夫からさまざまな暴言を言われて、疲れてしまうことはありませんか?一度や二度ならともかく、頻繁に否定的なことを言われると、精神的なダメージも大きくなり、疲労が蓄積されていきます。

そこで今回は、夫からの暴言で疲れてしまう理由や対処方法、注意点などについて詳しく解説します。

夫の暴言で疲れる理由

夫からの暴言で疲れてしまう理由は、心理的および感情的な側面に多く関連しています。具体的にどのようなものがあるのか、下記に理由を挙げて解説します。

理由についての図解 width=

感情的ダメージ

感情的ダメージを受けることは、疲れる理由の1つです。これは、夫からの暴言によって受ける精神的な傷のことです。夫が否定的な言葉や批判をすることによって、自己価値感や自尊心が損なわれダメージを受けてしまいます。特に、頻繁にこのような否定的な言葉を聞くと気持ちが暗くなり、時には言われた暴言を忘れられなくなります。

参考ページ:夫に言われた暴言が忘れられない!気持ちを切り替えるには?

将来の不安

夫の暴言で疲れてしまう理由に「将来への不安」が挙げられます。これは、夫から継続的に暴言や否定的な発言をされることで、将来もこのまま結婚生活を続けることが可能なのだろうか?と思ってしまうということを指します。頻繁に夫から暴言を受けることで、安心して生活できる環境が奪割れるのではないかという気持ちになってしまいます。このように、夫の暴言は、将来に対する希望を損なうことにつながります。

孤立感

孤立感を感じてしまうことも、疲れてしまう理由です。通常、夫婦関係では、お互いに支え合い、共感し合うことを期待してしまいます。しかし、正反対に相手から暴言を言われてしまうと、そのような希望が失われ、自分には支えてくれる人が居ないという孤独感が大きくなります。「夫婦なのに、全く仲が良くない」と感じることで孤立しているような感覚を生み出し、結果として疲労します。

夫から暴言を言われ、疲れたときの対処法

ここでは、夫の暴言で疲れてしまったときの対処方法について解説します。できる事から1つずつ取り組んでください。
対策についての図解

1人で静かに過ごせる場所を確保

夫の暴言で疲れたときの対処法として、1人で静かに過ごせる場所の確保が挙げられます。これは、夫からあれこれ文句を言われず、1人で気持ちを落ち着かせることができる場所のことです。例えば、自宅の中のどこかの部屋でそれが確保できる事もあれば、近所の公園ということもあるかもしれません。どちらにしても、暴言にさらされることなく、1人で落ち着いて時間を過ごせる場所を確保し、疲労が大きいときにはそこに避難します。

疲労の回復

疲労の回復は、夫の暴言にさらされているとき、非常に重要な対応です。具体的には、質の高い睡眠を確保すること、栄養バランスの取れた食事を心がけること、リラクゼーション技法(瞑想、深呼吸、ヨガなど)を実践するなどのことが挙げられます。また、趣味や楽しい活動に時間を割くことも忘れないでください。こういったアクティビティにより心の負担を軽減させ、ポジティブな感情を感じる時間をとることが重要です。

暴言を控えるよう伝える

一筋縄ではいかないかもしれませんが、夫の暴言を控えるよう伝え、環境を改善していくための取り組みが重要です。ただし、これは直ぐに解決できるようなことではないことも多いため、ある程度、時間をかけ、計画的に進めるようにしてください。どのような手順で進めるのかはケースバイケースですが、正面からぶつかるだけでは、余計事態が悪化してしまうこともあります。また、メッセージを伝えるときには、「Iメッセージ」を用いること(例えば、「あなたがそう言うと、私は傷つく」と伝える)が有効で、これにより相手が防御的になるのを避けることができます。

体験談『夫の暴言で疲れ果て、ウンザリする』

ここでは体験談を紹介します。夫の暴言に疲れている場合、問題解決の参考になれば幸いです。

夫との時間が苦痛

毎日が試練でした。夫からの暴言に晒され、心は日々疲れていきました。夫との時間が苦痛で、笑顔を忘れていったように思います。でも、ある日、私はこのままの結婚生活を生涯送るということは到底考えられませんでした。なので、何か行動を起こさないとと思い、変わる決心をしました。
苦痛を感じている姿

相談が第一歩

夫婦やりなおし相談室への相談が、その第一歩でした。いろいろなことをお聞きしましたが「まずは、自分自身の心を大切にするため、避難場所、安心して過ごせる場所確保する」ということから、始めました。自分だけの安息の場所、例えば公園や夫があまり入らない部屋などいくつかの場所を見つけ、それを私の避難所と呼ぶようにしたのです。

