夫婦で話し合いをしても、うまくいかないということがあります。それにはいくつか理由があります。例えば、感情的になってしまう、準備不足などです。
実はこういった点を補えば、話し合いが前進することも多いので、もし今、十分な手応えを感じていないのであれば、ぜひこの記事をお読みください。
- 何度話し合っても、話しが前に進まない
- どう進めれば良いか分からない
- 平行線でお互いウンザリしている
夫婦で話し合いがうまくいかない理由
夫婦で話し合いをしても、うまくいくケースも沢山あるのですが、一方で、何度話し合っても全く話しが進展しないケースもあります。このように、うまくいかない理由について詳しくお伝えします。多くの場合、1つ以上、該当するものがあるはずです。
自分が失言してしまう
相手との話し合いの際に、感情的になるあまり、「もう何もかも嫌になった」「どうでもいい」などを口走ってしまうことがあります。しかし、これは、相手からすれば、脅しの発言だととらえるようになり、今後、話し合いにも応じてくれなくなってしまう可能性もあります。
感情的発言が多い
相手を非難する言葉が増えていき、結果として相手も怒り心頭。非難合戦になってしまうということがあります。これだと、お互い不快な思いをしてしまい、話し合いを継続していくことが出来なくなってしまいます。
話し合いで、とことん嫌な思いを相手にさせてしまうと、今後、話し合いの機会を作ることさえ困難になってくるということを忘れないようにしましょう。
相手が話し合いを避ける
こちらは話し合いをしたいと思っているのに、相手が話し合いを避けるということがあります。このようなことがあると、実施すること自体が困難になります。
たとえば「今後の事について話し合いをしたい」とこちらが伝えても、相手は「私から話すことはない」とか「もう言いたいことは言ったので、話し合いをする気はない」などのような返答が返ってくることになります。
参考ページ:夫が話し合いを拒絶!逃げる場合はどうすれば良い?
準備ができてない
話し合いが実施できても、うまくいかない理由として、準備不足という点が挙げられます。そもそも、話し合いは準備なしで臨んでも、良い結果を期待することはできません。ぶっつけ本番では上手くいかないので注意してくださぃ。
自己主張ばかりしてしまう
話し合いというのは、相手の考えや気持ちを聴くということを含んでいます。一方的に自分のことを主張すれば良い訳ではありません。しかし、どちらか一方が自己主張ばかりして、相手の話しを聴かなければ、当然、うまくいかないことになります。
説得しようとする
「相手の考えをとにかく変えたい」という気持ちが強すぎると、多くの場合、説得ばかりしようとしてしまいます。説得されたい人はどこにもいないので、当然、話し合いはうまくいきません。
説得したい気持ちが強すぎる人は「何と言えば相手の心や考えを変えられるか」という事ばかりに注目してしまいます。しかし、万人に通用するそのような言葉は存在しません。そして、そのような発想をしている、自分の話し合いに対しての捉え方をまずは変える必要があります。
話し合いがうまくいかない時の改善ポイント
では、どのような点を改善する事で、話しが前進するのでしょうか?ここでは、改善ポイントについて詳しくお伝えします。今、いきづまっている場合、こちらを参考にしてください。
冷却期間を設ける
とりわけ、話し合いを繰り返しているような場合、夫婦関係が急激に後退していくということすがあります。そこで、一旦距離を置いて気持ちを落ち着かせることを考えてください。
目的を伝える
冒頭でこの話し合いの目的をまず伝えるようにしてください。話し合いが上手くいかない場合、非難合戦に終始したり、本題からそれることも多々あるからです。この話し合いで何を解決したいのか?何について共有したいのか?といったことをまずは明確にしてから、始めるようにしていきましょう。
意見や考えを紙に整理する
お互いの意見や考えを口頭だけで進めるのではなく、ノートなどに整理しながら進めてみてください。ノートをとることで、意外にお互い冷静な意見や考えを伝えられるようになるからです。
参考ページ:夫婦で話し合いした内容を紙に書く!メリットや注意点、記録すべき内容など解説
誰かに話し合いに参加してもらう
話し合いをしても関係が悪化していく場合、一度、誰かに話し合いに参加してもらってください。そうした方が自分達のできていないところや改善点がみつけやすいからです。
専門のカウンセラーやセラピストでもかまいませんし、友人などでそのようにしてくれる方がいれば、お願いしても良いと思います。
進め方を見直す
