Lineを使って夫婦関係関係修復をしたい

今、別居していたり、夫婦関係が悪いという場合は、メール/Lineのメッセージを工夫して、夫婦関係を修復に何としてもつなげたいところです。

しかし、いくらメール/Lineを送っても、全くスルーされたり、喧嘩に発展してしまう、険悪なやりとりに終始してしまう…などのことでお悩みの人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は別居を解消したり、夫婦関係を修復するために、どんなメッセージを書けば良いのか?そのことについてお伝えします。

ご相談者様ご相談者様

確かに、別居中にどう夫にLineのメッセージを送れば良いのか?迷ってしまいます。一歩間違えれば、夫を怒らせて夫婦関係の修復も後退してしまうのではないかと心配なんです。どうすればいいですか?

Lineメッセージに入れるべき修復に役立つ要素

突然ですが、あなたの手紙には「提案」が入っていますか?

提案というのは、この手紙やメール/Lineを読んでもらうことで、夫に何か行動をとってもらうものです。例えば「別居を解消するための話し合いに来て欲しい」、あるいは夫婦問題以外であれば「子供の入学式に来て欲しい」などのことです。

このように、夫にメール/Lineを送って、その後、何かのアクションをとってもらうためのメッセージ内容を提案と呼んでいます。そして、この提案をメール/Lineのメッセージ文の中に入れるということが決定的に大事です。

夫婦関係の修復に効果がないLine

では逆に夫婦関係の修復にあまり役立たない、効果が薄いメッセージというのはどのようなものでしょうか?それは、逆の提案がないものと言うことになります。

例えば「最近はお元気ですか?こちらはこのような生活をしています」というように、近況などを伝えているだけで提案がないものです。提案がないにもかかわらず、相手から返事がないということを悩んでしまう人も多いのですが、そもそも提案がないのであれば返答がくる見込みがかなり薄いです。

夫婦関係が良いときは、返答がもちろんきます。しかし、関係性が悪いときは相手が「返答をする理由」をつくらなければ、その見込みは薄いと思ってください。

その他効果が薄いもの

提案がないという以外にも、効果が薄いLineメッセージは自分の事ばかりを一方的に伝えるものや相手の感情とズレが大きすぎるものなどがあります。こういった効果が薄いものについては、夫婦関係が悪いときに送ると逆効果になることもあるので注意してください。

薄い効果についての図解

Lineで夫婦関係を修復する際の重要ポイント

「じゃあ、別居している夫に同居に戻して欲しいと提案をすれば、良いんですね?」

と思ってしまうかもしれません。しかし、それは必ずしも正しくありません。そのように書くこともありますが、多くの人は提案内容が過大です。

例えば「別居していて5年間連絡を取っていないけれど、メール/Lineを送って、そのメール/Lineに同居に戻したいと提案したい」のように提案をすることは、明らかに提案内容が大きすぎます。提案内容が大きすぎると、通常、相手に拒絶的な反応をとらせてしまいます。
ギャップについての図解
そこで、メール/Lineで提案をする場合、ある程度、実現可能そうな見込みのあることを伝えていきましょう。メール/Lineは夫婦関係を修復していく上で効果的なツールですがそれでも、実現できることには限界もあります。

夫婦関係の修復を着実に前進させる

では、具体的にどう提案内容を伝えて夫婦関係を修復していけば良いでしょうか?

