなどのことが原因で、苦痛を感じ家出になってしまうことがあります。そして「自分の希望は叶えられないだろう」のように思い込んでしまうと離婚リスクが高まります。

3.家族からの疎外感

夫が「自分の存在が必要とされていないのではないか?」、「自分はお金だけ稼げば良いのか」のように考えると、家族からの疎外感が生じます。このままだと寂しい気持ちを一生抱き続けないといけないのではないかと考え、家出や離婚問題に発展しやすくなります。

4..経済的問題

仕事の失業や収入の低下によって夫が自暴自棄になり、家出をし離婚問題に発展することがあります。家族をこれ以上支えることができないなどのプレッシャーを大きく感じるからです。この場合、夫が正直に「家族を支えるプレッシャーがしんどい」と伝えてくる場合もあれば、「仕事で大変なときに支えになってもらえなかった」などのように伝えてくることもあります。

5.不貞

不貞が原因でそのまま家出に至ることがあります。家出先は、不貞相手である女性宅になることがやはり多いです。この場合、数ヶ月以上の長期にわたり家出が続いてしまうこともあります。同棲のようになってしまうため、離婚危機にもなりやすいです。

夫が家出して離婚を伝えてくる場合のリスク

夫が何かの事情で家出し、そのまま離婚を要求してくる場合があります。この場合、いくつかのリスクが伴いますので、対処をする前に確認しておいてください。
リスクについての図解

精神的負担

家出と離婚問題が重なり大きなショックを受けることがあります。混乱することはもちろん、怒りや悲しみなど複雑な感情の問題が生じます。精神的な健康を損なうリスクがある点に注意してください。必要な対応を早めに講じることが大切です。

夫の話しが十分に聴けない

夫が家出しているという状況から、なかなかはっきりと相手の話しを聴くことが出来ないことがあります。なぜ家出をしたのか、離婚を考えている理由など、不明瞭な点が多くなる可能性があります。

生活費

夫が同居していたときと同様に生活費を負担してくれるかどうか不透明なときがあります。この場合、生活費に関する話しを早めに実現する必要があります。

夫が家出して離婚を要求してくる場合の対処法

夫が家出をしてしまって、その後、離婚の危機を招いている場合、いくつかの対処法を検討する必要があります。

1.冷静になる

夫が家出をしている場合、自身の生活スタイルも大きく変わる可能性があります。そのため、まずは気持ちを落ち着かせることを優先してください。落ち着いてきたら今後、夫に頼っていた部分をどうカバーするかを検討する必要があります。例えば「子供の幼稚園への送迎を頼んでいた」などのことがあれば、それをどう対応するのかなど検討する必要があります。

2.連絡手段の確保

同居していたときと比べて、連絡手段を確保することを意識してください。一時的に連絡が取れにくい状況が続くかも知れません。Lineでもメールでもかまわないので、話ができる手段を確保する必要があります。場合によっては、夫に対して「必ず返信はしてほしい」ということを伝えていきます。

3.話し合いへの誘導

極力早い段階で、話し合いの機会を持ちたいということを伝えていきます。すぐに同居に戻せるとは限りませんが、子供の対応や生活費のことなど、最低限話をしておくべき事は、早い段階で進めます。

心理学的解説

Divorce Magによると夫が家出し離婚に陥った場合、自分自身を守ること、感情を整理すること、財政的問題を把握することなど8つのアドバイスをおこなっています。
参考:8 Things to Do Immediately When Your Husband Leaves You

夫が家出して離婚問題になった場合の注意点

ここでは、夫が家出をして離婚問題になったとき、注意すべき事を挙げておきます。

感情的にならない

感情的に言い争う…などのことがあると益々、連絡が取れにくくなるということを招きます。そのため、関わる際には冷静さを心がけるようにしてください。場合によっては、冷静さを取り戻すまで、無理に夫との関わりを増やさないということも検討する必要があります。

離婚条件を伝えてきたとき

相手が離婚条件を伝えてくるということもあります。この場合、一茶利取り次がないという対応をする事もあるかも知れませんが、それを続けると相手が弁護士などに依頼したりするので、対応が大変になります。なので離婚条件に応じる必要はないとしても、話しは聴くようにしてください。

子供の対応について

夫が家出をしてしまうと、子育てに対応が一時的に十分できないということも起こりえます。この場合、夫に対しては親としてきちんと責任を果たして欲しいと言うことを伝えていきます。

まとめ

今回は、夫が家出をして離婚問題になった場合の対処方法や注意点についてお伝えしてきました。今回の記事を参考に慎重に進めてください。また、こういった状況に役立つ情報を夫婦関係修復ニュースレターにまとめています。無料登録できる今のうちに、下記のフォームよりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫が家出して離婚の危機!対処方法や注意点、ポイントなど解説』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

LINEで離婚要求が来る

【Question】
夫が家出をした後、LINEで離婚要求が来ました。どのように対処するのが良いのでしょうか。私は修復したいと思っています。

【Answer】
通常、離婚問題をLINEだけでやりとりすることは困難です。そのため、返答はしつつも「会って今後の事について話をしたい」ということは提案していきましょう。直接、話しをした方が解決に結びつきやすいですし、今後の展開としてできることが多いです。LINEだけでやりとりを続けるのは、いずれ手詰まりになっていきやすいので注意してください。

旦那が家出をして1週間

【Question】
旦那が家出をして1週間経過しました。そして、メールで離婚したいことを伝えてきたのですが、どうすればいいでしょうか。この1週間の間で、考えを固めてしまったようなのです。私としては、家出後、そっとしておいた方が良いかなと思って、この1週間何も連絡をしませんでした。

【Answer】
家出後に、連絡をすることがなかったので、そのまま離婚の意志を固めてしまうということは多々あります。現状、既に離婚のことを伝えてきているので、1週間連絡できなかったことは事情を伝えた上で、今後の事について話し合いの機会を設けたいことなど伝えていきます。まずはそのように進めることが出来ないか検討してみてください。

関連記事

ここで『夫が家出して離婚の危機』に関して関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、より知識を深めていただけます。

仲直りして自宅に戻ってもらうには?

夫婦喧嘩で家出したことについての記事
夫婦喧嘩でそのまま家出されてしまうと不安も大きいものです。どうにか仲直りして自宅にも取ってきてもらうには?詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫婦喧嘩で家出した夫

夫婦関係をどう変えていく?

夫婦仲の修復についての記事
夫婦関係の修復方法について解説。まずはこの基本を抑えるようにしてください。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫婦関係を修復する方法

ガミガミいう夫

怒鳴る夫についての記事
落ち着いて話をしてくれれば良いのに、怒鳴っていってくることはありませんか?このような事があればみんなが嫌な気分になります。その場合の対処方法について解説。

参考ページ:怒鳴る夫への対処法

家出後に夫から連絡がない

家出後の連絡についての記事
家出になった後、夫から音信不通になってしまうということはありませんか。非常に困ってしまいますが、その場合の対応について解説。

参考ページ:夫が家出をして音信不通