結婚生活を送っていると、様々な理由で「夫婦仲がもう限界だ」と感じてしまうことがあります。このような場合、勢いで離婚や別居に進めることは適切ではありません。そこで、ここではこのような限界を感じる時の対策や注意点などをお伝えします。

夫婦仲の限界とは?

夫婦仲の限界とは、夫婦関係が維持できないほど悪化し、お互いの信頼や愛情が失われ、これ以上、今の状態を続けていくことが難しいと感じる状態のことです。この状態に達すると、夫婦は別居や離婚を検討することがあります。ただし、どの程度が限界かということについては、個々の夫婦によって異なります。例えば「不貞まではしていないけれど、同僚女性と仲良くしている夫が許せない」と限界を感じることもあれば、「不貞をしても、許してまたやっていこうと思っている」のように感じる人もいます。
限界を感じるイメージ

夫婦仲が限界だと感じる場面

人によって、夫婦仲が限界だと感じる場面はことなります。しかし、典型的なものは次のとおりです。
場面についての図解

コミュニケーションが成立しない

これはもう夫婦仲も限界だのように感じてしまう場面の1つは、コミュニケーションが成立しないときです。例えば、夫婦間で会話をしても相手が敵対的な態度を取ったり、反発し合うことで建設的な対話ができない状態のことです。また、共有する話題がほとんどなく、会話の中で長い沈黙が生じるなども人によって限界だと感じてしまいます。

不貞が発覚

2つ目の限界だと感じる場面は、不貞行為が発覚するときです。パートナーの不貞が明らかになった時、被害を受けた側は深い裏切り感を抱き、もう一緒にはやっていけないと感じることが一般的です。一方で、不貞行為を行った側も、行為が知られてしまったことで、罪悪感や恥辱感を感じ、これが結果として「もう夫婦仲は限界だ」という思いにつながることがあります。

大きな夫婦喧嘩

大きな夫婦喧嘩についても、夫婦仲が限界だと感じる場面の1つです。大きな夫婦喧嘩では、双方が相手を激しく非難したり、喧嘩後も怒りやフラストレーションで満ちている状態になりやすいです。喧嘩が激化すると、夫婦仲に大きな亀裂が生じてしまい、夫婦仲に限界を感じるということに繋がります。

生理的な嫌悪感

生理的な嫌悪感は夫婦仲が限界だと感じる場面の1つです。これは、パートナーの生活様式や衛生習慣、言葉遣いや態度など、様々な要因によって相手に対する生理的な受け入れがたい感情になることです。一度このような感情が生まれると、相手の小さな行動や癖が目についてしまい、不快感を引き起こす原因になります。結果として、夫婦仲がもう限界だのように感じてしまいます。

夫婦仲に限界を感じたときにできる対策

ここでは、夫婦仲がもう限界だと思ったとき、修復のためにできることをお伝えします。ポイントは次のとおりです。

ノートに気持ちを整理

最初にできる対策として、今の自分がどこに限界を感じているのか紙やノートに整理するという方法があります。このアプローチでは、自分の感情や悩み、具体的にどの点に限界を感じているのかを紙に書き出すことです。こうすることで、自分の気持ちを客観的に見つめ直す機会を得ることができます。また、書き出すことで、感情が整理され、問題点が明確になることが多く、その結果、解決策が見えてきたり「限界とまではいえないかな」と思い直すことができることもあります。

今の気持ちを率直に伝える

夫婦仲に限界を感じたときにできる対策の1つは、今の気持ちを率直に伝えることです。これは、自分が感じている不満や悩み、限界だと感じる具体的な点を相手に正直に伝えるということです。ただ、今の気持ちを伝えただけでは、相手がただの批判と受け取ってしまうこともあります。そのため、限界だと感じている原因を解決し、夫婦仲を改善したいということをセットで伝えるようにしてください。

話し合う

限界だと感じてしまうと「離婚で良い」のように判断してしまうことがあります。しかし、そうなる前に軌道修正できるかもしれません。そこで、次の対策として「話し合う」ことを試みます。お互いの気持ちや考えを率直に共有し、問題点にどう対処するかを検討します。また、話し合うことで、限界だと感じる気持ちがこれ以上エスカレートすることを防ぎ、夫婦仲がさらに悪化しないようにできることもあります。

夫婦仲に限界を感じたときの注意点

ここでは、夫婦仲に限界を感じたとき、どのような点に注意すべきかを解説します。

気持ちを落ち着ける

夫婦仲に限界を感じてしまうと、「もう別居でよい」とか「離婚する」と感情の勢いのまま決断してしまうことがあります。そのため、感情を落ち着けるための気分転換やリラックスできる時間を取るようにしてください。このような時間を設けることで、感情的な反応や衝動的な行動を避け、今後、冷静に対応できるということに繋がります。具体的には、散歩、瞑想、趣味の時間、友人との会話など、自分にとって「これならできる」というものを選ぶことが大切です。

自分を許す

自分を許すことも、夫婦仲に限界を感じたときの注意点として挙げられます。人はしばしば、自分が感じる限界に対して罪悪感や自己責任を感じることがあります。例えば「もっと我慢すべきだったかもしれない」といったようにです。しかし、自分が感じる限界はそう感情として感じたのですから、それを認めることが大切です。このように感じる自分を許すことで、自己批判から解放され、自己理解が深まります。そしてそれは、関係改善のための重要なステップとなります。

まとめ

ここでは、夫婦仲に限界を感じると言うことをテーマに解説しました。さまざまな場面で「もう限界だ」と感じてしまうことがあると思いますが、この記事を参考に修復に向けて進めてください。その他、夫婦仲を改善するためのノウハウは専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームからご登録ください。

関連記事

焦る気持ちはあると思いますが、気持ちを整えることから夫婦関係の修復は始めてみてください。さて、関連記事をご紹介します。

夫を監視

夫を見張る
夫を監視しないと、どうしても浮気をしているのではないか?と不安になってしまうと言うことはありませんか。その場合の対処方法について詳しく解説していきます。

参考ページ:旦那さんを監視しないと不安に襲われる

腹立たしい夫に対して


夫に対して怒りが湧いてくるので、自分が罰を与えたいという気持ちになることもあると思います、しかし、そのような事はあなたがする必要はありません。不誠実さは、いずれ自分で自分の首をしめることになるからです。

参考ページ:あなたが罰を与える必要はない?