夫婦間のすれ違いは、長年の結婚生活や日々のストレスなどが原因で起こりえます。そして、それが続くと夫婦間に距離を感じたり、冷めた気持ちにつながります

そこで、夫婦がすれ違いで冷めた場合の兆候や取り組むべきことなどについて解説します。

夫婦がすれ違いから冷めた関係に陥る兆候

夫婦がすれ違いを感じて、冷めていくにはいくつかの兆候があります。そこでここでは、その項目を取り上げ解説します。
兆候についての図解

コミュニケーションの減少

夫婦関係のコミュニケーションが減っていくことは、冷めていく要因の1つになります。特に仕事や子育てなどでお互いが忙しく、すれ違いの生活が出てくるとそうなりやすいです。すれ違いは、コミュニケーション不足を招く最初の兆候になりやすいです。

タイミングの不一致

お互いに忙しく一緒に食事をとれる機会が減ったり、休日が異なったりすることによって、すれ違いを生じさせます。そして、そのすれ違いが先ほどのコミュニケーション不足などを招き、冷めた気持ちにつながります。

夫婦生活の減少

体調やストレス、生活時間のすれ違いから、夫婦生活が減少してしまうことは冷める要因の1つになります。例えば、夫が深夜の仕事が多くなることや、相手が夫婦生活を希望していても、もう一方はその気がなかったりしてタイミングが合わないなどのことがあります。

夫婦のすれ違いから冷めた気持ちを感じたら、最初に試すこと

もし夫婦がすれ違いから冷めた気持ちを感じたら、最初に試してみることがあります。その1つはこれまでの経緯の整理です。
経緯を整理することについての図解
経緯を整理することによって自分が今後、相手に対してどうアプローチすれば良いのかということが明確になってくるからです。たとえば、次の項目を整理してみてください。

結婚生活で情熱のある時期の出来事

自分たち夫婦がお互い相手のことを思いやったり、親切な対応をしていたときの時期を確認していきます。そして、そのときはどのような生活スタイルだったのかを思い出せる限り記述していきます。

現在の生活スタイル

今は夫婦でどのような生活スタイルをしているのかを書き出します。そして、情熱のある時期との違いに何か気づくことができるかもしれません。その気づきは今後、相手にどうアプローチすべきかのヒントになることがあります。

夫婦のすれ違いから冷めた関係を立て直す方法

ここでは、すれ違いから夫婦関係が冷めてしまった場合、どう立て直せば良いのかと言うことについて解説します。

共有時間の確保

すれ違いから夫婦関係が冷めてしまっている場合は、まずは1つでも良いので共有時間を確保するようにしていきます。例えば、朝食だけは一緒にとる、一日一回はLINEでメッセージのやりとりをするなど自分たち夫婦で無理のない共有時間を決めるようにしてください。また、そのためには、一度話し合いの機会をとる必要があるかも知れません。

忙しさを減らす

共有時間を確保しようとしても、お互いが忙しいままですれ違いが生じるのであれば、その忙しさを減らすための方法を講じる必要があります。例えば「家事の代行を頼んで、少しでも夫婦で過ごせる時間を増やす」ということができるかもしれません。

月に1回のイベントを決める

もし、忙しさを減らすための方法をとることができない、日常生活の中で共有時間を確保できないと言う場合は、月に1回(あいるは3ヶ月に1回など)の一緒にとり組むイベントを決めていきます。それ以外の時間はすれ違いであったとしても「この日だけは一緒に過ごす」ということを決めてみてください。

LINEやメールを利用

すれ違い生活をすぐに変えることが難しい場合も多々あると思います。その場合は、メールやLINEをフルに活用することです。そうすることによって、いくらかでもすれ違いで生じるリスクを減らすことができます。そして、LINEやメールをするときには自己開示を意識するようにしてください。LINEやメールは自分の気持ちや考えをオープンにやすいというメリットがあるからです。そして、自己開示は夫婦間の心理的距離を縮めてくれます。

実際、オープン大学のAdam N Joinson氏によると、メールの方が自己開示が高いということ指摘しています。

出典先の画像
出典: Self-disclosure in computer-mediated communication

体験談『すれ違いが原因で冷めた夫婦の復活法』

結婚生活にすれ違いが生じた夫婦がどのようにその状況を乗り越えたのか?という体験談をブログ読者の方のために送っていただいたので、紹介しておきます。

キッカケは仕事

夫婦関係が冷めてきたのではないか?と思った最初のキッカケは数日顔をあわせてなくても平気だったことです。お互い仕事をしており、1週間のの内何日か顔をあわせないということもありました。それでも「お互い目標に向けて頑張ってるんだから」と言い聞かせていて、そのことを直視せずにここまできました。

