夫婦でずっと一緒にいると、疲れを感じてしまうことがあります。このような時「たまには別々で過ごしたい」という気持ちになることもあるのではないでしょうか。しかし、別々で過ごせば夫婦仲が悪くなってしまうのではないかという不安があったり、さまざまな事情からそれが出来ないこともあります。
そこでここでは、夫婦でずっと一緒にいると疲れてしまうとき、どのような対処方法があるのか?といったことを中心に解説し、注意点などもお伝えします。早速下記よりお読みください。
夫婦で一緒にいることの疲れとは?
夫婦で一緒にいることの疲れとは、長時間にわたり行動を共にすることで精神的または感情的に消耗することを指します。例えば寝室、仕事、食事、休日など、日常生活のさまざまな行動をほぼ一緒に行動することによって生じます。この疲れが原因となり、日々の生活の中での衝突なとが引き起こされます。夫婦でいることの疲れは、関係の質低下や個人の精神的な健康が損なわれることにつながるため、早期に対処する必要があります。
夫婦でずっと一緒にいると、どんなことに疲れる?
ここでは、具体的に夫婦一緒にいることで、どんなことに疲れるかをとりあげ解説します。代表的なものをお伝えしますので参考にしてください。
個人の自由が制限
ずっと一緒にいることで、個人の自由が制限されることが多くなります。夫婦が一日中ずっと一緒に過ごすことで、相対的に個々の趣味や1人で考える時間など減少します。結果として「もっと自分の自由になる時間が欲しい」と感じてしまい、疲れやストレスを感じてしまいます。
依存される
依存されることが疲れることに繋がります。夫婦が一日中ずっと一緒に過ごすことで、互いに対する依存度が高まり、自立性が失われてしまうことをいいます。自律性が失われると、意思決定や主体的に問題を解決していく能力が失われ、相手に頼りすぎてしまいます。過度に依存された方は負担を感じてしまい疲れます。
退屈さ
夫婦が常に一緒に過ごすことで、新鮮な話題や経験が不足することがあります。そうすると、会話が単調になり、退屈さを感じてしまい、これが疲労の原因になることもあります。このような状況は、夫婦関係の活力を損なうことがあります。結果として夫婦関係に飽きてしまうような感覚に陥り、悪化に繋がります。
夫婦喧嘩
夫婦が一日中ずっと一緒にいると夫婦喧嘩が増えるということがあります。ずっと一緒にいることで、お互いの小さな癖や行動が目につきやすくなり、些細なことでも許せなくなってしまい、精神的な疲労の原因となります。喧嘩が増えているにもかかわらず、環境的に別々で過ごせないなどのことがあると、より問題が深刻化してしまうこともあります。
疲れをとるための方法
夫婦でずっと一緒にいると、さまざまな要因によって疲れを感じてしまいます。そこでここでは、その疲れをどのようにとれば良いのかを解説します。また、どれか1つの方法を使うと言うよりは、極力、複数の方法をセットで使った方が効果的です。
1人の時間を確保
2人で過ごす時間をある程度キープしつつも、一方で個人の時間も確保していきます。例えば「毎週日曜日の半日は、それぞれお互い1人で自由に過ごせるようにしよう」と率直に提案してもかまいません。あるいは「土曜日の古語は、資格試験の勉強をしたい」など、具体的な用件を伝えるということでも良いと思います。このように、お互い1人の時間を持つことで、自分自身を見つめ直し、心身ともにリフレッシュする機会を確保できます。
リラクゼーションタイム
どうしても夫婦2人で過ごさなければいけないのであれば、リラクゼーションタイムを作るようにしてください。具体的にはヨガや運動など、心身のリフレッシュにつながるアクティビティのことです。夫婦で別行動が取れない状況でも、リラクゼーションタイムを設けることで、お互いの疲れを和らげることができます。物理的に距離がとれないのであれば、共にリラックスできる時間の過ごし方をおこないます。
3人以上で過ごす
第三者と一緒に過ごすことは、疲れを解消する方法として有効です。例えば、友人や従兄弟など別の人を含めて3人以上で行動することで、コミュニケーションのパターンが変わり、これまでと違った状況をつくることができます。第三者と共に過ごすことで、夫婦だけの時間では感じることが多い疲れやストレスから一時的に解放されます。
体験談『一緒にいることに疲れて、喧嘩が増えた』
ここでは、夫婦がずっと一緒にいることで疲れたということについての体験談をお伝えします。夫婦やりなおし相談室にご相談いただいた方が、ブログ読者さんの参考になればということで送っていただきました。
夫婦喧嘩が増える
私たち夫婦は、結婚してからずっと仲が良かったです。しかし、四六時中一緒にいる生活が続き喧嘩が増え、次第に負担に感じられるようになりました。仕事でも一緒でしたし、週末の休日もずっと一緒でしたので、窮屈さを感じることが多くなったように思います。
自分のことを客観視
そんな時、私は夫婦やりなおし相談室に相談することにしました。そこでは、1日の生活でどれくらいの時間を夫と一緒に過ごしているかを紙に書き出してみました。こうすることで自分のことを客観視できるからと言う理由でした。すると、私は自分が思っていた以上に夫と多くの時間を過ごしていることに気づいたのです。
夫と時間の過ごし方を相談
その気づきから、私は夫に「週末の半日は1人で過ごしたい」と伝えました。夫は最初は違和感を感じていたようですが「1ヶ月間は試してみよう」と伝え、多少無理にこのことを進めていきました。私自身の気持ちも限界でしたので、強引でしたが、今ではこれで良かったと思っています。その後は週末は別々の行動をとるようになりました。私は、友達とランチに行ったりして過ごし、夫はインドア派なので自宅でゴロゴロしていたようです。
夫婦の時間が大切に思えた
生活スタイルが変化し、私たちの喧嘩は減りました。今までは息が詰まるような感覚もあったのですが、それがかなり解消したと思います。そして、今までよりも短くなった夫婦一緒に過ごす時間が、以前よりも大切に感じられるようになりました。お互いに程よい距離をとることができ、夫婦関係はより良い方向へと進んだと思います。
疲れが大きい時の注意点
ここでは、夫婦がずっと一緒にいることで、疲れが大きい時の注意点をお伝えします。疲労が大きいときは、下記の点に気をつけてください。
率直に伝える
疲れが大きいときは、率直に相手にその事を伝えるようにしてください。たとえば「少し私は精神的に疲れているようだから、しばらく1人の時間を確保したい」などのように伝えます。このように伝えることで、相手が一時的にでも1人の時間をとれるよう対応してくれるかもしれません。
感情的な発言は控える
疲れやストレスから、感情的になり相手に怒りをぶつけてしまうことがあります。しかし、このような行動は夫婦関係を損なう可能性があります。そのため、相手に気持ちを伝える際には、自分が冷静で落ち着いた状態になってから、メッセージを伝えるようにしてください。落ち着いて伝えた方が、相手にもしっかり伝わります。
まとめ
夫婦がずっと一緒に過ごすことで、かえって疲労やすとれすがたまってしまうことがあります。その場合は、今回の内容を参考に対応を進めてみてください。その他、夫婦関係を修復するためのノウハウ専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームよりご登録ください。
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