別居婚になると、別々の生活が始まり寂しさを感じることがあります。特に、自分がこの生活スタイルを望んでいなかった場合、精神的な負担も大きいのではないでしょうか。そこで、別居婚からくる寂しさをどう和らげればいいのか、その具体的な方法をお伝えします
別居婚による寂しさとは?
別居婚は、夫婦が週末など限られた時だけ一緒に過ごし、日常生活は別の場所で送るスタイルのことです。そして、この生活スタイルによって精神的な孤独感や疎外感を感じることがあり、これを「別居婚による寂しさ」と呼んでいます。通常この状況では、日常的なコミュニケーションが少ない傾向があり、共有できる体験なども限られます。そのため、夫婦の一方または両方が寂しさを感じてしまいます。
別居婚で寂しくなる理由
ここでは、別居婚による寂しさがなぜ生じるのかについて詳しく解説します。代表的なものを取り上げるので確認してください。
夫婦の会話が減る
寂しさを感じる大きな要因の1つは、夫婦間の会話が減ることです。物理的に離れて暮らしているため、同居と比較して、どうしても会話をする機会が減ってしまいます。結果として、相手が普段、どのように生活しているのか分からなくなる上、気持ちを共有するなどの機会がなくなり、寂しさが募ります。
参考ページ:夫婦の会話がなくなる21の理由。対策はどうすればいい?
周囲とのギャップ
周囲とのギャップを感じることは、寂しさにつながります。多くの夫婦が同居している中で、自分たちが別居婚という少し異なる生活スタイルなので、周囲との違いを強く意識することになります。このギャップが、「なぜ一緒に住めないのか?」「日常は、独身生活のようだ」という気持ちになり、結果として寂しさにつながります。
結婚生活に対する期待のズレ
結婚生活に対する期待のズレは、寂しさの原因になります。結婚前に思い描いていた理想の結婚生活と、実際の別居婚の現実との間にギャップが生じ、それが寂しさの原因になります。たとえば、夫婦でわきあいあいと過ごし、日常生活を共にすることを期待していたとします。しかし、現実は別居婚で物理的に離れているため、そのような時間を持つことが難しいです。このギャップは、理想と現実の違いを意識させ、寂しさにつながります。
別居婚の寂しさを和らげる方法
ここではどのようにして、別居婚による寂しさを和らげれば良いのかについて解説します。いくつか方法はありますので、現在のおかれている環境の中でできる事を選択してください。
会いに行く計画を立てる
相手に会いに行く計画を立てることは、寂しさに耐える力を育んでくれます。もちろん、物理的に遠望で、別居婚している相手にそうそう会いにいくことは難しいかも知れません。しかし「この日まで頑張れば、会うことができる」という目処が立っていると、意外にそれまでの時間、精神的な支えとなることが多いです。逆に、いつ会えるか分からない状況だと、将来の見通しが立たないことがストレスとなり、寂しさがよりいっそう堪えることになります。
交友関係を広げる
別居婚の寂しさを和らげるために、交友関係を広げることも大切です。孤独感や寂しさは、周囲の人とのつながりが薄れたときに強く感じることが多いためです。具体的なアクションとしては、趣味の集まりやボランティア活動などを始めてみることが考えられます。新しい交流に少し躊躇してしまうのであれば、以前からの友達に積極的に連絡を取るなどして既存の交友関係を強化することも良い方法です。
アクティビティを増やす
1人でできるアクティビティを増やすことも、別居婚における寂しさを和らげるために効果的です。例えば、ウォーキング、登山、ウィンドウショッピングなどが挙げられます。寂しさは、何もやることがない空白の時間に感じやすいため、「何かやるべきことがある」という状況をできる限り長く保つようにしてください。また、アクティビティは、大きなものをするよりも、小さくても頻繁に生活に取り入れる方が効果が高いです。
体験談『別居婚の寂しさを克服』
ここでは、別居婚で寂しさを感じていた、ご相談者さんの体験談をご紹介します。ブログ読者さんのためにお役に立てればということなので、ぜひ参考にしてください。
別居婚になる
