夫が仕事から帰ると、家事の進め方やちょっとした行動について小言ばかり言うことはありませんか?場合によっては、その小言が次第にエスカレートするなどのこともあると思います。
ここでは、口うるさい夫の対処方法など解説します。小言をいう夫の心理や弊害などについてもお伝えしますので、問題解決のために役立ててください。
- 夫が口うるさくて困る
- 小言を減らすための方策を知りたい
- 体験談から対処方法について学びたい
夫の小言が多いことによる弊害
ここでは、夫の小言が多いことによって、どのような弊害が生じるのかについて解説します。小言の頻度や発言内容によっても深刻度は変わりますが、代表的なものを取り上げます。夫婦関係や家庭環境を客観的に見つめ直す際の参考にしてください。
妻のストレスが増える
夫の小言が多ければ、妻のストレスが増えます。繰り返される否定的な言葉や批判を浴びせられれば、精神的にはかなりの負担です。たいていは、最初は夫の小言に対してイライラを感じやすくなりますが、長期間小言を聞いていると、自己評価が低くなり自信を失うなどの結果になりがちです。
参考ページ:夫婦のことでストレス一杯!原因や体験談などお伝えします
家庭内の居心地が悪くなる
家庭内の居心地が悪くなることもよくあります。本来、家庭はリラックスし、自分らしくいられる場所です。しかし、夫から頻繁に小言があると、家庭内が緊迫した雰囲気になります。
何かやったり、発言をしたりすれば、夫から批判されるのではないかと恐れて本音を言えなくなり、息が詰まるような状態になりがちです。
参考ページ:家庭内の居心地が悪い!理由や対策、注意点など解説
夫婦喧嘩になる
小言が耐えられず、夫婦喧嘩に発展することもあります。夫から繰り返し小言を聞かされると、妻としては反論したくなります。そして、それがエスカレートすることにより夫婦喧嘩となります。頻繁な喧嘩は互いの信頼や愛情を損ない、夫婦関係が悪化していきます。
参考ページ:夫婦喧嘩が繰り返されて困る!頻発する原因や対策など解説
小言が多い夫の心理
なぜそもそも夫は小言が多いのでしょうか。その心理を理解しておくことで、今後、適切な対応をしやすくなります。そこで、相手の心理について詳しく解説します。問題解決に役立ててください。
妻のことをコントロールしたい
妻のことをコントロールしたいという欲求が強いと、小言が多くなることがあります。夫が家庭内での自分の地位や権威を確立し、維持したいなどと考え、その象徴として小言を言います。「小言を言える自分は、この家庭内で1番偉いのだ」のような気持ちがあります。
夫は自分が家庭の中心で、支配的な立場にいることで安心感を得ようとします。ここのように、夫のコントロール欲求が強まると、小言が増え、妻や家族は抑圧感やストレスを感じます。
完璧にしたい
完璧にしたいという心理があると、小言が多くなります。夫が家庭内での物事を完璧に遂行したいと強く望み、家庭内のあらゆる細部にまでこだわってしまいます。例えば「家庭内は常に綺麗でなければいけない」などのように思い、少しでも汚れているところをみつけると、その事が許せなくなってしまいます。
妻に対して不満がある
元々、妻に対して不満があり、それが蓄積すると小言となって出てくることがあります。本来、不満があれば、その不満を直接、穏やかに伝えれば良いのですが、小言という形で表現することがあります。
これは夫が自分の気持ちを整理できていなかったり、コミュニヶーションが下手ということも要因になっています。小言を通じて、日頃の不満を伝えたいという心理です。
寂しい
夫が寂しさを感じている場合、小言となってその寂しさを表現することがあります。夫が寂しさを感じているものの、妻が十分に相手をしてくれないと感じると、その感情を小言という形で攻撃的に伝えてきます。
もちろん「寂しい」と直球で伝えることはありません。片付けが出来ていないなど、別の問題点を指摘する事で、間接的なSOSを出してくるということです。
小言が多い夫への対処法
具体的に小言の多い夫に対して、どう対処すれば良いのでしょうか?ここでは、いくつか対策をお伝えしますので、自分の置かれた環境の中で、出来ることに取り組んでください。
肯定できる点を見つけて伝える
肯定できる点を見つけて伝えるという方法は、少し難しく感じるかも知れませんが、有効な方法の1つです。これは、夫の小言に耳を傾け、その中に合理的な意見や建設的な部分を見つけ出し、その点を「もっともだ」と伝えることです。
例えば、夫が子供のしつけについて小言を言う場合、少なくとも「あなたが家のことを気にかけてくれているのは嬉しい」とは伝えることができるかもしれません。夫の発言が的外れであっても、家のことを気にかけていることは事実だからです。相手のことを肯定するというメッセージは、次第に夫の気持ちを落ち着かせ、小言を減らす効果があります。
使う言葉を換えるよう促す
夫に対して、使う言葉を換えるよう促すこともできます。これは、批判的な言葉遣いを建設的なものに変えることで、夫の小言がストレスにならないようにするための方法です。
例えば「また部屋が散らかってる!」という否定的な発言を「一緒に部屋をきれいに保つよう、今から掃除しよう」といった協力的な言葉に変えます。
このようにな使う言葉を換えてもらうのはハードルが高いと感じるかも知れません。確かに、一見すると難しいのですが、鍵は、夫に「問題点を批判するよりも、建設的に解決する方が大事だ」ということを理解してもらう点です。