先ほどもお伝えした通り、提案が実現する見込みが80%以上あるところまで、ハードルを落とす必要があります。つまり感覚的に「これを伝えたら、ほぼ確実にOKしてくれるだろう」という高い見込みがあることを伝えていくということです。

80%以上を狙うことについての図解
そのためには「その前に何が起こっていないといけないか?」というこことを考えて提案のハードルを下げていきます。

たとえば、「離婚要求を撤回してくれる」ということが一番の望みだったとします。しかし、現状、この提案を伝えても、承諾してくれる可能性は10%くらいだろうと考えているとします。そうすると、その場合、「この提案が実現する前に、どのような事が起こっていないといけないだろうか?」と考えます。

すると例えば「せめて、喧嘩が頻発する、ということが解消されないと難しいだろう」と思えるかも知れません。そうすると、離婚を撤回する…という提案をするよりは、「お互い疲れるから喧嘩はなるべく控えて、頭に血が上ったときは、一日待って、時間をおいてから話を再開しよう」という提案ができるかも知れません。

しかし、それでもハードルが高いと思えば、「それが起こる前に何が起こっていないといけないだろうか?」と考えます。

すると、「喧嘩しないようにする以前に、私達にはそもそも挨拶1つないので、信頼関係もない。だから、せめてメール/Lineで別居している夫とも挨拶くらいはできるようにしないと、お互い疑心暗鬼で、すぐに喧嘩になってしまうだろう」と思えれば、「メール/Lineでも良いので、挨拶くらいはするようにしませんか?」という提案をまずはしていくことになるかもしれません。

このように、少しずつハードルを下げて、現実的に80%以上、承諾してくれるのではないか?と思えることを次回のメール/Lineで提案していきましょう。

メール/Line一通で、できることには限界があります。なので、現状からかけ離れすぎていないだろうか?ということに注意を払い、ある程度、実現できそうな見込みのあることをまずは提案として取り上げていきましょう。そして、提案内容が実現すれば、現状より一歩、夫婦関係の修復が進んだことになります。

メッセージを送る前の注意点

ここでは実際にメッセージを送る前の注意点をまとめておきます。

否定的な提案はしない

お願いや提案することは大事ですが、その中で「あれをしないで」という否定形で送ることは適切ではありません。「このようにして欲しい」という肯定する形で伝えてください。

実際、ミネソタ州立大学ダニエル・ホールハンの実験では、園児に対して「ボールを片付けようね」という肯定形でお願い・提案を伝えた場合と、「歌うのをやめて」と否定形で伝えた場合を比較しました。すると肯定形で伝えた方が園児達も言うことを聞いてくれたということが判明しています。

参考ページ:Exploring the reinforcement of compliance with “do” and “don’t” requests and the side effects

これは、大人である相手に対してもやはり同様のことがいえると思います。否定形で「これをしないで」といわれると、逆に禁止されたことをしたくなったり、反発的になってしまいます。

感情的なメッセージは送らない

Lineを送る際に、感情的になってしまいそれを勢いで送ってしまうということがあります。しかし、この場合、たいてい相手からも大きな反発となって返ってくることが多いです。「もしかしたら感情的になっているかも」と思ったときはすぐに送らないで数日に時間をおいて見直してみてください。

誤字・脱字

誤字・脱字が多いメッセージも控えます。これは時間がないときに慌てて送ってしまうとそのようになりますが、相手からすると「適当に書いたのか」など余計な誤解を招くことにもなりかねないからです。

スタンプ・絵文字の過剰使用

Lineでメッセージを送る場合、ついスタンプを多く使ってしまいます。確かに感情は伝わりやすいという面もありますが、夫婦仲が悪い場合は過剰使用は控えておきましょう。いくつかのスタンプ・絵文字を場面によって使用することはあっても、相手との感情にズレが生じていものだと反発をかうこともあるので気をつけてください。

まとめ

夫婦関係を修復していくためのLineの活用法において、重要なポイントの1つは提案ということでした。もちろん、これさえすれば万事OKとはなりませんが、まずは自分の送っているLineがこの点を満たしているか確認してみてください。その他、Lineを修復に活かすノウハウは「夫婦関係修復ニュースレター」で公開しています。今なら無料購読していただけますので、下記のフォームから今のうちに登録しておいてください。

よくあるご質問

ここでは『Lineをフル活用!夫婦関係を修復するためのメッセージの書き方』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

Lineをするタイミング

【Question】
夫婦関係を修復している最中です。どういったタイミングでLineをおくのが最適でしょうか?