しかし「ここ数日、顔を見てないな」とはっきり気づくまで相手のことを気にもとめていなかった自分に衝撃を受け「私達は夫婦として冷めているのではないか」と思ったのです。

キッカケについての図解

唯一の会話はLINE

これではまずい…と思い、私はLINEやメールだけでも声をかけるようにしようと思いました。すぐに生活自体を変えることは難しいですし、LINEやメールで相手に話しをするだけであれば、すぐに行動に移せると思ったからです。

最初は、LINEを送っても既読スルーされることがほとんどでした。返答さえなかったです。そこで、専門家である後藤さんに相談しました。どうすれば相手が返答をしてくれるのか?ということを尋ねたのです。そこで、いろいろメールやLINEで注意すべき点や返答が返ってきやすい方法、LINEやメールを送る上でのマインドなどを教えてもらったのです。

LINEやメールが鍵

たくさんのノウハウを学んだのですが、一番印象に残っているのは「LINE・メールだからこその優位な点として気持ちをオープンにしやすい」という点です。自分の内面は、高等での会話よりもオープンにしやすいです。そこで、LINEに少しずつ自分の気持ちをオープンにするということを意識するようにしました。

LINEやメールのやりとりをしている図

日常生活での当たりが柔らかくなる

この内面をオープンにするということを続けると、次第に夫からの返答も返ってくるようになったのです。そこでは、夫もすれ違いの生活になっていることをよく思っていないことなど、いろいろ夫の考えや気持ちを知ることができました。まだ、日常生活ではすれ違い生活は続いているものの、それでもLINEやメールでここまで関係性を元に戻すことができたことは本当に感激です。

夫婦のすれ違いを防ぐために必要なポイント

ここでは、すれ違いで夫婦関係が冷めていく場合、できることのポイントをつたえていきます。

客観視する

すれ違いというのは自分たちが気づかないうちにそうなっているということが多々あります。そこで、自分たちの生活を客観視するという機会を持つようにしてください。客観視することによって、どこをどう変えれば良いのかということがわかります。

相手がどう感じているかを確認する

自分はすれ違い生活であることを心配していても、相手が同じように問題視しているかどうかは異なります。自分よりも深刻だと受けとめていることもあれば、そこまで気にしていないということもあります。そういった温度も、今後の夫婦関係を修復する際に考慮しなければいけないようそのため、相手に現状のすれ違い生活をどう感じているのかを聴いてみてください。

まとめ

今回はすれ違いから、夫婦が冷めていくことについて解説しました。その他、具体的な対策方法については夫婦関係修復ニュースレターで公開しています。今なら無料購読できますので、下記のフオームからご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫婦がすれ違いで冷めた』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

どの程度の期間をおくべき?

【Question】
夫婦のすれ違いで冷めたと感じた場合、どの程度の期間を置いてから対処するべきでしょうか?しばらく放置しておこうかとも思っていますが。

【Answer】
夫婦のすれ違いが既に生じている場合、期間をおくことには特に意味がないことが多いです。そのため、できる限り早い段階で対処することが大切です。長期間放置すると、問題が大きくなっていくことが多いので注意してください。

すれ違いを防ぐにはどうすべき?

【Question】
夫婦間のすれ違いを防ぐにはどうすればよいですか?

【Answer】
早めに共有時間を確保する事が大切です。「忙しくてすれ違いだけれど、朝食だけは一緒にとることを守ろう」というように決めていきます。夫婦関係を修復する際には、コミュニケーションは大切ですが、まずはその機会をつくることが大切です。

旦那が冷めたときの典型的な行動は?

【Question】
旦那がもし夫婦関係に冷めてしまったら、どのような行動をとることが多いでしょうか?

【Answer】
代表的な行動パターンとしては、夫婦で一緒に過ごす時間が減ったり、互いの行動に無関心になったりすることが多いです。また、家に長いせず、外出することが増えたり、仕事の時間が長くなっていたりすることがあります。状況が悪化すると夫婦喧嘩の増加などがあります。

妻が夫婦関係に冷めた時の行動

【Question】
妻が冷めてしまった場合、どのような行動が見られるでしょうか。

【Answer】
さまざまな行動変化が出てきますので、一概には言えません。代表的なものとしては、感情表現が減少したり、スキンシップを嫌うなどのことが起こります。無関心な態度や素っ気ない態度が目立つようになり、コミュニケーションが減っていく傾向があります。

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