この記事のテーマ
夫婦仲が悪いと、家庭内の雰囲気が悪く結果としてストレスを抱えてしまいます。このような状況をどう変えていけば良いのでしょうか?ここでは、ストレスを感じる理由や対処法、体験談などを踏まえて詳しくお伝えします。これ以上、我慢することはできないと不満を抱えているなら、早速お読みください。

この記事でわかること
  1. 夫婦仲の悪さからくるストレスにどう対処する?
  2. 小まめな声かけがもたらすメリット
  3. 体験談で学ぶ、夫婦仲の改善

夫婦仲の悪さによるストレスとは?

夫婦仲の悪さによるストレスとは、夫婦間のコミュニケーションの欠如、価値観の相違、信頼の喪失、頻繁な喧嘩などが原因となって生じる心理的な負担のことです。このようなストレスが長期間続いてしまうと、不安、抑うつ、夜に寝られないなどの形でストレスが表面化することもあります。また、根本的な解決策としては、夫婦仲の悪さを改善することが重要です。
心理的負担についてのイメージ

夫婦仲の悪さでストレスを感じる理由

なぜ夫婦仲我悪いことでストレスを感じてしまうのでしょうか?ここではその理由を取り上げ詳細を解説します。
理由についての図解

安心感が不足する

夫婦仲が悪いことによって、安心感の欠如がおこります。通常、夫婦関係は愛情、信頼、理解に基づく安定したもので、日常のストレスに対処する際の重要な支えとなります。しかし、夫婦仲が悪いと、支えになるどころか、心のよりどころがなく、不安定さや孤独感を感じるようになります。

疲労の増大

夫婦間の頻繁な喧嘩などによって、疲労が増大することがあります。夫婦仲のぎこちなさや衝突は、想像以上に感情的なエネルギーを消費することがあり、一緒の空間にいるだけでも息苦しいなと感じてしまうことが多々生じます。こういったエネルギーを無駄な消費によって、ストレスに繋がります。

相手に対してイライラが続く

相手に対してて、むかつきやイライラが溜まってしまい、ストレスを感じることがあります。これは、夫婦関係の悪さが慢性化して、相手のことを考えるだけで腹立たしさを感じてしまうなどのことから生じます。一定期間、このような状態が続く気と、頭の中が常に相手の問題行動や欠点によって占められてしまい、ストレスとなっていきます。

不仲によるストレスへの対処法

夫婦仲が悪いことによってストレスが生じてしまいます。ここでは、そのストレスにどう対処すれば良いのかについて詳しく解説します。全てを行なう必要はありませんが、できることを1つでも多く取り入れてみてください。

心理学的解説

ストレスを感じる場合は、その要因を探ることが大切です。相手がストレスを感じている場合も同様で、相手の話しに耳を傾けてみてください。話しをしてくれるときは、その話しを共感的に聞いていくことも重要です。
参考:How To Handle Stress in Marriage – Focus on the Family

リラクゼーションタイム

心理的負担が大きいときは、リラクゼーションタイムを取るようにしてください。これは、自分自身を落ち着かせたり、気分転換の時間をとるということです。具体的にする行動は何でもかまいません。昼寝をする、深呼吸、軽い散歩、温かい入浴、好きな音楽を聴く、趣味に没頭するなどが考えられます。大事なのはどのような活動を選ぶとしても、自分が心から気に入っていることに取り組むことです。

原因を探る

自分の気持ちに余裕ができてからでかまいませんが、ストレスの原因を特定するようにしてください。自分が何に対して不満や怒りを感じているのかを明確にすることが必要です。最近の夫婦関係を見直してみたり、長年、言い出せずにいたけれど、本当は不満に思っていることに心当たりはありませんか?これらの要因を突き止めることで、問題の本質を理解できます。
原因について考える姿

パートナーに伝える

原因が特定できたら、それを思い切ってパートナーに伝えることも重要です。率直に自分の気持ちを伝えることで、相手がその問題に気づき、行動を改善する可能性があるからです。相手が無意識に行っている行動がストレスの原因である場合、伝えることで初めて相手がそれを自覚し、修正しようと努めてくれるかもしれません。

体験談『夫婦仲の悪さで、毎日がストレス』

ここでは、夫婦やりなおし相談室にご相談いただいた方から、ブログ読者さんの役に立てればということで体験談を送ってもらいました。紹介させて頂きます。

不満をため込む

私の夫とは性格が合わず、その不一致が原因で私は不満をため込んでしまうことが多かったです。次第にストレスが溜まっていきました。時には夫婦喧嘩に発展することもあり、毎日の生活が息苦しかったです。このまま夫婦関係を続けていくことに自信を失い、離婚も考えましたが、子供の存在が私を悩ませました。