手紙で不満を伝える
場合によっては、手紙で不満を伝えることもあります。これまで、夫から沢山の小言を聞かされた場合、なかなか口頭でその事について取り上げて話しをするのは勇気が必要です。そのため、手紙で小言のことを不満に思っていると伝えます。手紙の方が、自分の考えを整理して伝えることができ、相手も、直接話しを聞くよりは、プレッシャーを感じません。
参考ページ:夫に不満をどう伝える?手紙の書き方について詳しく解説
体験談『小言が多い夫と関係修復』
以前のご相談者様から、小言が多いことについての悩んでいた体験談を送ってもらいました。ブログ読者さんのお役に立てればということなので、ここで紹介させていただきます。
口うるさい夫
以前は、夫が仕事から帰るとたいていは小言ばかり言っていました。私としては、口うるさく思えてしまい、とても憂鬱で、夫の帰る時間が迫ってくると、次第に動悸がするようになり精神的に限界だったと思います。
次第に、私は夫と口をあまり利かなくなりました。しかし、そうすると益々夫は小言を言うようになり、心の距離が日に日に広がっていったと思います。
新婚なのに家庭内別居
私たちはまだ新婚なのに、次第に家庭内別居になりました。正直、夫とは会話をしたくないと思っていましたが、離婚は避けたいとも思っていました。しかし、どうして良いのか分からず、私は夫婦やりなおし相談室に相談することにしたのです。
参考ページ:新婚なのに家庭内別居!その原因や対策、注意点など解説
夫の気持ちを分析して分かったこと
相談室では、結婚生活が始まり、夫が「良い結婚生活にしなければ」というプレッシャーを感じている可能性があるという話になりました。
そこで、もっとお互いが結婚生活を楽しむことを目指すことになりました。夫の小言は、完璧な夫婦を作りたいという思いの裏返しだったのかもしれないと私は初めて気づいたのです。
自分の思いを伝える
私は、手紙を書きました。そこでは、夫に小言が多いことで辛い思いをしてきたという不満。そして、本当はもっと楽しい結婚生活にしたいという思いを手紙で正直に打ち明けたんです。
それなりに、心を込めて書いたつもりです。夫はそれを読んで、一理あると思ったのかLineで「自分もそうしたいと思っている」と伝えてきました。まだ新婚だったので、夫も離婚するつもりはなかったと思うので、時期的には恵まれていたと思います。
再スタートを切る
私たちは結婚生活を再スタートさせることにしました。2人で約束したこととして、夫とレクレーションの時間をとることにしました。リラックスできる時間を増やそうと思ってのことです。
二人で一緒に映画を見たり、散歩をしたりなど、けっしてそこまで特別とは言えませんが、それでも、以前のようなギスギスした関係はもう二度とごめんです。
まとめ
口うるさい夫がいると、家庭内がどんよりした雰囲気になり辛いものがあります。小言を減らすことで、状況を変えることができるので、今回の内容を参考に取り組んでください。また、具体的なノウハウは夫婦関係修復ニュースレターに記載していますので、こちらもぜ日、登録して読んでみてください。今なら無料です。
よくあるご質問
ここでは『夫の小言が多い』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
口うるさい夫に疲れた
【Question】
結婚してまだ半年の新米妻です。最近、夫の小言が多くて本当に疲れています。夫は仕事から帰ると、家事のやり方や私のちょっとした行動について細かく指摘し、いつも不満を口にします。私はそれがとてもストレスで、夫が帰ってくる時間が近づくと憂鬱な気持ちで、飲みに行ったら良いのに…とか思ってしまいます。
夫と口を利くのが億劫になりました。悪循環に陥っていますが、どうすれば良いでしょうか?
【Answer】
口うるさく細かいことを言われると疲れてしまいますよね。最初に出来ることとしては、使う言葉を換えてもらうことです。例えば「いろいろ指摘してくれることはありがたいことで、もっともだと思うことも多い。だけど、もう少し優しく伝えてくれないかな?」などでも良いと思います。もちろん、このように伝えても、直ぐにそうしてくれるとは限りませんが、できる方法の1つとして検討してみてください。
旦那が小姑みたい
【Question】
旦那がまるで小姑のように、私の家事のやり方や生活の細かな点について、いちいち口出ししてくるのです。掃除の仕方や料理の手順、買い物の選び方まで、何をしても「もっとこうした方がいい」「それはダメだ」と言われ、毎日がストレスでいっぱいです。旦那が家にいる時間が憂鬱で、会話をするのも避けるようになってしまいました。
【Answer】
小姑のように細かいことを言われると、しんどいものがありますよね。相手の発言で肯定できるところは肯定する、という方法から話し合いまで、できることは複数あります。どれが良いというよりは、段階に応じて伝えることになります。色々試して、どうしてもむすがしい場合は話し合いする事を検討してみてください。「指摘してくれることはありがたいけれど、居心地が悪くなると本末転倒になることもあると思うから、掃除の仕方や家事全般について、色々話しをしたいと思っているんだけど」のように伝えてみてください。