【Answer】
基本的には、どのタイミングで送ったとしても相手が都合の良いときに見ると思いますので、いつでもかまわないです。そもそも相手の様子が見えない、つまりどこで何をしているのか分からないのでタイミングの読みようがないというものがあります。

ただ、送ったらダメだよねというタイミングはあります。例えば、真夜中というのは送れば非常識と受け取られかねないですよね。また、相手が仕事中というのも控えた方が妥当だと思います。なので、明らかに良くないだろうというタイミングは避けるようにしてみてください。

メッセージが書けない

【Question】
別居している夫にLineでメッセージを送りたいのですが何と書いて良いのか分からないので、手が止まってしまいます。どうすれば良いでしょうか。

【Answer】
もし相手にメッセージを送ろうと思っても、手が止まってしまうという場合は、急いで送らないようにしましょう。まずはメモ帳に表現は無視して、書きたいと思う内容を箇条書きで書き留めていきます。ただ、これはすぐに出るとは限りません。散歩しているときに思いつくこともあれば、家事をしているときにふと頭に浮かぶこともあります。こういった瞬間の考えをメモ帳に書き留めておくことからはじめてみてくださいね。

夫婦が不仲で末期でもLINEは効果ある?

【Question】
夫婦仲が非常に悪く、ここ数年末期ではないか?と自分で思ってしまいます。このような状況でも、LINEを送ることに意味はあるのでしょうか。

【Answer】
とにかくLINEを送れば良いという事ではありません。あくまでも、先に目的があり、LINEはその手段に過ぎません。例えば「夫に話し合いの提案をしたい」などの目的が先にあり、そのメッセージを伝えるためにLINEが適切だと思えば、そうするということです。なので、電話で話した方が良いということであれば、そうすることもあります。なので、LINEにこだわることはないです。

今回の関連記事

メール/Lineなどを送るときには、メッセージ内容が大切です。ないようがよければへ本当をもらいやすいですし、悪ければスルーされるか、悪くすれば不満や批判になって返ってきてしまいます。ただ、夫婦関係を修復するための「連絡方法」については、いろいろ他にも気を付けるべき点があります。そこで連絡を取ることについての関連記事をお伝えします。

そもそも頻度はどうする?

連絡の頻度
今回の記事でメール/Lineのメッセージ内容については解説をしてきましたが、そもそもどれくらいの頻度で連絡をすれば良いのか?というのも疑問ですよね。多すぎれば、反発されそうですし。。

そこで、連絡頻度についての詳しい内容をこちらに紹介していますので参考にしてください。

参考ページ:別居中の連絡頻度についての疑問を解決

夫婦関係修復をどう進める?

夫婦関係修復の方法についての記事
夫婦関係の修復について方法論を一通り記述したのが下記の記事です。詳細をご確認ください。

参考ページ:夫婦関係を修復する方法。どのようなやり方で進めれば良いか?

修復は手遅れ?

手遅れについての記事
夫婦関係の修復はもう手遅れではないのか?と不安を感じることもあるのではないでしょうか。しかし、そのようなことはありません。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:もう手遅れ?夫婦関係の修復に遅すぎることはない

心構え

心構絵についての記事
これから夫婦関係の修復に取り組もうと思ったとき、どのような心構えで臨めば良いのでしょぅか。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫婦関係を修復するための心構え。どんなマインドで臨めば良いの?

何だか上手くいかない

上手くいかないことについての記事
これまで夫婦仲を改善するために沢山の行動をとって来たけれど、どうも上手くいっていない。そのように感じることはありませんか。それはやり方が正しくないからかも知れません。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫婦関係の修復が上手くいかない!それはやり方が間違ってるからかも?

LINEの返答について

返答についての記事
LINEでメッセージを送ったものの返答がなくて困っていませんか?その場合、どう対処すれば良いのでしょうか。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:もう復縁は無理?別居中の夫からLineの返答がない