夫婦で長年、苦楽をともにして信頼関係を築いてきたつもりなのに、それがある日突然、嘘だったのではないか？と思えるときがあります。今回はそのような代表的場面や対応策など、詳しくお伝えします。
信頼関係が嘘だったのかと思える場面
結婚生活を送っていると、夫婦の信頼関係が嘘だったと感じる瞬間があります。そこでここでは、その代表的な場面を取り上げ解説します。
浮気が発覚したとき
浮気が発覚したとき、今までの夫婦で築いてきた信頼関係は嘘だったと感じることがあります。特に、これまで仲が良かった夫婦の場合、その裏切りのインパクトが大きいものです。一瞬にして築き上げてきた信頼が崩れ去るように感じる事もあると思います。浮気は、相手への信頼だけでなく、自分の判断や過去の幸せな思い出まで嘘だった…と感じてしまうものだからです。
参考ページ:夫が浮気をしている19個の兆候。このサインがあれば不貞の可能性？
心ない発言を聞いたとき
心ない発言を聞いたとき、今までの信頼関係は嘘だったんじゃないか？と思ってしまいます。例えば、夫が妻のことを馬鹿にするような発言をした場合、妻は「自分のことをそのように思っていたのか」とショックを受け、信頼関係が崩れ去ったように感じます。このような発言は、相手の人格や価値観、人間性などを否定することになり、信頼を損ないます。
しんどいときに支えてくれない
しんどいときに支えてくれないとき、これまでの信頼関係に疑念をもちやすいです。どのようなケースかというと例えば、妻が病気の時に夫が自分の心配ばかりして「自分のご飯はどうなる？」などと発言があれば、妻は「このような大変なときに、夫は自分のことしか心配していない」と感じ、信頼関係に疑念を感じてしまいます。夫婦カウンセリングをしていても、時々聴く話です。基本的には、お互いを思いやって、病気などの困難な時に支え合うことが大切ですが、それが期待できないとき、信頼関係が崩れるような思いをしてしまいます。
信頼関係が嘘だったと思えたときの対応
もしこれまで築いてきた夫婦の信頼関係が嘘だった…と思えるなら、どのような対応をすれば良いのでしょうか？再び、信頼を築き直すためにできることを伝えします。
気持ちを整理する
信頼関係が嘘だったと思えると、これまで夫婦間でやってきたことに落胆し、深いショックや失望を感じることが多いものです。このような落胆は、判断力や冷静さを失わせます。衝動的に離婚を考えることもあるかもしれません。このような衝動的な行動に出ないよう、冷静さを取り戻すためには、ある程度の時間と休息が必要です。
良い点を見つける
気持ちが整理できてからで良いので、夫婦関係において良い点を見つけるようにしていきましょう。「ここは信頼に足る」という点です。一時的に夫婦関係の問題やマイナス面にばかり焦点があたっているかもしれません。しかし、実際には「良い点がゼロ」ということもないのではないでしょうか？夫婦関係の中に、きっと良い点や前向きな側面が存在します。今は、それが嘘だったのかも知れないと思えるかも知れませんが、全部が全部そうではないはずです。信頼関係が完全に失われているわけではないことを再認識することができれば、再び夫婦関係に対して前向きな気持ちを持てることがあります。
夫婦の関わりを増やす
再び信頼を築くために関わりを深めることは大切です。信頼関係は固定されたものではなく、今後の夫婦の関わり方によって変化し、再び変えていくことができるものです。そのため、コミュニケーションをとり、相手に親切に接し、日常的な会話を増やしたり、相手の悩みや意見に耳を傾けたり、一緒に趣味やアクティビティに取り組んだりすることが大切です。こうした積極的な関わりは、信頼の回復につながります。
体験談『築いてきた信頼関係は虚構だった!?』
ここでは夫婦やりなおし相談室にご相談いただいた方から、夫婦の信頼について体験談を送ってもらいました。ブログ読者さんのお役に立てればという主旨なので、ぜひ参考にしてください。
夫婦関係は良好だと思っていた
私は長い間、夫との関係が良好だと思っていました。夫はいつも優しく、二人の時間を大切にしてくれていたからです。しかし、ある日、夫の不貞が発覚し、私の心はどん底に落ちてしまいました。友人が電話をして、夫が女性といるところを教えてくれたのです。私はショックで「これまで築いてきた信頼関係は何だったんだ」と落ち込みました。しばらくの間、ずっとベッドから起き上がれないほどで、夫との会話もなくなり、夫婦仲は冷めていきました。
動揺が大きいときは決断しない
数週間後、私は夫婦やりなおし相談室に相談しました。離婚すべきかどうか悩んでいましたが、「動揺が大きいときに物事を決めることは、後々後悔につながることがある」とアドバイスしてくれました。それもそうあかもしれないと思い、私はしばらくの間、精神的な健康のために友人と過ごしたりして、心の傷を癒やしていきました。
夫婦関係について考え直す
時間が経つにつれ、私は少しずつ精神が回復してきました。改めて夫婦関係について考えたとき、私はやはりやり直したいと感じました。夫も謝罪してきたので、私たちはやり直すことを決意しました。そして、信頼関係を築き直すためにできることを相談室で計画し、一つずつ取り組んでいったのです。夫婦でのカウンセリング、週末のデート、お互いの日常を共有する時間を設けることで、少しずつ絆を取り戻していきました。
信頼できる点を見つける
夫への不信感は完全にはなくなりませんが、夫が約束を守るようになったり、私の気持ちを考えて行動するようになったりと、信頼できる点を1つずつ見つけることができました。そのため、今までよりも夫に対する見方が肯定的に変わってきたように思います。そして、私の見方が変わることで、夫との関係も前進してきました。良い方向に向っていると思います。
まとめ
今回は夫婦で築き上げてきた信頼は嘘だったのではないか？と思えるときの対応や体験談などを中心にお伝えしました。今は、信頼がなく落ち込みもあるかもしれません。しかし、信頼は固定されたものではなく、今後の行動次第で変えていけるものです。今回の記事を参考に、できることから取り組んでみてください。その他、具体的なノウハウについては専用ニュースレターをご覧ください。
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