進め方を見直すことも有効です。例えば、今まで自分が一方的に話をしようとしていないか?相手を否定するような発言が多くなっていないかと言ったことを確認してみてください。言葉遣いや話し合いの進め方は、相手に与える影響が大きいため、これらに注意を払うことが必要です。
体験談『話し合いがうまくいかず、無力さ感じる』
ここでは、夫婦やりなおし相談室のご相談者様の体験談を紹介させていただきます。ブログ読者さんのお役に立てればと寄せてもらったものなので、ぜひ参考にしてください。
夫から突然離婚の話しをされる
夫から突然「離婚を考えている」と言われ、正直、青天のへきれきともいえるようなことが起こりました。まさか自分がこんな状況に置かれるとは夢にも思っていませんでしたので、何を話したのか頭が真っ白で覚えていません。
ただ、夫も私の心境を察したのか「また、別の日に話しをしよう」ということになりました。正直なところ、そういわれても緊張で胸が締め付けられるようで、うまく話を進められる自信が全くなく…。「どうしよう」と不安ばかりが募るばかりでした。
緊張してしまう
そして、その話し合いの日がやってきました。緊張で手が震え、うまく言葉が出てきません。そんな私をよそに、夫は
次々と私に対する批判を浴びせてきました。
もちろん、「えっ?それは違う」と思って反論したい気持ちはありました。しかし、何も言えず、ただ黙って聞いているしかありませんでした。話し合いは全く進展せず、私は無力感で一杯でした。
参考ページ:5分前でもOK!夫婦問題の話し合いで緊張しない方法
話し合いをするコツは?
このままでは何も解決しないと思い、夫婦やりなおし相談室に相談しました。そこでは、話し合いの進め方や準備のコツ、当日の発言内容に至るまで、具体的なアドバイスを受けることができました。
そのアドバイスに従い、自分の気持ちを整理し、次の話し合いに向けてしっかり準備をすることで、少しずつ「これなら大丈夫かも?」という不安が湧いてきました。「準備は大事」と言われていましたが、本当にその通りだと思います。
夫婦でもう一度、向き合う
準備を整え、再び夫と話し合いに臨みました。前回とは違って比較的落ち着いて話すことができました。私も自分の意見をしっかりと伝えられたし、夫の意見にも耳を傾けることができました。まだ、完全な解決には至ってないですが、それでも前回よりも確かな手応えもあり、これを繰り返していけば、なんとかなりそう…と今では思えています。引き続き、夫婦で向き合っていきたいとおもいます。
まとめ
離婚危機を回避できるかどうか?という点では、話し合いがとても重要です。これがうまくいくと、回避できる可能性がウンと高くなるからです。今回の記事を参考に話し合いのあり方、進め方を見直してみてください。また、より具体的なノウハウについては、専用ニュースレターをご確認ください。
よくあるご質問
ここでは『夫婦の話し合いがうまくいかない』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
話に説得力がない
【Question】
結婚して15年です。最近、夫との話し合いで自分の意見をうまく伝えられず、説得力がありません。一方、夫はとても理論的で、話し合いの際には冷静かつ論理的に伝えてきます。しかし、私は自分が追い詰められてしまうので、つい感情的になり、話し合いがうまくいかないです。私としては、もっと自分の意見に説得力を持たせたいのですがどうすれば良いでしょうか?
【Answer】
説得力を持たせることができくるかどうかは、ほぼ準備で決まります。準備して臨むと、それだけ伝えられることも整理できますし、自分の中で自信を持って話をする事ができるようになります。なので、まずは、準備して臨むということを意識してみてください。
参考ページ:夫婦の話し合いで、説得力を高める方法!メリットや体験談などお伝えします
話し合いでNGになることは何?
【Question】
夫とは10年以上一緒に暮らしています。最近、夫婦間の話し合いがうまくいかず、何度も同じことでぶつかることが増えてきました。言い合いになることも多く、結果的に解決策を見つけられないまま終わってしまいます。
話し合いをする際に「これだけはやってはいけない」ということはありますか?うまくいかないことの原因は、もしかしたら自分にあるのではないか?と思ってしまうのですが。
【Answer】
してはいけないことというのは、複数あると思います。例えば、批判は、ついやりがちですが、それで人が変わる事はないので、NGだといえます。その他、注意すべき点はいろいろあるので、下記の記事をさんこうにしてください。