別居後に離婚要求が高まる?
別居後しばらく経過すると、離婚要求が強くなることがあります。その時に、勢いに押されてときどき離婚条件について話をしてしまうことがあります。離婚条件というのは、例えば「財産分与として、自宅は自分のもので、貯金は折半」などのことです。あるいは「親権をどうするか?面会交流はどうするのか?」などのことです。
つまり「財産や親権など、離婚したらどうするか?ということを明確に決める」ということです。こういった離婚条件について話しをすることは、夫婦関係を修復していく可能性を狭めてしまうことなになります。
離婚条件はリスクが高い
離婚条件についてばかり話をしてしまうと、結果として「離婚は前提」という事になり、後は条件面の話しか出来なくなってしまい兼ねません。
例えば、今までは「夫婦関係をやり直す/離婚する」という話しだったのに、離婚するということは既に決まったことのように扱われるようになるのです。「自分は離婚に合意していないのに!」と思うかもしれませんが、条件の話しをしてしまうと、夫は「条件さえ納得してくれれば話も終了」のように勝手に都合良く解釈してしまうのです。
このようなことは、多々起るので注意してください。
離婚条件の話しはしないと決める
このようにならないためには、条件面の話はしないということが重要です。それをする事によって離婚に向けての話しが具体化するだけでなく、相手の気持ちもそれだけ固まっていくからです。しかし、相手がどうしても条件の話をしてくると言うこともあります。その場合は、次のように対応してみてください。
誤解がないようメッセージを伝える
どうしても夫が条件面の話をしたいという場合は、「離婚に合意しているわけではない」ということを最初にきちんと夫に確認をしていきましょう。その上で、条件についての話をするようにしていきましょう。
このことを最初に確認しておかないと、後で「離婚条件さえ満たせば、離婚に合意するといったではないか」などのように言った、言わないの話になってしまいます。
また、最初に「合意しているわけではない」と告げるだけでなく、時々「仮に離婚するのであれば、こういう条件は考えている」というように「仮の話だ」ということをことを示すなどのことも忘れないようにしていきましょう。
まとめ
今回は別居後、話し合いになった時、離婚条件の話しをしてはいけないということについてお伝えしてきました。この話をすることで、リスクを高めてしまうことになるので、あなたが夫婦関係を修復したいと思っているのであれば控えておいてください。ただし、相手からどうしても離婚条件の話しをしてくる場合は、話しは聴くものの、誤解はしないで欲しいということを伝えておく必要があります。
この点、夫婦関係の修復をする際、よく出てくる問題の1つなので気を付けてみてください。
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さて、今回の『離婚条件の話しはしない』についての記事はどうでしたか?
具体的な離婚条件を伝えれば、だんだん離婚が現実味を帯びてきて、状況は悪くなってしまいます。
なので、極力そういった話しはしないことが重要です。
また、離婚問題になったときしてはいけないことや、言ってはいけないことなど、複数の注意点があります。
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離婚問題になったとき注意すべき発言
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離婚問題になっているのなら、今すぐ確認してみてください。
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別居中の場合
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