出産後、急に夫の態度が変わるなどして、愛情を感じられなくなることがあるのではないでしょうか?このように、夫が冷たくなってしまう理由にはさまざまなものがあります。そこで今回は、考えられる理由と、その対応方法、注意点など解説します。再び、愛情を育てていくためにも、今回の記事を参考にしてください。

産後、夫からの愛情を感じられない理由

産後、夫からの愛情を感じられなくなる理由にはいくつかの要因が考えられます。以下に、主な理由を挙げてみましょう。

理由についての図解

育児・家事の負担

赤ちゃんが生まれると、育児と家事の負担が増加します。結果として、夫婦間のコミュニケーションが減少し、お互い相手に対して愛情が不足しているのではないかと感じてしまうことがあります。例えば、も夫は自分が以前受けていた妻からの注意や愛情が赤ちゃんに向けられたと感じてしまい、「自分の事はもう相手にしてくれないのか」と感じるかもしれません。一方、妻も夫に対して「家事や育児をもっと協力してくれないのは、私に対しての愛情が減ったからだ」のに感じるかもしれません。

性的関係の変化

産後、女性の体は回復期にあり、ホルモンバランスの変化や疲労、育児への集中などにより、性的関係に変化が生じる可能性があります。これにより、夫婦間のスキンシップが減少し、夫からの愛情を感じにくくなることがあります。

プレッシャー

家庭に新しいメンバーが加わり、夫が今後の経済的なプレッシャーが増加するということがあります。特に心配性の夫の場合、そう感じやすいです。結果として、夫は益々仕事に時間を費やし、家庭で過ごす時間が減少することがあります。結果として、妻としては夫からの愛情を感じる機会が減少するなどのことになりがちです。

精神的な負担

産後うつやストレスは、母親だけでなく、父親に影響をすることがあります。例えば、妻が精神的な問題を抱えている場合、夫としては自分がどう関わって良いのか分からなかったり、機嫌が悪くて近寄りがたいのように思ってしまい、結果として、夫からの愛情表現が減少することがあります。

産後、夫から愛情を注いでもらう方法

産後、夫から愛情を注いでもらうためには、夫婦間のコミュニケーションと理解を深めることが重要です。以下に、具体的な方法をいくつか紹介します。
方法に関する図解

感謝の気持ち

普段から感謝の気持ちは気伝えているという場合でも、産後はよりいっそうその気持ちを表現するようにしてみてください。例えば、日常の小さなことでも、相手の努力を肯定し、感謝の気持ちを表現していきます。夫としては自分が肯定される機会が増えることで、積極的に家事・育児家に関わる可能性があります。

育児に関わってもらう

夫が育児に参加することを促します。この場合、仕事に情熱を向けるよりも、育児に関わってくれた方が嬉しいという気持ちを伝えることも検討してください。一緒に子育てをする喜びを共有することで、夫婦の絆を深めることができます。また、育児に対して何かの点で上手くいけば、その成功を一緒に喜ぶなどをすることにより、感情を共有でき、愛情を増やすことができます。

補足解説

育児に夫が関わることはいくつかの点でメリットがあります。まずは、夫婦関係にプラスになります。分業することによって、お互いのストレスが減り、協力関係を築くことかできます。また、夫がより父親らしくなるという点でも意味がありますし、乳幼児にとっても心の安定や安心感、自信などにつながります。
参考:The Importance of Dad Involvement

率直な感情表現

自分の感情や欲求を正直に夫に伝えてください。そうすることによって、夫は自分の立場を理解することができます。例えば「今は産後で体力の回復が必要。しばらくは食事の用意など十分にできないこともある」などのことを伝えることは、夫にとって産後の環境変化を心の中で感じることができます。自分自身の状態や心境をオープンに伝え、それを共有することが大切です。

体験談『産後、夫からの愛情がなくなり冷たい』

ここでは、産後に夫からの愛情がなくなったと感じ、冷たい態度を射態度をとられたという方の体験談を紹介します。ブログ読者さんの参考になればということで送ってもらったので、ぜひ役立ててください。

子供が生まれてから夫が変わる

今まで夫婦関係は良い方だと思っていましたが、産後、夫の態度が徐々に変わり始めました。夫は以前は家に帰れば沢山会話もあったと思います。しかし、子供が生まれてからは帰宅が遅く、家ではほとんど会話をする時間もなくなったと思います。この変化に、私自身はとても寂しく感じていました。
夫が変わるイメージ