夫とは価値観や性格が合わず、喧嘩も多いので別居婚をする事になりました。週末は帰ってくることが多いのですが、それ以外は別々で過ごしています。はじめは一人の時間を楽しもうと友達と遊んだり、新たに学校に通い始め、学んだりしていました。でも、友達との交流もそこまで頻繁にするわけにもいかず、次第に私は寂しさを感じるようになりました。
私が試したアクティビティ
寂しさをどうにか解消したいと思い、私は夫婦やりなおし相談室に相談しました。そこで学んだのは、アクティビティを取り入れた後も定期的に内容を見直すことの大切さでした。どんな活動も、続けていれば新鮮さが薄れるし、寂しい気持ちがぶり返すからです。そのため、新しいアクティビティを積極的に取り入れることにしました。
元々体を動かすことは好きなので、新しく趣味やウォーキングなど始めました。また、夫とは平日もテレビ電話などを利用してコミュニケーションをとる時間を確保しました。これは夫と話し合い決めたことです。
できる対策の種類を増やす
こうやって、寂しさを紛らわせる方法がたくさん見つかりました。別居婚による寂しさと向き合う中で、私が一番学んだことは、できる対策をたくさん増やすということです。種類が多いほど、寂しさを紛らわせやすいです。とっておきの何か1つの気を紛らわせる方法ではなく、ちょっとした事で良いので、複数あった方が効果的だと感じています。
まとめ
今回は、別居婚による寂しさをテーマにお伝えしました。寂しさという感情は、なかなか対応が難しいものですが、内面にフォーカススよりも、人に注意を向けて行動量を増やしてみてください。その方が対策として有効だと思います。その他、別居婚を解消するための方法など、具体策は専用ニュースレターで公開します。下記のフォームよりご登録ください。
よくあるご質問
ここでは『別居婚になり寂しい』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
別居婚になり落ち込む
【Question】
夫の強い希望により、別居婚になりました。ですが、私はこうなってしまったことに落ち込んでいます。私たちは結婚してからずっと一緒にいましたが、夫は私の性格にウンザリしているようです。夫は週末だけ会う位の方が丁度良いと感じています。別居婚になってから、気持ちが落ち込むことが多く、孤独感に襲われることが増えました。1人でいる時間が長くなると、夫のことばかり考えています。このような状況で、どのように気持ちを保っていけば良いのでしょうか?自分でも分からなくなってきました。
【Answer】
ご相談いただきありがとうございます。ご主人の強い希望で別居婚になってしまい、自分が望んだ状況ではなかったと思いますので、落胆も大きいですよね。
まず、同居に戻したいと言うことであれば夫との関係について、可能なタイミングで話し合いの場を設けることも検討してください。これは夫婦関係の修復ということになるので、一朝一夕には事が進みませんが、それでも今日から行動して前に進むことが必要です。
一方で、直ぐに同居に戻れるとは限らないため、日常生活で自分のできるアクティビティを増やすことも重要です。趣味を見つけたり、新しいことに挑戦するなど、このページでお伝えしたことなどを日常生活に取り入れてみてください。いずれにしても、自分の精神的な健康を最優先し、無理のないペースで進めていきましょう。
子供への影響が心配
【Question】
現在、別居婚をしています。夫とは喧嘩が多いため、様々な経緯から別々に暮らしています。喧嘩しなくなったので気持ちは落ち着いたものの最近、子供への影響について心配しています。
我が家にはまだ小さい子供がいて、夫が一緒に暮らしていないため、父親と過ごす時間が非常に限られています。子供も自分の父親が自宅にいないことに、疑問を持つ年齢にもなってきたました。日常的な関わりが少ないため、子供が寂しそうにしていることもあります。今後、どうすれば良いでしょうか?別居婚をやめて同居に戻した方がいいですか?
【Answer】
急に同居に戻すことになると、また喧嘩が増えるのではないか?など、心配もありますよね。ただ、一方で子供への影響も気になるところです。この場合、段階を踏んで同居に進めてみてはどうでしょうか。例えば、今は週末だけ夫が自宅に戻るということがあれば、さらに平日も1日自宅に戻る日を決めて、実際にそうするという具合です。このように段階を追って進めれば、無理がないと思いますし、軌道修正しやすいと思います。