暴言が減る

少し離れて過ごす時間が増え、夫からの暴言を受ける機会が減りました!心に少しずつ余裕が生まれ、その余裕が次第に環境を変えていきたいという勇気に変わりました。

繰り返し話し合い

思い切って私は話し合いの提案をして、夫と対峙しました。夫は暴言が多いのは私のせいだと言っていましたが、私たちは何度も話し合い最終的には「これからは気をつける」と言ってくれるようになりました。私が自分のために確保した1人の時間があったからこそ、忍耐強く話し合いを続けられたと思います。

参考ページ:夫婦の話し合いで、してはいけないこととは?NGとなる発言や態度など解説

暴言を言われ、疲れた時の注意点

ここでは、夫の暴言で疲れてしまったときの注意点をお伝えします。これらの点を守って対応を進めてください。

注意点についての図解

自分を責めない

夫の暴言が自分のせいと感じることは避けましょう。どういう経緯があったとしても、夫が暴言を言うことは、夫の選択です。誰かに「暴言を言うように」と命じられて行動に移している訳ではありません。ですので「自分が悪いのではないか」などのように思う必要は全くないです。

自己ケアを軸に進める

夫の暴言をやめるように働きかけることも大事ですが、運動、趣味、瞑想など、自分自身を大切にする活動を軸に進めるようにしてください。そこが著しく崩れてしまうと、次第に何も行動できなくなってしまうからです。精神的な回復が最重要なんだと思って、優先順位を間違いないように気をつけてください。

まとめ

今回は夫の暴言で疲れてしまったときの対応や注意点などお伝えしました。毎日のように暴言にさらされると、次第に精神疲労を感じてしまいます。今回の内容を参考に対応を進めてください。また、問題解決のためには、情報を毎日受け取ることも大切です。そこで、専用ニュースレターを用意していますので、下記のフォームよりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫の暴言で疲れた』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

長時間一緒なので疲労する

【Question】
夫婦で過ごす時間が長く、とても疲れています。性格があわないのでしょうか?夫との関係が悪いわけではありませんが、一緒にいる時間が多いと、息が詰まるように感じます。しかし、こんなことは夫に伝えれません。お互いにリフレッシュできる方法が見つかれば良いのですが。

【Answer】
夫婦の性格や相性などによって、ずっと長時間一緒にいると疲れてしまうということはありえます。ただ、時間の過ごし方を工夫したりすれば、それなりに上手くやっていくこともできます。例えば「週末は一緒に過ごすけれど、平日はそれぞれの生活を大切にする」などのようにです。詳しくは下記のページも参考にしてください。

参考ページ:夫婦でずっと一緒は疲れる!対処方法や注意点などについて解説

家庭内別居なので息が詰まる

【Question】
家庭内別居状態が続き、息が詰まるように感じています。夫との会話がほとんどなく、家の中でお互いに無視し合う状態が続いています。もう1年近くこのような生活ですが、もういい加減、疲れてしまいました。離婚するしかないでしょうか?

【Answer】
1年も家庭内別居が続けば、疲労も大きいですよね。しかし、まだできることはあるのではないかと思います。正攻法としては率直にこのことについて話し合うことができますが、他にも方法はあるので、まずは状況を整理して進めていきましょう。ご主人との関係が今、どうなっているのか?ということによって、できることは異なるからです。そのため、最初にまずは整理をして、その後、対策を立てていくことになります。

参考ページ:家庭内別居で疲れた!その理由や疲労を癒やす方法など解説

悲観的な夫と一緒にいると辛い

【Question】
夫がいつも悲観的で、一緒にいるのが辛いです。何を話してもネガティブな反応が返ってきて、気分が重くなります。このままでは自分もどんどん気持ちが沈んでしまったり、性格が暗くなりそうです。どうすれば、このような夫とうまくやっていけるでしょうか?

【Answer】
ご主人がネガティブだと、自分の気持ちも暗くなりがちですよね。ただ、ご主人の性格は変えられないです。なので、その欠点や問題点はある程度、受け入れることも必要です。このようにご主人の事は変えることができませんが、夫婦関係は変えていくことができます。なので、その点にスポットライトをあててみてください。例えば「夫は相変わらずネガティブだけど、会話の話題を楽しいものにする」ということはできる範疇のことです。

参考ページ:夫がネガティブで疲れる!疲労回復のためにできる事や対処法など解説