経済的プレッシャー

「なぜこんなに態度が変わったのだろう」。私には夫の冷たくなった理由がさっぱり分かりませんでした。悩みに悩んだ末、私は夫婦やりなおし相談室に相談したのです。そこで様子を伝えると「おそらく、経済的なプレッシャーなどで仕事に時間を費やすようになっているのかも。プレッシャーを現実以上に強く感じて、押しつぶされそうになる人もいる。家族を支えるという重圧を感じ、仕事に没頭するようになる」と聞きました。夫の行動について、いろいろ合点がいくところがあり、理由が理解できて少し安心しました。

相手の話を聴く

後日、私は夫に直接話をしてみることにしました。すると「実は、お金のことでかなり悩んでいた」と心の内を明かしてくれました。夫は家族の将来を思い、自分1人でかなりプレッシャーを感じていたようでした。それが原因で、1人で思い悩み家族とも関わりを持つのがしんどくなっていたようです。
話を聴くことのイメージ

育児を楽しみたいと伝える

私は夫に「私たちにとって一番大切なのはお金じゃない。今、子どもが小さいうちに、一緒に育児を楽しもうよ」と伝えました。この話し合いがきっかけとなり、夫は少し仕事をセーブするようになりました。逆に、家族3人で過ごす時間が増え、以前より笑顔も出てきたと思います。その後、私たちは夫婦で何度も話し合いを重ねました。少しずつですが、子供への関わり方や仕事とのバランスなど、調整できてきたと思います。

夫から愛情を感じない場合の注意点

夫から愛情を感じられない場合、注意すべき点がいくつかあります。これらの点を心に留めておくことで、夫婦関係を健全に保つための第一歩となります。

過剰な犠牲を避ける

自分の感情や希望を抑えて、夫に合わせ過ぎると、今度は自分の不満が蓄積し、長期的には夫婦関係が後退してしまうことがあります。自分自身を大切にすることも忘れないようにしてください。自己犠牲の上に成り立つ夫婦関係ではなく、お互いが支え合える関係をつくった方が自分も楽に結婚生活を送れるようになります。

補足解説

よりよい夫婦関係を築くためには、犠牲を払うことは重要です。そうすることによって、親密さを感じることができたり、愛情話深めることが可能だからです。しかし、いつも自分が犠牲になっているなどのことを感じたり、それを強いられたりするというのは、必ずしも良い兆候ではありません。双方が相手に対して犠牲を払うなどのことが重要です。一方的にならないよう注意してください。
参考:When Are You Sacrificing Too Much in Your Relationship?

相手を理解すること

夫からの愛情を感じられない時は、自分だけが苦しんでいると感じがちになってしまいます。しかし、そんな時ほど相手の立場や感情を理解しようと努力することが重要です。人は誰しも表面には見えない悩みやプレッシャーを抱えており、夫もまた例外ではありません。特に男性は感情を表に出さない傾向があり、内面で感じているストレスや不安を言葉にするのが苦手なことが多いです。そのため、「相手のことをまずは理解しよう」という気持ちで臨むよう注意してください。

まとめ

今回は、産後に夫からの愛情を感じられない場合の対応や注意点などについてお伝えしました。その他、具体的な夫婦関係を改善するための方法については専用ニュースレターで公開してます。今なら無料なので早速下記のフォームよりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『産後、夫からの愛情を感じない』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫婦の愛情曲線はどう変遷する?

【Question】
夫婦の愛情曲線というのを聴いたことがあります。これはどのようなもので、どう変化していくものなのでしょうか?

【Answer】
結婚生活を通じて夫婦間の愛情がどのように変化していくかを表す概念のことを指しています。ただ、当然ですがこれは「必ずこうなる」というものではありません。夫婦間の状況によってパターンは全く異なりますので、参考程度にしてください。

新婚期
結婚直後は通常、お互いに愛情と情熱を感じることが多くなります。そのため、夫婦の愛情曲線は高い位置にあります。

安定期
新婚期の情熱が落ち着き、夫婦関係が安定する段階です。愛情は深まりますが、曲線はやや下降し、情熱という点では落ち着きを見せるようになります。

倦怠期
結婚生活の日常が繰り返されることで、次第に刺激や新鮮さが減少してきます。そのため、愛情曲線は下降していく事が多いです。特に、子供などの出産が伴えば、相手に対して嫌悪感を持ってしまうなどのことに発展することもあります。

再燃期
もし、夫婦が倦怠期の課題に取り組み、克服することが出来れば愛情曲線は再び上昇します。通常は、共通の目標や趣味を見つけるなどのことで愛情曲線を上昇させていくキッカケになりやすいです。

円熟期
長年の結婚生活を通じて、夫婦はお互いの存在を深く理解し、強い絆で結ばれることが多くなります。どちらかというと強い信頼関係を土台としていることが多いです。

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参考ページ:結婚後、夫が冷たい!理由や対策、注意点などについて解説

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