参考ページ:夫に不満をどう伝える?手紙の書き方について詳しく解説

まずは自分のストレス解消から

その後、このままではいけないと思い、私は夫婦やりなおし相談室に相談に行きました。そこで、まずは自分のストレスを解消すること、その後に夫婦関係を改善するための行動をとることを勧められました。この順番が大事ということも聴きました。そこで、私はこのアドバイスを受け、近くの公園を散歩して心を落ち着けることから始めました。
リラックスしている様子

落ち着き始める

時間が経つにつれ、私の気持ちは少しずつ落ち着きを取り戻していきました。これまでストレスフルな生活でしたが、このような小まめな自分のための時間をとることで、こうも見方が違ってくるのかと驚いています。このとき、ほんの少し夫に対しても、余裕のある対応ができてきたかなと実感できるようになりました。

本格的に夫婦仲の改善に取り組む

気持ちがしっかりしてきたら、夫と話し合いをする気持ちが出てきました。そこで、その機会をつくり、夫に改善したいことを伝えようと思ったのです。話し合いでは、お互いの不満を率直に出し合いました。お互い言いたいことを伝えたことで気持ちがスッキリし、その後は建設的な意見を出し合えるようになったと思います。結果として、以前よりも家庭内が落ち着いた場所に変わったと思います。

ストレスが大きいときの注意点

ストレスがどうしても大きい場合は、どうすればいいのでしょうか?夫婦仲を改善することは大切ですが、次の点に注意して進めるようにしてください。

1日を乗り越えることだけ考える

1日を乗り切ることだけ考えることも大切です。明日、明後日、1週間後…と先々を考えるほど、人はストレスが大きくなってしまいます。そのため、過度な未来の心配や不安は避け、今日一日を乗り越えることだけを考えるようにしてください。
今日一日のことだけを考えている様子
また、1日の終わりに小さな成功や達成したと感じることを日記のように記録するなどのことも大事です。こういった小さな事の積み重ねが、大きなストレスに対処する上でカギを握っています。

境界線を引き、距離をとる

どうしても関係が悪いということが続く場合、相手と境界線を引くことも検討してください。つまり「ここまでは一緒にするけれど、これ以上は、夫婦2人では過ごさない」という関わり方の制限を決めるということです。こうすることによってストレスを限定的なものにすることができます。

補足解説

良いときもあれば、悪い時もあるという人間関係は、常に悪い関係のときより、ストレスになることがあります。なぜなら、良くなったり、悪くなったりを繰り返すその不安定さがあるからです。どうしても関係が良くならない場合は、相手と距離をとったり、境界線を引くようにしてください。このようにした方が自分の精神的な健康面でもプラスになることがあります。
参考:Letting Go of a Relationship That Is Stressing You Out

まとめ

ここでは、夫婦仲の悪さから生じるストレスについてお伝えしました。人間関係の悪さはストレスと直結しています。この記事を参考に対応を進めてみてください。また、夫婦仲の改善についての具体的な方法は専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームから無料登録してください。

よくあるご質問

ここでは『夫婦仲が悪いのでストレスになる』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫婦仲が悪くて精神的に限界

【Question】
夫との関係が悪化し、精神的に限界を感じています。ここ数ヶ月、夫とは会話もほとんどなく、相手がピリピリしているのだけが伝わってきます。こうなったキッカケは、感情的な衝突の積み重ねだと思います。この家庭環境で私は心身ともに疲れ果てています。夜も眠れないですし、食欲も減りました。精神的にはもう限界です。どうすればいいでしょうか。

【Answer】
夫婦関係も大切ですが、何より最初は自分の精神的なケアを最優先してください。自分の気持ちにゆとりがある程度なければ、正しく対応することも難しいですよね。ご主人のことは、気持ちに余裕ができてからの対応を検討しましょう。
参考ページ:夫婦仲が限界!修復のためにできる対策や注意点、体験談など解説

夫婦関係が悪くなる時期は?

【Question】
私は結婚してまだ半年の新婚です。夫との生活は良いときは良いのですが、悪い時は悪いという感じです。あまり安定しているとは言えず、最近、将来的に夫婦仲が悪くなることについて心配しています。将来的に私たち夫婦も大きな問題を抱えることになるので?とも思ってしまいます。一般的には、どのような時期に夫婦仲が悪くなるものでしょうか?

【Answer】
夫婦仲が悪くなり安い時期というのは、当然各家庭によって異なります。しかし、大まかな傾向はありますので、それを知っておくことは大切です。なぜなら、事前に知っておくことで予防になるからです。下記のページなど参考にしてください。

参考ページ:夫婦仲は、いつから悪くなる?それを知るメリットや時期などについて解説